JCO臨界事故を語り継ぐ 15周年、茨城・東海村の集会に350人 via msn.産経ニュース

 平成11年に作業員2人が死亡し、住民ら600人以上が被曝(ひばく)した東海村の核燃料加工会社「ジェー・シー・オー」(JCO)の臨界事故か ら丸15年となるのを前に、同村で28日、事故の教訓や原子力の安全性について考える集会が開かれ、村民ら約350人が参加した。

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この日は、前東海村長の村上達也さん(71)や語り継ぐ会の大泉恵子さん(75)らが登壇し、事故を振り返るとともに福島第1原発事故を踏まえた原子力行政の現状などについて意見を交わした。

村上さんは「JCO事故は、当該組織だけでなく、原子力業界全体の構造や安全神話が背景にあった」と説明、「原因究明がされないままでは、福島第1原発事故のような事故が再び起こる可能性もある」と指摘した。

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