【ワシントン=黒瀬悦成】米国務省は1日、米露が新戦略兵器削減条約(新START)に基づき交換した戦略核弾頭および運搬手段に関する情報を公表した。
2月5日現在、両国が配備している戦略核弾頭は、米国が1800、ロシアが1537。同条約では、2月5日の発効から7年以内に米露が配備弾頭数を各1550以下に制限すると取り決めたが、ロシアは早くもこれを達成したことになる。
また、同条約は、核弾頭の運搬手段である大陸間弾道弾(ICBM)と潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)、戦略爆撃機の総保有数(未配備も含む)を800以下に制限したが、発表によれば米国は1124、ロシアは865、それぞれ保有しているという。