県民健康調査記者会見文字起こし via みんな楽しくhappyがいい

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朝日新聞:
そうすると、今の確認ですけど、質問とか要請文は4月12日ぐらいに出ているんですけど、もう1ヶ月以上経ってますかね。
実際に手術を受けられた患者の家族で、非常に親も不安に思っている保護者の方々です。
これを、このままやっぱり、いつ頃回答されるか、それとももう放置されるんですか?

星北斗座長:
あのー、私共の検討委員会として対応が必要なもの、あるいはそのその我々のタイ、ま、えー、議論の対象にすべきことから逸脱している範囲のものも倉等程度含まれているという私の、私自身の認識もありますので、その辺りの整理をしないとこれに個別に答えるわけにはいきませんし、私が職権で答えるということでも”ない”ものが含まれておりますので、そこについてはお答えできないことになりますが、我々が今やっている議論の中で必要な情報としていただいたものについては、考え方としてそういうお考えをお持ちの方もいらっしゃるということも共有したいということでございます。
[…]
朝日新聞:
いや、私がお伺いしたのは、この2年の間に。
今まで「甲状腺がんは成長が遅い」とかこれまで言っていることとは違ったものが出ているということとか、それから5歳以下というのも出てきたし、ということについて放射線との関係とか、先生の個人のご見解ではどういう評価をされるんですか?

清水一雄医師:
放射線の影響でこうなったとは、僕は、…わかりません!それは。
ただ、あの、大人よりも子供さんの甲状腺癌の進行の方が早いです。
それを、あの、踏まえて、あのー、この間に見つかったんだというふうに思います。

朝日新聞:
あと一点だけです。
まさに清水先生が先ほどの検討委員会でおっしゃったことですけど、「これからもどんどん増えていくだろう」と。
手術が必要な甲状腺癌が、

清水一雄:
どんどん増えていくというのは放射線の影響かどうかはわからない
朝日新聞:
それはそうです、当然そうです。
県立医大で、福島県立医大だけで対応できないんじゃないか。
全国でもう少し手術ができるようなところとか、それからデータ情報の交換とかそういうところをおっしゃいましたけれども、それをこの検討委員会で言っても、本来ここには北島さんが、環境省からきてこうやっておられるので回答を求めたいぐらいですけど。
県も、それから検討委員会も当事者能力はないと思うんです、そういうことに。
本来は国がやらなければいけないことですから。

清水一雄医師:(大きく頷く)

朝日新聞:そういうことについては国に対して提案していこうとか、考えはありますか?

清水一雄医師:
あのー、先ほど申し上げたことは非常に大事なことで、県立医大だけで将来対応できなくなってくるはずですね。
というのは、すでに県外に転出している人を50%、何%かわかりませんけれど、これからももっと増えてくるわけですね。
そういう方々が北海道とか九州から、あるいは外国で診断された時に、やっぱりこちらに帰ってきて手術を受けるというのは非常に不合理である。
なので、せっかく103施設、今管理施設があるわけです。
その中には専門医がいてしっかりとした手術ができる施設がたくさんあります。
そういうところでも受けられて、しかもそのデータは福島県立医大にちゃんと報告するという形で、
やっぱりお互い協力しあって、って言いますか、やっていかないと、なかなか対応できなくなってくるというふうに思いますので、ぜひこれは環境省にお願いしたいというふうに思います。
***
そういえば1巡目の検査の時には
「スクリーニングによって大人になってから甲状腺がんになる人を先に見つけてしまっている」って言っていた。
最近では、
「事故当時5歳以下から甲状腺がんは出ていない」ということも原発事故の影響じゃないことの言い訳にしてたっけ…

もっと読み、ビデオを観る。

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