続・永久氷河の底に眠る秘密は地球温暖化によって溶け出すのか? via リアルライブ

先ごろ、コロラド大などを中心として行われたグリーンランド調査活動の結果が発表され、地球温暖化の影響によって同地の氷河が溶け出したため、米軍が氷床 内部に建設し、半世紀前に放棄した観測基地「キャンプ・センチュリー」の一部が表面へ露出、放射性廃棄物を含む有害物質による汚染が懸念されるとのニュー スが報じられた。もちろん、このニュースに接した反核反原発あるいは環境保護活動家は大騒ぎしたが、それとは別に未確認飛行物体マニアも大いに注目したの である。

(略)

米政府が開示した当時の極秘文書などによると、キャンプ・センチュリーは米軍が立案したプロジェクト・アイスワームの一環として設置された前哨 基地で、計画が順調に進展すれば永久氷河の内部に全長4000キロものトンネル網を構築し、仮想敵国の偵察をほぼ完全に回避できる核ミサイル発射基地とな る予定だった。しかし、永久氷河の内部といえども緩やかな氷の流れがあり、トンネルには大きな圧力が加わった。運用開始まもなく原子炉建屋の屋根が崩落 し、わずか数年で基地は撤去されたのである。

ただ、撤去されたと言っても基地に運び込まれた装備品の多くや廃棄物などは残置されてお り、当初は永久氷河に飲み込まれて封印状態となるであろうと予測、あるいは期待されていた。ところが、近年の気候変動によって氷床の一部が溶解し、残置物 が表面へ露出する事による、環境汚染が懸念され始めたのだ。

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