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Tag Archives: チェルノブイリ
チェルノブイリ原発事故から35年、上空からの見学ツアーが人気(字幕・26日)via Reuters
1986年4月26日に旧ソ連のウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故から35年を迎えた。26日、原発の近くで追悼式典が行われた。現地はいまウクライナの主要な観光地と化す一方、政府はユネスコ世界遺産の登録を目指している。 ビデオはチェルノブイリ原発事故から35年、上空からの見学ツアーが人気(字幕・26日)
人間が汚した地・チェルノブイリにただ一人残った老人 「なぜ?」の問いに帰ってきた言葉の衝撃 via 東京新聞
「人間の汚した土地だろう、どこへ行けというのか」。旧ソ連・チェルノブイリ原発事故の強制移住地区に一人残り住む牛飼いの老人の言葉を追い掛けて、写真家・映画監督の本橋成一さん(81)は約30年、現地に通い続けている。これまで写真集やドキュメンタリー映画をつくり、今年はこの言葉をタイトルにした40分の記録映像作品を監督した。事故は26日で発生から35年になる。 (鈴木久美子) […] 本橋さんは住民の暮らしを撮った。監督した映画「アレクセイと泉」(2002年)は、大地に根差した自給自足の日々から、ふるさとに住む幸せが事故によって奪われる深い悲しみを描き、ベルリン国際映画祭で国際シネクラブ賞を受賞した。 ◆人間の知恵が自然を破壊、そして彼を殺したのも… 「人間の汚した土地…」は、95年に出会った元教師の牛飼いアルカジイ・ナボーキンさん=当時(83)=の言葉だ。「なぜ移住しないのか?」との問い掛けに返ってきたその一言に、本橋さんはショックを受けた。「自分は思い上がっていた。恥ずかしかった」 ナボーキンさんは牛27頭の世話をし、ジャガイモを育てていた。古びたアコーディオンを演奏し、その音が人生を表現しているようだと映画に撮ろうと考えたが、ナボーキンさんは牛泥棒に殺されてしまった。 「みんな生きものは自然の中で生きているのに、人間だけが知恵をつけて地球の生態系のバランスを崩している。放射能はその最たるもの。コロナもそうでしょう。人間の暮らしを変えなくてはいけない。そのことにナボーキンさんはちゃんと気が付いていた」 ◆通い続けた30年の思い、40分の記録映像作品に 今回の記録映像作品は、一昨年の訪問の様子をまとめた。これまでの映画で主人公になった少女や青年は都市に移住しており、久々に再会して近況を伝えている。ナボーキンさんの教え子だった男性に初めて会い、墓参りもできた。 時は流れる。どこへ行けっていうんだい―。問い掛けは深まっていく。 30日まで東京都中野区の映画館ポレポレ東中野=電03(3371)0088=で上映予定だが、緊急事態宣言期間中は要確認。 全文
あのチェルノブイリ原発の運用を体験できる、ガチ仕様のシミュレーターが無料公開中 via Internet Watch
1986年に大規模なメルトダウンを引き起こした旧ソ連のチェルノブイリ発電所の運用を体験できるシミュレーターサイトが、SNSを中心に話題だ。 これはさまざまな作業手順などのシミュレーターを公開しているサイト「SimGenics」で公開されているもので、チェルノブイリ発電所で使われていたRBMK-1000原子炉の運用を体験できるシミュレーター。決してゲームではないため、時間を早めたり、またプレーヤーレベルに合わせて難易度を調整する機能もなく、異常に不親切なインターフェースを用い、リアルな時間の流れの中で、メルトダウンを起こすことなく運転を続けることが求められる。職業訓練的な趣のあるこのシミュレーター、もともとはWindows 3.1/95向けに開発されたソフトだが、今回Twitterで紹介されたことであらためて注目を集めている。 続きはあのチェルノブイリ原発の運用を体験できる、ガチ仕様のシミュレーターが無料公開中
動画:チェルノブイリ原発事故跡地、世界遺産登録目指す ウクライナ via AFP BB News
【1月9日 AFP】ウクライナの廃虚と化した町プリピャチ(Pripyat)。雪がちらつく中、放射能測定器を携えた訪問者のグループが辺りを歩き回っている。1986年に起きた世界最悪の原発事故以来、ここの時間は凍りついたままだ。 避難民を多数生み出したチェルノブイリ(Chernobyl)原子力発電所の大惨事から30年以上が経過した今、この地域を訪ねる人の流れが絶えず、ウクライナ政府は、国連教育科学文化機関(ユネスコ、UNESCO)の世界遺産(World Heritage)認定を求めて動き始めている。 「チェルノブイリとその周辺一帯は、すでに世界的に有名なランドマークです」と語るツアーガイドのマクシム・ポリフコ(Maksym Polivko)さん(38)。「でも公式な肩書がまだありません」 原発から半径30キロの立ち入り禁止区域では、旧ソ連時代のビル、店舗、官庁施設が無人のまま放置され、野生動物が多数入り込んでいる。 政府関係者らは、世界遺産の認定によりチェルノブイリとその周辺地域は観光スポットとしてのステータスが押し上げられ、また老朽化する建築物の保護も強化されると期待している。 1986年4月、同原発の4号炉が爆発し、ウクライナや隣接するベラルーシの広大な土地を汚染した。ウクライナ当局は、今後2万4000年は立ち入り禁止区域内に人が安全に住むことができないとの考えを示している。その一方で、野生動物にとっては安息の地となり、隣接する森ではヘラジカやシカがうろついている。 事故後、数十万人が住んでいた多くの村や町は見捨てられた。しかし放射能の危険にもかかわらず、100人以上の高齢者が現在もこの地域で暮らし続けている。 (略) ウクライナのオレクサンドル・トカチェンコ(Oleksandr Tkachenko)文化相も同じ意見だ。昨年、当地への観光客は過去最多の12万4000人に上り、そのうちの10万人は国外からの訪問者だった。原発を舞台にした米テレビドラマシリーズ「チェルノブイリ」の影響が大きかった。 国外からの観光客が増えたことは、チェルノブイリが「ウクライナ人だけではなく、全人類にとって」重要であることを証明しているとトカチェンコ氏はAFPに語った。また、遺産登録により立ち入り禁止区域が、原発事故の再発に警鐘を鳴らす「記憶すべき場所」になると話し、「訪問者は受け入れるべきだが、単なる探検家のための冒険の目的地にしてはならない」と続けた。 ウクライナ政府は、登録を求める対象物についての提案を3月までに行う予定だが、登録の最終決定については、2023年までかかる可能性がある。 (略) 映像は2020年12月に取材したもの。(c) AFP/Dmytro GORSHKOV / Ania TSOUKANOVA 全文は動画:チェルノブイリ原発事故跡地、世界遺産登録目指す ウクライナ
原発事故と向き合う岩手の人々… 被災地10年目の歩み<岩手県> via FNNプライムオンライン
岩手県内には福島第一原発を撮り続ける写真家や、いまだ出荷制限を余儀なくされている原木シイタケ農家など、東日本大震災の原発事故と向き合う人がいる。 (略) 小原さんは同じく原発事故のあったチェルノブイリも取材している。 写真家 小原一真さん 「甲状腺の病気を抱えたマリアという女の子の撮影をした。事故の4カ月後に生まれて、お腹の中で被ばくした可能性がある。最終的には橋本病という診断がされるが19年かかっている。あと9年経った後に原子力発電所事故を結び付けるイメージ」 30年余りが経つ今も、事故のその後は続いていたという。 写真家 小原一真さん 「現在進行形で抱えている人たちがいるという事実を、見る人も発信する側も認識として持っていく必要がある」 原発事故からまもなく10年。岩手で事故の影響が報じられることは少なくなった。 (略) 原木シイタケ生産者 佐々木久助さん 「問題なのは買っている原木の価格が4倍している。証明できるものは東京電力に賠償請求をする」 気を遣う栽培の管理に賠償請求という、これまで必要の無かった作業が出てきたため、地域の多くの生産者たちは辞めていったという。 Q:生産者は事故前と比べてどれくらい? 原木シイタケ生産者 佐々木久助さん 「1割」 Q:残りの9割は? 原木シイタケ生産者 佐々木久助さん 「(生産を)辞めた。事故の大きさが大きいゆえの不安と、本来やらなくてもいい いろんな労力を多用しないと、だめだから。それでも作らなければという思いに至った人が、今やっている」 県では現在も年に1万件余り、農林水産物の放射性物質濃度を検査している。 (略) 原木シイタケ生産者 佐々木久助さん 「除染した表土の落ち葉や地表5センチ分くらいの土が入っている。これをどうするかが国で決まっていない。簡単には終わらせないという状態。その中で向き合って生産行為をしている」 全文は原発事故と向き合う岩手の人々… 被災地10年目の歩み<岩手県>
福島原発事故の放出状況を分析 via 日本経済新聞
■筑波大学 日本原子力研究開発機構や福島大学と共同で東京電力福島第1原子力発電所の事故で放出された放射性物質の動きを解析し、チェルノブイリ原発事故より環境回復は早いと結論づけた。今後も長期的な研究やデータの公開が必要としている。 福島原発から80キロ圏内を中心に放射性物質の分布などを調べた210本以上の論文を調べた。放射性物質のセシウム137による汚染の実態と環境回復の全体像を示し、チェルノブイリ原発周辺の汚染に関する研究と比べた。 (略) 森林以外の土地は人間活動や除染作業も影響し、地表の放射性セシウムの量が急減した。河川の放射性セシウムの濃度は欧州の河川よりも1~2桁程度低く、淡水魚の汚染も少なかった。 全文は福島原発事故の放出状況を分析 当サイト既出関連記事:福島県内「環境回復」…大幅に速く チェルノブイリと『比較』via 福島民友新聞
福島県内「環境回復」…大幅に速く チェルノブイリと『比較』via 福島民友新聞
筑波大や福島大、日本原子力研究開発機構(JAEA)などの研究者でつくる国際研究チームは28日、東京電力福島第1原発事故で県内(陸地)に放出された放射性物質の減少速度が旧ソ連のチェルノブイリ原発事故後よりも大幅に速いことが分かったとの研究成果を発表した。 放射性セシウムが時間の経過とともに地下に浸透していく速度はチェルノブイリ周辺の2~4倍に上った。日本はチェルノブイリ周辺よりも雨が多く地形の傾斜が急であり、水の循環が速いことに加え、日常生活が続けられたこと、除染が行われたことなども影響した。 研究チームは28日付で英科学誌ネイチャーのオンライン専門の姉妹誌「ネイチャー・レビューズ・アース&エンバイロメント」に発表。「福島の環境回復を取りまとめた成果の決定版として世界に広く発信することができた」としている。 原発から80キロ圏内の陸上と阿武隈川流域での放射性物質の動きに関する210本以上の論文を検証し、地面や河川、森林での放射性物質の動きのメカニズムを調べた。水田の表土2センチの放射性セシウムの濃度は事故後3年で7~9割減少した。チェルノブイリ周辺の草地などと比べて減るのが速く、空間放射線量や河川の放射性セシウム濃度の低減にもつながった。 淡水魚汚染も小さく 一方、河川に溶けた放射性セシウムの濃度はチェルノブイリ後の欧州の河川よりも1~2桁程度低い値にとどまった。放射性セシウムの地下への浸透速度が速く川に溶け出しにくかったためで、研究チームは「淡水魚の汚染はチェルノブイリよりはるかに小さい」と指摘した。 (略) 研究には、JAEA福島研究開発部門廃炉環境国際共同研究センターの吉村和也研究主幹や福島大環境放射能研究所の脇山義史講師らが加わった。 全文は福島県内「環境回復」…大幅に速く チェルノブイリと『比較』
ハチの繁殖能力、現在のチェルノブイリレベルの放射線被ばくで低下 研究 via Jiji.com
【パリAFP=時事】1986年に史上最悪の原発事故が起きたチェルノブイリの立ち入り禁止区域内と、同じレベルの放射線にさらされたマルハナバチの繁殖能力が30~45%低下したとの研究結果が21日、発表された。研究者らは、これまで考えられてきた原子力の環境リスクの見積もりを再考するよう促している。(写真は資料写真) (略) スコットランドとドイツの研究者らは、チェルノブイリの立ち入り禁止区域と同じ放射線レベルを実験室で再現、複数のハチのコロニーを被ばくさせた。この結果、コロニーの繁殖能力が、これまで昆虫には影響を与えないとされてきた放射線量だったにもかかわらず、30~45%低下したことが分かった。 論文の筆頭著者で、英スターリング大学で環境汚染の講師を務めるキャサリン・レインズ氏はAFPに対しメールで、「チェルノブイリで検出される放射線レベルにさらされると、コロニーで生まれる女王バチの数が著しく減少するとともに、コロニーの成長に遅れがみられた」と説明した。 全文はハチの繁殖能力、現在のチェルノブイリレベルの放射線被ばくで低下 研究
河川の放射性物質濃度、高精度で再現 福島大など解析モデル via 日本経済新聞
福島大学の五十嵐康記特任助教らの国際共同研究グループは、チェルノブイリ原発(ウクライナ)周辺の河川に含まれる放射性物質「ストロンチウム90」濃度の経年変化を高い精度で再現できる解析モデルを公表した。重金属など他の有害物質にも応用できるといい、河川の水質管理などに役立てる考え。 チェルノブイリ規制区域内の河川で採水を続けてきた=福島大学提供グループは福島大や筑波大、ウクライナの研究機関で構成。チェルノブイリ原発事故後の約30年、規制区域内の河川でモニタリングを実施し、河川流量と放射性物質濃度の解析を続けてきた。 指数関数を使う従来モデルは、季節ごとに流量が変わる河川のストロンチウム90の濃度変化を説明できなかった。グループは水質の形成と土壌中の放射性物質の浸透度合いを推計する2つの数式を組み合わせた新モデルを考案。ストロンチウムの経年による減衰と季節変化を同時に再現することに成功した。 続きは河川の放射性物質濃度、高精度で再現 福島大など解析モデル