福井・高浜原発:「合格」 「地元同意」難航か 30キロ圏内の京都と滋賀、関与求め via 毎日新聞

 関西電力高浜原発3、4号機(福井県高浜町)の安全対策が正式に「合格」となり、再稼働に向けて最大の焦点は「地元同意」に移る。福井県は、工事 計画などの認可や高浜町の意向確認といった環境が整った後に手続きに入る。事故対策が必要な30キロ圏にかかる京都、滋賀両府県も関与を求めており、円滑 に進むとは限らない。

京都府の山田啓二知事は12日、関電や原子力規制委員会に「丁寧な説明を」と求めた。府は1月、関電と新しい安全協定の締結で基本合意したが、新 増設時や事故後の再稼働を想定したもので今回は対象外だ。協定案には、安全に対する意見表明権と関電の説明義務が盛り込まれ、30キロ圏の7市町には情報 を提供する。福井県側の30キロ圏内市町より関電の説明義務が強くなる場合もある。

だが、京都府が当初求めた「同意権」は規定にない。関電は過去の経緯から立地自治体との関係を重視。舞鶴市の一部が事故時に即時避難が必要な5キロ圏で、府は「立地自治体並み」と主張したが、後退した形になった。

滋賀県の三日月大造知事は「安全協定なき再稼働はあり得ない」と述べ、高浜原発に関する協定締結を改めて関電に求めた。ただ、「同意権」を巡って は関電の出方を待つ考えを示すにとどまった。今後は京都の協定案が参考となる可能性があり、「卒原発」を掲げた嘉田由紀子前知事は「三日月氏は公約通り、 立地自治体並みの協定を求めるべきだ」とくぎを刺した。

続きは福井・高浜原発:「合格」 「地元同意」難航か 30キロ圏内の京都と滋賀、関与求め

This entry was posted in *日本語 and tagged , , , . Bookmark the permalink.

Leave a Reply