全国の商業用原発五十四基が五月上旬に全て停止することが確実になった。枝野幸男経済産業相が十五日、徳島市内で講演し、国内で唯一稼働している北海道電力泊(とまり)原発(泊村)3号機が五月五日に定期検査入りするのを受け、稼働中の原発が「五月六日から一瞬ゼロになる」と明言した。稼働する原発がゼロになるとの見通しを経産相が示したのは初めて。
経産相は、地元に要請している関西電力大飯(おおい)原発(福井県おおい町)3、4号機の再稼働が、泊3号機の定期検査入りまでに間に合わないと判断したもようだ。政府が進めるエネルギー政策の見直し議論にも影響を与えそうだ。
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