再処理工場さらに25の機器故障が判明 via NHK News Web

青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場で、今月、落雷とともに高レベル放射性廃棄物の廃液の漏れなどを監視する機器4つが相次いで故障したトラブルで、事業者の日本原燃が調べた結果、ほかにも25の機器が故障して停止していたことが分かりました。
青森県六ヶ所村にある使用済み核燃料の再処理工場では今月2日、「分離建屋」と呼ばれる施設で、高レベル放射性廃棄物の廃液の漏れなどを監視する機器4つが相次いで停止しました。
これらの機器は2日後にようやく復旧し、日本原燃では、当時は発達した雷雲がかかっていたことから、落雷が原因で故障したとみて、ほかにトラブルがないか調べていました。
その結果、このほかにも、ウランを濃縮する際に使う蒸気の温度を測る機器や、使用済み核燃料を溶かす設備の放射線量を測定する機器など、25の機器が故障して停止していたことが分かりました。
このうち23の機器は現在も復旧しておらず、この中には安全上重要な11の機器も含まれているほか、代わりに測定する予備の機器がないものもあるということです。
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