追跡・発掘:福島第1原発事故 東電「異論許さぬ体質」 /山梨 via mainichi.jp

(抜粋)

「社内には『社への異論は許されない』という体質があった」と小林さん。入社試験では面接官に「君の大学では何か署名運動をしていた? 君は署名した?」と聞かれ、入社式では人事部長から「社会党や共産党に入党したら即刻くびだ」と言われた。小林さんは入社後に平和運動に携わった。本社で「あなたは党員でないと分かりました」と突然言われたことも。「上司は反体制分子を探し、そう見られた社員は冷遇された。人事権を盾に、会社にものを言えない雰囲気ができていた」

入社式の人事部長の言葉に「憲法違反じゃないの」とこぼした同期社員は、1人しかいない山奥の水力発電所を転々とさせられた。「彼は正面から考えを言うタイプだったから」と小林さんは思っている。

(中略)

小林さんは「陰で原発に慎重だった社員は結構いた。(61~71年の社長の)木川田(一隆)さんも当初は『被爆国日本で放射性廃棄物を生み出す原発はだめ だ』と言っていた。ただ、国策だったこともあってか、会社は次第に原発導入の機運一色に。今回の事故を見て、元社員として心苦しい」と明かす。

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