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浜岡原発地元「中部電から寄付30億円」 住民メモ公開 via 朝日新聞

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)に用地を提供した地元の住民組織に関する資料が、立教大共生社会研究センター(東京)で公開され、このなかに中部電から累計で約30億円の寄付があったと記録したメモが含まれていた。住民組織元会長の鴨川源吉氏(故人)のメモで、資料は鴨川氏が保管していた。決算書や議事録など組織の内部資料が多くあり、原発建設に絡む要望内容なども記されている。 原発立地の地元住民側の詳細な記録が公開されるのはきわめて珍しく、専門家は「とても貴重な資料群だ」としている。資料からは、多額の資金を「協力金」として地元に提供しながら原発事業を推進した実態が浮かんでいる。 住民組織は「浜岡原子力発電所佐倉地区対策協議会(佐対協)」。鴨川氏は旧浜岡町議も務めた。遺族が立大に寄贈し、5月から順次一般に公開されている。 佐対協は、中部電が浜岡原発の建設を地元に申し入れた翌年の1968年8月に住民意見の取りまとめなどを目的に発足。鴨川氏は発足当初から役員を務め、78年度から90年度までは会長だった。99年に84歳で死去した。 資料はファイル単位で723点、書架に並べると延べ約16メートルに及ぶ。このなかに、中部電から「協力金」として提供された寄付を鴨川氏が集計 した一覧表も含まれていた。協力金は「1号機分」「2号機分」などと分類されていて、4号機が着工した89年の8月末までに計約30億円に達したと記され ている。 (略) 立教大共 生社会研究センター長の沼尻晃伸・文学部教授(日本戦後史)は、「開発に取り残され、選択肢が限られた地域が国策の原発を受け入れ、増設を容認していく過 程でいかに地域を良くしていこうかと苦闘した様子が分かる貴重な資料だ。今後、広く研究に利用されることを期待したい」としている。 原発が次々と建設される構図を解き明かした「核の世紀」(東京堂出版)の編者でもある京都大学大学院の岡田知弘教授(地域経済論)は、「私が知る限り、原発受け入れ側の当事者による一連の文書がこのように公開されるのは初めてと思う。原発立地が進まない中で寄付による反対派の切り崩しは電力会社の常套(じょうとう)手段だった。全国の立地点で行われたが、電力会社の有価証券報告書では詳細を知ることができなかった。今回の資料を研究することで電力会社の現場工作の実態が明らかになっていくと思う」と話している。(岡田和彦) 全文は浜岡原発地元「中部電から寄付30億円」 住民メモ公開 via 朝日新聞

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ドキュメンタリー、原告側が廷内上映 浜岡原発訴訟 via 静岡新聞

静岡県内の弁護士や住民が中部電力浜岡原発(御前崎市佐倉)の廃炉などを求めた訴訟の第24回口頭弁論が19日、静岡地裁(細矢郁裁判長)で開かれた。原告側は意見陳述として、東京電力福島第1原発事故を描いたドキュメンタリー映像(1時間)を廷内で上映した。 映像は、原告側代理人の河合弘之弁護士が監督を務めた自主制作映画「日本と原発4年後」(2時間17分)を短縮したもの。これまで全国1300カ所で自 主上映会を開いたという。静岡地裁の法廷内には大型スクリーンが用意され、細矢裁判長はじめ、中電側代理人、傍聴席を埋めた市民らが映像を鑑賞した。 続きはドキュメンタリー、原告側が廷内上映 浜岡原発訴訟 

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浜岡、しぼむ脱原発 停止5年「動けば食っていける」via 朝日新聞

中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)が全面停止してから14日で5年が過ぎた。南海トラフ巨大地震の想定震源域にある唯一の原発。地元では、事故の不安を抱えながらも、原発に頼らざるを得ない生活があり、「脱原発」の声が封印されつつある。 (略) 福島の事故を目の当たりにした5年前、「地震で事故が起こるとは……」と停止も受け止めた。防波壁を造っている時は満室になったが、完成した今は減っている。2年前に落花生の栽培を始め、煮物を地元の新産業に育てようと試みた。でも小遣い程度の稼ぎにしかならない。 近くに原発があるのは今も不安だが、「動けば、定期点検が毎年あって、食っていけるだけの客が来ると期待してしまう。正直言えば、もう一度動かして欲しいと思う」。 約3万3千人が暮らす御前崎市。市商工会が2012年10月に実施した調査では、市内305社のうち47%が原発停止の影響を受けたと答えた。生活への影響が、原発をどうするかの議論を封じつつある。 4月10日に投開票があった市長選は容認派2人による争いになった。4年前の市長選で「任期中、再稼働には同意しない」と訴えて敗れた男性(62)は今回、同時に行われた市議選に転じたが、支援者からは「原発に触れない方がいい」と釘を刺された。 市議に当選した男性は「原発の恩恵を受ける人が近所や親戚にいる。事故の記憶が風化し、反対と言いづらい元の街に戻った」と感じる。 市長選の投票率は過去最低で、白票336票を含む無効票は前回の倍になった。年金暮らしの男性(65)は、脱原発の思いを込め、白票を投じた。 男性は12年、再稼働の是非を問う県民投票の実施を求め、署名を集めた。御前崎市だけで1千人以上の署名が集まった。子育て世代や女性も声をあげ、「もしかしたら街が変わるかもしれない」。その期待は急速にしぼんだが、大量の白票に望みも感じた。 「わざわざ白票を投じた人があれだけいた。事故を危惧する人は決して少なくない。住民が直接意思を表示できる仕組みがほしい」と話す。(月舘彩子、岡戸佑樹) 全文は浜岡、しぼむ脱原発 停止5年「動けば食っていける」

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浜岡原発停止5年 御前崎前市長・石原茂雄さん「金なる木 甘えあった」via 東京新聞

「原発はお金がなる木だった」。中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)の全炉の運転が、政府の要請で停止してか ら十四日で五年。全国の原発停止の発端となったものの、その後の国内の原発を巡る動きは迷走している。浜岡原発に携わってきた同市の石原茂雄前市長 (69)に思いを聞いた。  -浜岡原発停止から五年間を振り返って。  東日本大震災後の二〇一一年五月五日朝、中電から海江田万里経済産業相(当時)が原発を視察すると突然の連絡が入った。視察に立ち会ったが、安全 対策に問題ないと判断した印象を受けた。ところが翌六日夜、総理官邸から、菅直人首相(当時)が浜岡の停止について発表する、との電話を受けた。あまりに 唐突で、なぜ浜岡だけが危険なのかと思った。国策として応援してきたのに、浜岡だけを止めるのは納得できなかった。かなり興奮し、関係機関に暴言を吐い た。東京のために一番近くの浜岡を止めるのかと疑った。  冷静に考えると震災以降、原発の安全神話は完全に崩れた。国は、国民の生命や財産を守ろうと判断し、浜岡を止めたと思う。そのおかげで浜岡の安全対策が進んだ。首相の判断は重要だったと感じている。 (略)  -原発の存在とは。  多くの先人が言うように、原発は「お金がなる木」だった。市長就任時、周りから財政豊かで市政運営が楽だとうらやましがられた。確かに原発のおか げで恵まれていた。今となっては、その甘え体質をなくさないといけない。予算の無駄遣いなどが目立ち、新たなアイデアを生み出すことも少ない。旧浜岡町時 代からの悪癖として続いている。自分も甘えていたかもしれないと反省している。  -再稼働の判断は。これからも原発は必要か。  再稼働は、活断層の調査や安全対策を確認し、まず原子力規制委員会が判断する。その後は、県や国が納得できる説明責任を果たす義務がある。最終決 定は市民に託されるが、住民投票で白黒付けることなく、じっくりと話し合うことが大切だと考えている。原発はずっと存在する。新市長は再稼働推進の立場だ が、課題は山積しており、厳しい判断が迫られる。 全文は浜岡原発停止5年 御前崎前市長・石原茂雄さん「金なる木 甘えあった」

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浜岡原発3号機で非常設備トラブル相次ぐ via 中日新聞

中部電力は11日、浜岡原発3号機(静岡県御前崎市)で空調設備が破損し、破片が緊急時の冷却用の水に混入しているのが見つかったと発表した。また同日、非常用ディーゼル発電機を試運転中に潤滑油が漏れるトラブルが起きた。 3号機は2010年11月に定期点検に入って以来、停止している。このため、中電本店広報部は「放射性物質の漏えいはなく、安全上の影響もない」と説明するが、非常時への備えに不安を示す形となった。 中電によると6日、原子炉格納容器内を巡視していた社員が、床に散乱したアルミ薄板やガラス繊維などの破片に気付いた。空調設備に取り付けられた9個の塩 分除去フィルターのうち1個(縦横61センチ、奥行き29センチ)が破損していた。通気管がつながる圧力抑制室を調べると、室内の水からも破片が見つかっ た。中電は、これらの破片は破損後、空調ファンの風で飛ばされたとみている。 (略) 3号機は15年6月、再稼働の前提となる原子力規制委員会の審査に申請している。 全文は浜岡原発3号機で非常設備トラブル相次ぐ

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浜岡原発 火災対策不備528カ所に via 中日新聞

中部電力は三十日、浜岡原発(御前崎市)3、4、5号機の火災対策で、中央制御室床下のケーブルや分離板を調 査した結果、延焼を防ぐセラミック製分離板の未設置や破損の不備が計五百二十八カ所あったと発表した。同日、原子力規制委員会と静岡県に報告。早急に不備 を改善するとしている。  中央制御室には系統ごとに多くの機器やケーブルがあり、一系統で火災があっても分離板で他系統への延焼を防止する仕組みになっている。  東京電力柏崎刈羽原発(新潟県)で安全設備関連のケーブルが新規制基準に反して設置されていた問題を受け、中電も昨年十一月から4号機中央制御室 床下の配線スペースを調査した。十二月には4号機だけで百七十八カ所の不備があったと発表し、同機のほかの箇所や3、5号機についても調査していた。  今回の発表で、4号機は不備が三百七十七カ所に増え、3号機では百四十三カ所、5号機は八カ所だった。計五百二十八カ所の内訳は、分離板の未設置 が九十三カ所、ケーブルが分離板を貫通しているのが百四十二カ所、分離板が割れるなどの破損が五十七カ所、ケーブルの不適切な敷設などが二百三十六カ所 だった。 続きは浜岡原発 火災対策不備528カ所に 関連記事:原発電源ケーブル新規制基準違反5000件 via 毎日新聞 違反があった原発は、東北電力東通1号機(青森県)▽同女川1〜3号機(宮城県)▽東京電力福島第2・1〜4号機(福島 県)▽同柏崎刈羽1〜7号機(新潟県)▽中部電力浜岡3〜5号機(静岡県)▽北陸電力志賀(しか)1号機(石川県)の計6原発19基(いずれも沸騰水 型)。  違反の内訳は、安全対策に関係するケーブルと他のものを分離する延焼防止の板が設置されないなどのケースが1304件、ケーブルを混在して敷設していた ケースが3674件。違反件数のうち、6割強を柏崎刈羽原発が占めた。このほか、日本原燃の使用済み核燃料再処理工場(青森県)でも351カ所で違反が あった。

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再処理工場で基準違反=浜岡、福島第2の計7基も-原発ケーブル問題 via 時事ドットコム

原発で安全設備関連のケーブルが新規制基準に反して分離されていないケースが相次いで発覚している問題で、日本原燃は30日、原発から出る使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)でも同様の違反が見つかったと明らかにした。詳細な調査結果は31日にも公表する。 また、中部電力浜岡原発3~5号機(静岡県御前崎市)と東京電力福島第2原発1~4号機の計7基でも安全設備関連のケーブルで違反があることが30日判明した。 日本原燃によると、2月23日に再処理工場の運転を行う制御建屋と呼ばれる施設内で、安全設備関連のケーブルとそれ以外のケーブルが混在しているのが確認された。再処理工場は稼働の前提となる原子力規制委員会の審査が行われている。 続きは再処理工場で基準違反=浜岡、福島第2の計7基も-原発ケーブル問題

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曲がったファンの軸交換せず=摩擦で発火か、浜岡原発火災-中部電 via 時事ドットコム

 中部電力浜岡原発(静岡県御前崎市)2号機タービン建屋で先月発生した火災について、同社は5日、県に対して原因と再発防止策を説明した。排気ファンの軸がわずかに曲がっていたことにより、軸受けに摩擦熱が発生したことが主な原因とみられるという。 同社の説明によると、2012~13年、本来使うべきものとは違う型番の軸受けを使用していたため、軸に曲がりが生じた。軸受けはその後正規品に取り換えたが、軸は交換しなかった。そのため、軸受けに摩擦熱が生じ、潤滑剤のグリースが発火温度に達したという。 続きは曲がったファンの軸交換せず=摩擦で発火か、浜岡原発火災-中部電

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浜岡原発タービン撤去へ=廃炉1、2号機、第2段階に via 時事ドットコム

中部電力は3日、2009年に運転を終えた浜岡原発1、2号機(静岡県御前崎市)の廃炉計画について、タービンなど原子炉の周辺設備を撤去する第2段階に入ったと発表した。原子力規制委員会が同日付で認可した。早ければ2週間以内に撤去作業を開始する。 (略) 核燃料の搬出や配管の除染など第1段階が終了したため、中部電は昨年3月、第2段階への移行を規制委に申請していた。22年度までにタービンや復水器、排気筒を解体する。 約4000トンの放射性廃棄物が発生する見込みで、処分方法が決まるまで1、2号機建屋内に保管する。 全文は浜岡原発タービン撤去へ=廃炉1、2号機、第2段階に

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浜岡原発2号機で火災 けが人や放射能漏れなし via 朝日新聞

中部電力は7日、廃炉に向けて作業を進めている浜岡原発(静岡県御前崎市)2号機のタービン建屋3階で火災が起きたと発表した。外部への放射性物質漏れや、作業員のけがはないとしている。 中部電によると、7日午前11時5分ごろ、建屋3階で火災報知機が作動し、社員が向かったところ、タービンの排気ファンの軸受け部分から出火していた。ファンを止めたところ炎は収まり、延焼はないという。 続きは浜岡原発2号機で火災 けが人や放射能漏れなし

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