Daily Archives: 2014/03/18

福島第一原発のALPSでトラブル、全系統で処理停止 via TBS News

福島第一原発で、増え続けている汚染水から放射性物質を取り除く多核種除去設備=ALPS(アルプス)の一部で、汚染水を浄化できていない異常がわかり、東京電力は18日、全てのALPSで処理を停止しました。 東京電力によりますと、3系統あるALPSのうち1系統の出口で17日に採取した水を調べたところ、ベータ線を出す放射性物質が通常は1リットル当たり 数百ベクレル程度のところ数千万ベクレル程度と高濃度で、ほとんど処理ができていないことがわかりました。東京電力はトラブルの原因を調べるとともに、念 のため他の2系統も18日の午後に停止し、処理能力の確認を行っています。 続きは福島第一原発のALPSでトラブル、全系統で処理停止

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作業員が汚染水浴びる事故も…福島の過酷な労働状況を米紙が告発 東電は「回答する立場にない」via NewSphere

「フクシマでマンパワーの危機」-。ニューヨーク・タイムズ紙(NYT)は、16日付で福島第一原子力発電所の現場作業の実態を伝えるルポを掲載した。記事は、下請け、孫請けと何層にも複雑化している雇用形態や、素人同然ともいうべき作業員の質などを問題視し、東京電力や国の「無責任体質」を暴いている。 【フクシマで働くのは未経験の失業者やホームレス】 東日本大震災から3年が過ぎた今、福島第一原発には、経験豊富な作業員はほとんど残っていないという。過酷な労働環境に耐えかねて辞めたり、年間被曝線量が上限に達したためだ。 労働環境の悪化、賃金の低下から人が集まらなくなり、現場を取り仕切る請負業者は人員確保に四苦八苦しているという。募集要項には「社会常識と会話能力が必要です」程度のことしか書かれておらず、元作業員の証言でも経歴は不問だったという。 そのため、作業員の多くは失業者やホームレスなどで、二次災害の発生が懸念されると同紙は報じる。実際、汚染水の貯水タンクのオーバーフロー事故 など、「人災」とみられる実例が挙げられている。東電はこれら事故について、作業員の経験など問題の核心に迫る質問にはことごとく回答を拒否したという。 【作業員募集には暴力団も関与】 同紙は、こうした問題の根幹は、複雑な雇用形態にあるとみる。作業員の募集を含む現場の仕事は、東電の委託を受けた請負業者が、さらに下請けや孫請けの 業者に分配する形で行われている。そのため、東電は誰が実際に現場の仕事を仕切っているのか、具体的に何がどのように行われているのか、まったく把握して いないというのだ。元作業員の一人は「現場でほとんど東電の社員を見たことはない」と、記事中で証言している。 (略) 東電は、こうしたリスクが高い作業に見合うよう、賃金を上げる約束をしたという。しかし、現場の作業員たちの反応はあきらめムードだ。「間にいくつもある業者がピンハネするに決まっている。自分たちの分はほとんど残らない」。 東電は、作業員が直面するこれらの過酷な現実について、NYTの質問に対し、「回答する立場にない」と文書でそっけなく伝えてきたという。 こうした実態を告発するNYTの報道を、中国人民日報傘下のグローバル・タイムズ紙や、シンガポールのトゥデイオンライン、ニュースサイト『Salon』などが報じている。 全文は作業員が汚染水浴びる事故も…福島の過酷な労働状況を米紙が告発 東電は「回答する立場にない」 当サイト既出関連記事:Unskilled and Destitute Are Hiring Targets for Fukushima Cleanup via The New York Times

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再稼動するなら「シャブ中発電」と呼ばせていただく via The Huffington Post

■彼らにとって「原発再稼動」とは、「絶対に負けられない戦い」なのだ みうらじゅんが、「暴走族」をなくすには、呼ばれるのがダサいネーミングに変えてしまえばいい、たとえば「おならプープー族」という名前に変えてし まえば誰もやらなくなるんじゃないか、とエッセイに書いていた。なるほどそうか、「原子力発電」も、名前を変えてしまえばいいのかもしれない。たとえば 「シャブ中発電」に。 「電力供給で海外からの化石燃料への依存度が第1次石油ショック当時より高くなっている現実を考えると、そう簡単に原発はやめるというわけにはいか ない」と原発再稼働を心に決めている安倍首相(1月28日・衆院本会議)。もっともらしい言葉を用意しているが、原油や液化天然ガス(LNG)の輸入 「額」は円安の影響もあり増えているが、実は輸入「量」自体に大きな変化は生じていない(昨年の輸入「量」は前年比でLNGがプラス0.2%増、原油はマ イナス0.6%/その現状・理由については法政大准教授・小黒一正氏のこちらの 記事に詳しい)。原発を動かさないから貿易赤字になる、だから原発を、には無理がある。そもそも、彼らにとって原発再稼動とは、理論に基づくものではな い。サッカー日本代表のスローガンのように「絶対に負けられない戦い」なのだ。負けられない戦いだからこそ、人々が住まう大切な土地をあれだけ汚しっぱな しにしても、「まだやる」「もう安心」「むしろ安心」と、頓珍漢に力んでいく。 ■原発再稼働に先駆けて、オッサンたちのプライドが再稼働した 薬物所持で5回ほど捕まった某俳優は、その都度「もうやらない」と言ってきた。原発は、コレに似ている。原発は、一部のオッサンたちのプライドで育 まれてきた。「未来のエネルギーだ」「危なくはない」「絶対に大丈夫さ」と頷き合ってきた。ダメだったかー、とオッサンたちのプライドが崩れた 「3.11」。「反省しよう」「うん」「反省はもう済んだ」「だよな」「そろそろだな」「あぁ勿論」。こうして、とりわけこの1年で「福島原発事故の教訓 を活かして安全性を高め……」が原発再稼働の枕詞となった。原発再稼働に先駆けて、オッサンたちのプライドが再稼働した。禁断症状で体をブルブル 震わせながら、原発を「重要なベースロード電源」と位置づけ、「シャブ中発電」で再び気持ちよくなろうとしている。 「国益」という言葉が、やたらと立派な顔立ちで乱用されるようになったが、「国益」のおおよそは誰かの「私益」から発動している。原発はその最たる ものだ。「国益」は辞書的には「国家的利益」を意味するが、どうやら辞書には補足説明あの日の「負け」をこうして「歴史」として位置づけることで現在と未来の活力に転化しようとしている。ちょうど、「絶対に負けられない戦い」に挑む日本代表が「ドーハの悲劇」を戦いの起点とするように。 ■相変わらず被災者の頬を引っぱたく曽野綾子氏の未成熟なコラム 昨年末に「『誰かを叩きたい欲求』を誘発し続ける古びた論客」 と題して、いたずらに被災者の頬を引っぱたく愚論を書き連ねる曽野綾子氏に言及したが、昨日10日発売の「週刊ポスト」に寄稿した「被災者と老人の『甘え の構造』について」が相変わらず横暴なテキストだった。毎度お馴染み、「震災で見えてきたのは日本人の弱さ」だとする論旨が未成熟に炸裂する。「座って助 けを待つ」だけではいけないとして、こう続ける。 続きは 再稼動するなら「シャブ中発電」と呼ばせていただく が足りていないようで、「国益」には「国を動かす誰かのための利益」 との意味も含まれるということに、事故直後から散々気づいてきたはずだった。たったの3年で、それを忘れようとしている。現政権は3月11日の記念日化を 検討しているという(時事通信)。

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