「廃炉」…未踏の世界へ 福島第1原発、デブリ取り出し方法検討 via 福島民友

東京電力は今年、福島第1原発1~3号機の原子炉内に調査用ロボットを投入する。事故で溶け落ちた核燃料(デブリ)の状態や位置などを調べる狙いで、初めてデブリが撮影される可能性がある。政府や東電は6月までに、内部調査で得られた情報などを基に、最難関となるデブリの取り出し方針を決める。廃炉作業は、未踏の世界へ深く分け入る局面にある。

号機ごとのデブリの取り出し方針を決めるためには、原子炉内の情報をできるだけ多く集めて詳しく分析する必要があり、ロボット調査の成否が鍵を握る。

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デブリ取り出しを巡っては、原子炉上部まで水を張る冠水工法、デブリがある原子炉底部だけに水を張る気中工法などを、デブリのある場所に応じて組み合わせることが検討されている。取り出し方針の決定で、戦略の立案や技術開発が加速するとみられる。

ただ廃炉作業の進み具合は順調とは言い難い。3号機使用済み核燃料プールからの燃料取り出しは、原子炉建屋上部の放射線量が下がらないため、目標としていた2017年度中の取り出し開始が遅れる見通し。2号機は早ければ昨秋開始予定だった原子炉建屋上部の解体が始まっていない。

汚染水対策では、建屋地下への地下水流入を抑制するため、井戸から汚染地下水をくみ上げ、浄化後に港湾内に放出する「サブドレン計画」の一日も早い機能強化などが求められている。1~4号機建屋周囲の地盤を凍らせる「凍土遮水壁」は、いまだ明確な効果が示されていない。

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