「ぞっとした。うわ、やったな、と」。福島第一原発の事故で、全町民が避難という異例の事態に追い込まれた福島県双葉町。本紙の単独インタビューに応じた井戸川克隆町長は、巨大地震の発生から避難、そして今後のことまで町のトップとして苦しい胸の内を語った。 (橋本誠)
■大きな音
「ボン!」。井戸川町長が第一原発1号機が水素爆発を起こした大きな音を聞いたのは、十二日、県からの避難指示を受け、庁舎外で町民を懸命に避難させるべく指揮を執っていたときだった。
続きは『ひとりじゃない 実感 双葉町長、1カ月を語る』から。