福島市の清水中は本年度、放射線の正しい知識を身に付けて適切に判断し、地域復興に貢献できる人材育成を目的とした「放射線教育推進校」として、生徒たちが放射線について学んでいる。市教委は19日、同校で授業研究会を開き、市内の教育関係者が同校の取り組みに理解を深めた。
同校は東京電力福島第1原発事故が発生した2011(平成23)年から学校の教育テーマとして、学級活動などの時間を活用し、放射線学習に取り組んでいる。生徒らは、放射線の基礎知識を学んだり、校舎や校庭の空間放射線量を測定している。また、活動の成果を全国生徒会サミットで発表している。
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3年生は放射線教育で学んだことを踏まえ、地域復興に向けての方策を話し合った。「県外で産品のPRイベント開催」や「放射能検定の実施」で風評被害払拭(ふっしょく)につなげるなど、多様な意見が出された。また、震災報道の新聞記事を読んだ感想を発表し、災害時に取るべき行動を考えた。
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いまでも放射線が健康に与える害には「しき値なし」が定説なのに、中学生に施されているこの学習は「安全神話」の延長線に他ならないように思えます。大人、ましてや教育者の狡猾さに恥ずかしさと情けなさを覚えます。たぶん、先生方にも言論の自由は認められていないのでしょう。