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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 鎌仲ひとみ
3/7『小さき声のカノン』オンライン上映+鎌仲ひとみZOOMトーク+3/12オレゴンからのトークライブ(同時通訳)視聴特典付き
まもなく東日本大震災から10年 そしてコロナ禍の今。 この時に、改めてぶんぶんフィルムズ、鎌仲ひとみ監督の作品「小さき声のカノン」を皆さんと視聴し、オンラインで集う場を作らせていただきました。 3月12日の朝にアメリカオレゴン州で開催される「Remembering Fukushima 10 Years Later」(10年後の福島をおもう)のオンライントーク視聴(同時通訳)もご覧頂けるご案内もいたします。 この機会に是非、改めてカノンを観て頂きたいです。どうぞご参加ください。 日時:2021年3月7日(日)14:00~17:00 (視聴3月6日 午前9時から 3月7日 14時までご覧頂けます!) カテゴリ:映画会 オンライン 参加費: 1500円(29時間視聴+3/12オレゴントーク視聴特典付き!) タイムスケジュール: 14:00~「小さき声のカノン」オンライン上映 16:10-17:00 鎌仲監督トーク(武藤類子さんとの対談動画紹介/20分) 参加方法:こちらからお申し込みください。 https://bunbun-37.peatix.com 参加者特典: 3月12日(金)10:00- からアメリカのオレゴン州で開催される同時通訳オンライントーク「Remembering Fukushima 10 Years Later」への視聴参加ができます! 2021年3月11日(12日)で福島事故から10年が経ちました。日々記憶がうすれる中、 この企画では、皆様に映画『小さき声のカノン』を期間中に見ていただき、最終日の 12日午前10時から視聴者の皆さんを交え、アメリカと日本の二国間で原子力発電という 巨大事業の脅威と今後何年にもわたって脅かされる人々の暮らしと健康について 2カ国語で話し合うウェブセミナーを設けました。 :ゲスト: 「鎌仲ひとみ」さん『小さき声のカノン』監督 「ノーマ・フィールド」さん シカゴ大学の名誉教授で福島の現状を2011年から追っておられる 「リオナ・モーガン」さん ナバホの原住民で活動家 :メッセージ: 「武藤類子」さん 福島原発告訴団団長で『福島からあなたへ』の著者 ※通訳はノーマ・フィールドさんと企画スタッフ川野ゆきよが行います。 時間の関係上要約して大事な部分を拾って日本語でお伝えすることになるかと思います。 よろしくお願いいたします。 映画オフィシャルサイト: http://kamanaka.com/canon/ もっと読む。
Remembering Fukushima 10 Years Later via Oregon Physicians for Social Responsibility
Oregon PSR remembers the nuclear meltdown of the Fukushima Daichii nuclear power plant in Japan on March 11th, 2011. To mark the ten year anniversary of this tragic event, we are hosting a film screening and panel discussion to explore … Continue reading
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Tagged Chernobyl, Hitomi Kamanaka, Leona Morgan, Ruiko Muto, リオナ・モーガン, 小さき声のカノン, 武藤類子, 鎌仲ひとみ
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<東海第二原発 再考再稼働>(25)被ばく情報の透明化を 映画監督・鎌仲ひとみさん(62)via 東京新聞
原子力防災をテーマに、ドキュメンタリーの新作を制作している。タイトルは、ずばり「原子力防災」。新型コロナウイルス禍で撮影は中断しているが、東海第二原発(東海村)の再稼働を目指す日本原子力発電(原電)の住民説明会や、東海村が原発事故を想定して実施した避難訓練などは既に取材した。 原子力防災を考える上で鍵になるのは、情報の透明性だ。原電が開催する住民説明会に行っても、来ている人はごく少数。しかも技術的な話ばかりだ。東海第二の三十キロ圏に住む九十四万人に、必要な情報を届ける努力がなされているとは言えない。 核燃料サイクル施設がある青森県六ケ所村を舞台にした映画「六ケ所村ラプソディー」(二〇〇六年)などで、核や原子力の問題を世に問うてきた。東京電力福島第一原発事故より前に、こういう映像作品を発表していたのは私くらいだろう。テレビではできなかった。 それが3・11を境に、テレビも含めて一斉にやり出した。原発について語ることがマスコミのタブーでなくなったのは、福島事故がもたらした大きな変化と言える。だが、また新しいタブーが席巻している。被ばくの問題だ。 メディアに原発の情報はあふれるようになったが、エネルギーとして必要かどうかの議論に矮小(わいしょう)化され、被ばくのリスクを伴う発電方法をなぜ選択し続けるのかという本質が抜け落ちている。 被ばくがないなら、原発と他の発電方法は何が違うのか。被ばくがあるからこそダメなんですよ。そこを語らなくてはいけない。実際、福島では今も多くの人々が被ばくに苦しんでいる。そうした情報も欠落している。 福島の事故後、原子力ムラは公衆の被ばく限度を引き上げ、被ばくは大したことではないという情報を流した。被災者のふるさとを愛する気持ちを逆手に取り、避難者支援をどんどん打ち切った。「避難は悪いことだ」という心理作戦に成功してしまった。 (略) 東海第二のすぐ近くに(日本原子力研究開発機構の)再処理施設があるのも気掛かりだ。保管中の高レベル放射性廃液を全てガラス固化するには、まだ時間がかかる。その間に巨大な地震や津波が来て廃液が漏れたら、原発事故より悲惨なことになる。 高レベル廃液がどれだけ放射能が強く危険なものか、九十四万人に情報が届いていない。東海第二について語るなら、必ず再処理施設にも言及しなければならない。 東海村の人々自身は、二人の犠牲者を出したジェー・シー・オー(JCO)臨界事故(一九九九年)も経験し、被ばくの問題には敏感なはず。だが、村の中だけで閉じてしまって、周辺自治体の住民と当事者意識が共有されていない。情報が本当の意味で透明化されていないからだ。 (聞き手・宮尾幹成) 全文は<東海第二原発 再考再稼働>(25)被ばく情報の透明化を 映画監督・鎌仲ひとみさん(62)
「脱原発のドイツから学ぶ」 政府決定に影響与えた倫理委員が来日講演 via Christian Today
東日本大震災を受け、いち早く脱原発に舵を切ったドイツ。その方向性を決めるのに大きな影響を与えたとされるのが、震災直後にドイツで設置された「安全なエネルギー供給に関する倫理委員会」だ。その委員の1人であるミランダ・シュラ—ズさん(独ミュンヘン工科大学教授)の来日講演会が27日、聖心女子大学(東京都渋谷区)で開催され、キリスト教関係者を含む300人以上が参加した。 講演会は、市民団体やNGOなど14団体で構成される実行委員会が主催。中心となったのは、愛知県の市民団体代表を務める池住義憲(よしのり)元立教大学大学院キリスト教学研究科教授ら。同研究科や日本聖公会「正義と平和委員会」原発問題委員会、CWS JAPANなど、キリスト教関係の団体も共催として参加した。 22日に来日したシュラーズさんは各地で講演し、福島第1原子力発電所がある福島県大熊町も訪問、東京では国会議員と意見交換するなどした。 米国生まれのシュラーズさんは、日本にも留学などで通算5年間滞在した経験がある。日本語で行ったこの日の講演では、ドイツが脱原発を目指すようになるまでのこの数十年の流れを説明。最初は市民らによる草の根の運動から始まったこと、また旧ソ連(現ウクライナ)のチェルノブイリ原発事故が大きな影響を与えたことなどを伝えた。 (略) シュラーズさんが委員を務めた倫理委員会は、政治家6人、学識経験者8人、その他3人の計17人で構成された。特徴は、原発の専門家や電力会社の関係者ら明らかな原発推進派や、反対に緑の党など明らかな反原発派がいなかったこと。外国人や哲学者、またプロテスタントとカトリックの聖職者も加わり、原発というエネルギー問題を、技術的、経済的な視点ではなく、あくまでも倫理面から議論した。 アンゲラ・メルケル首相が、倫理委員会の結果を受けて原発政策の方向性を決めると発言したこともあり、メディアの注目を集めた。さまざまな立場の45人にインタビューしたり、公開イベントを開催し、その模様をテレビで放送したりした。そして倫理委員会は、次の6項目を主要な結論としてまとめた。 原子力発電所の安全性がいくら高いとしても、事故は起こる可能性がある。 事故が発生した場合、他のどのエネルギーよりも危険。 核廃棄物処理の問題などを次世代に残すのは倫理的な問題がある。 原子力より安全なエネルギーがある。 地球温暖化問題もあるため、化石燃料を使用することは解決策とはならない。 再生可能エネルギーの普及とエネルギー効率性政策で、原子力を段階的にゼロにしていくことは、将来の経済のためにも大きな機会となる。 この倫理委員会の提言などを受け、ドイツ議会は東日本大震災発生から4カ月もたたないうちに、2022年までに原発を完全撤廃することを、8割以上の賛成多数で可決した。 (略) 倫理委員会は脱原発だけでなく、太陽光や風力などの再生可能エネルギーへの転換を提言している。シュラーズさんによると、ドイツ国内の全電力に占める再生可能エネルギーの割合は、1990年は約3パーセントだったが、昨年30パーセントを超えた。また、すでに100パーセントとなっている自治体もあるという。 ドイツでは、脱原発と地球温暖化対策が同時に行われているとし、それは実現可能なことだとシュラーズさんは言う。最後には、高レベル放射性廃棄物の処理場に関する組織を取り上げ、一般市民の声が反映される仕組みを取っていることを紹介。脱原発のためには、政界、産業界だけでなく、一般市民も加わった共同作業が必要だと語った。 シュラーズさんの講演後には、映像作家の鎌仲ひとみさん、国際環境NGO「FoE Japan」事務局長の満田夏花さんを交えてのトークセッションが行われた。 (略) シュラーズさんは「日本では脱原発の議論しかない」と指摘。将来を担う若者たちが希望を抱ける訴え方が必要だとし、脱原発で終わるのではなく、原発に代わる再生可能エネルギーの可能性や新しい電力制度、省エネ建築など、未来のイメージを提供していくことを勧めた。 全文は「脱原発のドイツから学ぶ」 政府決定に影響与えた倫理委員が来日講演
原発ストップへ連帯 市民と野党 国会前集会 via しんぶん赤旗
[…] 「再稼働・原発輸出反対」「原発ゼロ」のプラカードを持った参加者を前に、映像作家の鎌仲ひとみさん、元経産省官僚の古賀茂明さん、社会学者の小熊英二さんら学者・文化人、市民団体ら幅広い人々がスピーチ。日本共産党、立憲民主党、民進党、社民党、自由党の国会議員らがマイクを握りました。 鎌仲さんは、原発被災者の切り捨てを批判し、再稼働を許してはならないと訴え。「核武装国インドへの原発輸出に反対する市民ネットワーク」世話人の福永正明さんは、「広島、長崎、福島と核の被害を受けた日本が、インドにもどこにも原発を輸出してはならない」と述べました。 国際環境NGO「FoE JAPAN」の吉田明子さんは「原発推進派は“日本には資源がない”というが太陽光、海洋など豊富な資源がある」と反論。「エネルギー政策を私たちの手に取り戻そう」と語りました。 日本共産党から藤野保史、畑野君枝の両衆院議員と吉良よし子参院議員がスピーチし、「市民と野党の共闘でこそ政治を変えられる」(藤野氏)と呼びかけました。 全文
知って原発のいま 日立で7月 東海の主婦ら映画やライブ via 東京新聞
[…] 東京電力福島第一原発事故後、子供たちを被ばくから守ろうとする福島の母親たちの闘いを追った鎌仲ひとみ監督のドキュメンタリー「小さき声のカノン-選択する人々」を上映する。 上映後、鎌仲さん、ロックバンドブラフマンのTOSHI-LOWさん、ミュージシャンの渡辺俊美さんが登壇する。それぞれの目で見た現地の様子を語りながら、東海村の日本原子力発電東海第二原発のこれからについて考える。この後、スペシャルライブがある。 主催者の一人、津幡美香さん(46)は、来年、営業運転開始から四十年が経過し、法律上の寿命を迎える東海第二原発について「多くの人が現状を知らない」と訴える。「再稼働か廃炉か、住民が決断する前に、まず原発について知るきっかけになれば」と話している。 昼夜二部制で定員各二百人。全席自由で前売り大人二千八百円、高校・大学生二千三百円、小中学生千三百円。シビックセンターやプレイガイドなどで二十七日からチケットを販売する。 問い合わせはメールhibikiau0712@gmail.comで。 (山下葉月) もっと読む。
1日も早い裁判を! 支援団結成1周年集会開催のお知らせvia福島原発刑事訴訟支援団
絶対に風化させない! 責任をうやむやにさせない! その想いを結集しましょう。来年1月29日、支援団結成1周年集会です。 1日も早い裁判を! 支援団結成1周年集会 福島原発事故の真実を明らかに 強制起訴から、早10ヶ月。 裁判はまだか!と言う声がさまざまな所から上がっています。 未だ闇のなかにある原発事故の真実と責任の所在を、1日も早く明らかに・・・。 それは、繰り返される核の悲劇にピリオドを打つための一歩だと、私たちは信じています。 開催概要 日時 2017年1月29日(日)13:30開場 14:00開会 16:00閉会 場所 玉川区民会館(世田谷区) 東急大井町線 等々力駅 徒歩1分 主催 福島原発刑事訴訟支援団 連絡先 メール info(アットマーク)shien-dan.org 電話 080-5739-7279 〒963-4316 福島県田村市船引町芦沢字小倉140-1 プログラム 団長あいさつ 被害者からの発言 弁護士からの発言 河合弘之弁護士 海渡雄一弁護士 保田行雄弁護士 賛同人からの発言 鎌仲ひとみさん 神田香織さん 【同時開催】 福島の小さな写真展 飛田晋秀 地図などこちら。
除染作業員は“放射線業務従事者”~被ばく量の管理がなされていないずさんな体制 via Health Press
東京電力福島第一原発では現在、毎日約6000人の作業員が被ばくのリスクを負いながら働いている。政府・東電の工程表では、廃炉完了まで事故から最長40年という見込みだ。 しかし、1~3号機の原子炉内で溶けた燃料はまだその所在すら正確に把握できていない。そのため、「廃炉完了までには100年単位の時間が必要」と指摘する専門家もいるという。 毎日新聞は今月、廃炉作業に携わる協力企業に行ったアンケート調査の結果を報じた。それによると、回答があった半数に当たる21社が「作業員不足を懸念している」という。 被ばくのリスクのため若手が集まりにくく、作業員の高齢化が進み、さらに廃炉が遅れる恐れもある。作業員の継続的な確保が、課題のひとつとなっている。 福島第一原発事故による「鼻血問題」を提起した『美味しんぼ』原作者・雁屋哲氏が昨年12月に一橋大学で行った講演では、放射能に汚染された地域の除染作業について話題が及んだ。 (略) 同講演の進行役を務めた、映像作家の鎌仲ひとみさんも、次のように証言した。 「取材中、除染作業に携わる人にたくさんお会いし、その方々が宿泊している宿に私も泊まりました。その宿の掃除担当のおばさんは『枕が血で汚れて いた』『ゴミ箱には痛み止めや頭痛薬、目薬などの市販薬の空箱がたくさん捨ててあった』など、作業員の健康被害を教えてくれました」 全国から作業員として集まってきた人たちは、除染作業を一定期間行ったあと、地元へ帰っていく。 (略) 除染作業員に国がなすべきこと こうした状況について、講演で登壇した北海道がんセンター・名誉院長の西尾正道医師は、次のようにコメントした。 「作業員は“放射線業務従事者”。本来は、国が定めるモニタリングとレクチャーを受ける必要があります。ガラスバッジを持って積算値を測った上で、年1回、健康診断受け、放射線についてのレクチャーを受けることが義務づけられなければならない」 放射線を扱う管理区域に入る予定のある労働者や放射線診療従事者(医師や看護師)は、健康診断(被ばくの有無や白血球や赤血球の数の検査など)と6時間の講習(人体への影響、安全取り扱いなど)が決められている。 除染作業員を含む原発関係の労働者の場合、その年間線量限度は、一般人が1ミリシーベルトであるのに対し、職業被ばくは5年間で100ミリシーベ ルト(年間の限度は50ミリシーベルト)となっている。ところが、福島第一原発の事故後、政府は作業員の被ばく限度を250ミリシーベルトに引き上げた。 全文は除染作業員は“放射線業務従事者”~被ばく量の管理がなされていないずさんな体制
どんなにバッシングされても真実を残したい~「鼻血問題」で雁屋哲さん via レイバーネット
12月23日、国立市にある一橋大学キャンパスで、「福島への思い~美味しんぼ『鼻血問題』に答える」というシンポジウムが行われた。登壇したのは、漫画『美味しんぼ』の原作者・雁屋哲さん、いわき放射能市民測定室「たらちね」顧問の医師・西尾正道さん。そして 1998年から被ばくをテーマに映画を撮り続けてきた映画監督の鎌仲ひとみさん。 福島第一原発事故の問題を考えるとき、被ばくによる健康被害は避けては通れない。しかし事故から5年たとうとする今、福島県内からネガティブな声はほとんど聞こえてこない。「なぜこの問題が封殺され、議論できなくなっているのかを問いたい」。この日のシンポジウムは、そうした一橋大の学生有志の思いによって実現した。 「2年かけて福島で取材したことを漫画にした。どんなにバッシングされても真実を残したい」。数万件の抗議や苦情を受けてきたという雁屋哲さんは、漫画原作者というよりジャーナリストそのものだった。「批判の中身は、ただ『風評だ』というだけで議論にならない。言い捨てて逃げていく人たちを相手にするよりも、自分は福島の人の立場で語りたい」。フレコンバックが山積みになった最近の写真をスクリーンに写し「これで復興といえるのか?」と憤る。 「フレコンバックは所詮ビニール袋だ。放射能への耐性なんて無い」「雑草が袋を突き破ってるでしょう。海岸線沿いにこんなに積まれて、高波が来たらさらわれるだけだ」。そして、外にいるわれわれが「福島の人たちは土地に愛着がある」といって、彼らをこのように劣悪な土地に縛りつけていいのか。『食べて応援』というが、農作業している人たちの中には放射能を浴び続けることのに恐怖を感じている人もいるのだ。雁屋さんはそう訴えた。 医師の西尾正道さんは、長年放射線治療に携わることによって、自らも医療被曝していると明かす。「放射線は医療においては光だと言われるが、内部被ばくさせて治療しているのだから必要悪。できればエコーや内視鏡手術のほうがいい。ましてや、原発による内部被曝は住民に何の利益ももたらさない」。日本の放射線医学にとってICRPは教科書。内部被ばくの視点がないICRPに依拠し、政治家たちは「住民の被ばくと鼻血に因果関係はない」と言い切っているが、医者の中でも「おかしい」と思う人は出てきているそうだ。「たらちね」には、今も多くの検体がよせられている。甲状腺などのガンは一割にすぎず、慢性疾患が多い。また心筋梗塞も増えているという。鼻血が出たという多くの子どもたちにも出会った。「被ばくではなくストレスのせいだと政府は片付けようとしているが、医学的にはストレスで鼻血 が出るということはない」と西尾さんはいう。 […] 「自民党の国会議員が野党だったときは、『毎日鼻血が出る』という井戸川町長の発言を重く受け止めていた。それなのに与党になると『鼻血を問題にすることが福島の人たちを傷つける』と正反対のことを言い出した。政治家にとって鼻血は道具にすぎないのだ」と。ちょうど会場に来ていた井戸川克隆さん(前双葉町長/写真)が発言。「町長時代、町民向けの説明会をひらいた。マスコミが取材に来たが、被ばく問題については一切カットされた。そんな中、雁屋さんは私が語ったことを素直に書いてくれた。漫画には報道管制がなかったらしく、その後石原環境大臣がさわいでくれたおかげで『美味しんぼ』が話題になり、問題をオープンにできたのはとてもよかったと思う」 鎌仲さんは、除染作業員ののことも案じた。作業員たちが泊まる民宿の従業員に聞くと、枕が鼻血で汚れていたり大量の薬が部屋のごみ箱に捨てられているという。 会場から「ボランティアで除染作業をしているが、やらないほうがいいのか」と質問する男性がいた。雁屋さんは「除染作業員はマスクもしないで、 高い線量の汚染物を体に抱えて運んでいる。善意でやっているのはわかるが、必ず健康障害は出ると思う。やめたほうがいい」。鎌仲さんは「そこに住むしかない人たちの住居の線量を、すこしでも下げるためなら必要かもしれない。でも誰も住んでいないところに、新たに人を住まわせるための除染は すべきではない」と答えていた。「福島のためにと思ってやっていることが、福島の人に受け入れられないのはつらい。思い込みでなく、事実を伝えなければ」と雁屋さん。これは、会場に集まった人たちの共通の思いに違いない。 「。。。」 もっと読む。
原発事故と健康 女性たちが議論 会津若松via 河北新報
東京電力福島第1原発事故の影響による健康被害について、女性たちが話し合う「いのちの鼎談(ていだん)」が14日、会津若松市文化センターであった。 原発事故後の生き方を考えるイベント「原発と人間・市民フォーラム」の一環。原発や放射能問題をテーマにする映画監督の鎌仲ひとみさん、「放射能から子どものいのちを守る会・会津」代表の片岡輝美さん、福島県猪苗代町の内科医今田かおるさんが参加した。 鎌仲さんは放射線量の高い地域を離れ、一定期間過ごす「保養」の必要性を強調。「(チェルノブイリ原発事故で被害を受けた)ベラルーシでは、3週間の保養から帰った子どもの内部被ばく量が激減した。日本の子どもも数日だけでも保養してほしい」と語った。 さらに、土壌汚染地図が作製されていないことを問題視し、「住民を被ばくから守る視点が見えない」と国の対応を批判した。 今田さんは福島第1原発事故後、甲状腺がんが見つかった子どもが100人以上いると指摘。「当時高校生だった人が多い。19~21歳ぐらいだった人も検査してほしい」と語った。片岡さんは「事実を知る力と真実を見抜く力を身に着け、本当に重要なことを見分けることが大切だ」と訴えた。 […] もっと読む。