九州電力玄海原子力発電所(玄海町)は6日、発電所内から出た低レベル放射性廃棄物の搬出作業を報道陣に公開した。この作業の公開は9年ぶり。廃棄物は輸送船に積み込まれて、7日に出港。青森県六ケ所村にある日本原燃の低レベル放射性廃棄物埋設センターで埋設処分される。
(中略)輸送船は7日昼ごろ出港した後、九電川内原発、四国電力伊方原発に立ち寄って16日に青森県むつ小川原港に入港。六ケ所村まで陸上輸送される。
玄海原発からの低レベル廃棄物の輸送はこれで11回目。玄海原発では年間、ドラム缶約2500本分を排出。貯蔵庫には、約4万9千本の許容本数のうち9月末現在で約3万9千本が貯蔵されている。