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「空襲も原発も…どうしてここばっかり」 国策と大熊町 via 朝日新聞

しんとしたカラー映像に、米軍機が飛行場の敷地にある建物や、周辺の民家に機銃掃射する場面が続く。飛行機を格納していたと見られる建物にロケット弾が撃ち込まれ、大破した場面で2分9秒の映像は終わる。

標的は、いまの福島県大熊町沿岸部にあった磐城飛行場とされる。大分県宇佐市で戦争記録を調べている「豊の国宇佐市塾」が米国立公文書館から入手して特定し、「事実を目で見て、考えてほしい」と今春公開した映像だ。

跡地にはいま、東京電力福島第一原発がある。原発事故までそばで暮らしていた鈴木昭友さん(85)と妻モトさん(86)、息子の久友さん(63)は今年7月、避難先の郡山市で、食い入るように映像を見つめた。

(略)

「どうしてここばっかり、つぎからつぎに。空襲も原発も。息つく暇がないね」。空襲の映像を見終わったモトさんはため息をつき、皮肉っぽく笑った。

飛行場の跡地で稼働した第一原発は、2011年3月の原発事故まで関東に電気を送り続けた。原発事故で一家は50キロ以上離れた郡山まで逃げのびた。大熊の自宅周辺にはやがて、除染で出た廃棄物を管理する中間貯蔵施設が建つ。

綿々とつながる国策の源流にあの日の空襲がある。映像は残り、新たな記憶をつむいでいく。

(空襲の動画の一部は朝日新聞デジタル《http://t.asahi.com/i8iq別ウインドウで開きます》で8月20日まで公開しています)

全文は「空襲も原発も…どうしてここばっかり」 国策と大熊町

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