桑折町は本年度から、町役場桑島分庁舎に食品の非破壊式放射能測定装置を導入、測定を開始した。食品を細かく切り刻む必要があったこれまでの検査機器と比べ、食品をそのままの形でより短時間に測定できる。高橋宣博町長が3日、同分庁舎を訪れ、検査を視察した。
これまでの破壊式検査機器は、測定に約15分要したが、非破壊式は5分で済み、約20分で測定結果を知ることができる。縦横30センチ、高さ20センチまで測定可能。測定下限値は1キロ当たり20ベクレル。食品は水洗いして、700グラム以上持ち込む。測定は無料。事前に予約が必要。
視察した高橋町長は「春本番を迎え、山菜などの持ち込みがあると思う。特徴をよく理解して活用してもらいたい」と話した。
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