島根原発が立地する松江市だからこそ、「福島」のことを考えませんか――。松江市在住のシンガー・ソングライター浜田真理子さん(49)が昨年に引き続き、26日から講座「スクールMARIKO」を開く。
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「福島を知れば知るほど、松江を思わずにいられない」と浜田さん。仕事や交付金という形で、社会に原発が根付いていることを改めて実感したという。スクールがきっかけで、被災者と会う機会が増えた。忘れられないのは、津波被害に遭い、松江に避難した年配の男性と話した時のこと。「松江の人は優しい。釣りもできていいけど、東北弁がしゃべりてぇ」。被災者が失ったものの大きさに、頭を殴られたような気がした。
「あまりの何もしてあげられなさに、始める前よりもっと、途方に暮れた」
それでも、できることは何か。「応援する者同士、つながりを広げていきたい。みんなで迷い続けていきたい」と思っている。
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