電源開発(Jパワー)が大間原発の建設を年内にも再開する方針であることが28日判明し、ほぼ完成している中国電力島根原発3号機(松江市)を中心に、原発新増設に向けた動きが活発化する可能性がある。
(中略)
中国電力は島根3号機をほぼ完成させており、原子力規制委員会の判断や地元自治体の理解を踏まえて、早期の運転開始を目指している。Jパワー、中国電ともに、着工済みの原発の建設継続を認めた枝野幸男経済産業相の方針がよりどころになっている。工事がほとんど進んでいない東京電力東通原発1号機は、福島第1原発事故への対応が最優先になっていることもあり、建設再開は難しい状況だ。
着工前の計画中の原発は現在9基。日本原子力発電敦賀3、4号機(福井県敦賀市)、中国電上関1号機(山口県上関町)、九州電力川内3号機(鹿児島県薩摩川内市)の4基が設置許可を申請済みで、手続きが比較的先行している。
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