Tag Archives: 労働における公正・平等

<指定廃焼却施設>「放射線対策なしで作業強いられた」仙台の男性作業員、元請けを審判申し立てへ via 河北新報

 東京電力福島第1原発事故に絡み、福島県飯舘村蕨平(わらびだいら)地区の除染で出た指定廃棄物などを燃やす仮設焼却施設での勤務時、適切な放射線防護対策が講じられないまま作業を強いられたとして、仙台市の男性作業員(46)が近く、施設の管理運営元請け会社の日揮(横浜市)に慰謝料など求める労働審判を仙台地裁に申し立てることが12日、分かった。 男性は2016年1~5月と17年8~12月に施設で勤務。焼却灰の粉じん清掃や焼却炉内の機器点検などを担当した。作業には全面マスクと放射線防護服の着用が労働安全衛生法で義務付けられているが、通常の作業服と半面マスクで作業に当たった。 施設の放射線管理担当者は「防護服の着用はいいから。早く(焼却灰を集めた)フレコンバッグを作れ」などと指示。作業場の管理区域には常設のダストモニター(粉じんの放射線量測定装置)が無く、担当者が手持ちの線量計で測っていたという。 男性は「将来の健康不安が拭えない。人体への被ばく線量の制限を定める放射線障害防止法に抵触する可能性もある」と主張。 […]     全文

Posted in *日本語 | Tagged , , , | 3 Comments

除染区切りも揺らぐ信頼 福島、元作業員証言 via 中日新聞

東京電力福島第一原発事故に伴う除染事業に携わった複数の元作業員らが本紙の取材に、「(放射性物質を含んだ)汚染土を不法投棄した」「手抜き除染が横行していた」とずさんな作業の実態を証言した。除染事業は、立ち入りが制限されている帰還困難区域を除いて三月で完了。国は除染に区切りがついたとしているが、事業の信頼性自体に疑問が残る形となっている。  除染事業は、放射線量が高かった第一原発周辺の旧避難指示区域は国が、それ以外の地域は市町村が計画を立てて進めてきた。  環境省によると、福島県を中心に九十二市町村で実施した除染作業の進捗(しんちょく)率は三月で100%に達し、国が実施した旧避難指示区域の除染も完了した。  だが、福島県飯舘村で二〇一五年夏に除染作業をした元作業員の男性(38)は、除染で出た土を現場周辺の除染作業をしていない山林に「廃棄した」と本紙に明かした。一七年に同県富岡町などで除染作業を行った業者の元作業員三人は「汚染水をそのまま垂れ流し、屋根のほとんどを除染していなかった」と手抜き除染の実態を語った。いずれの経営者も本紙の取材に内容を否定している。  環境省は、不法投棄については事実なら刑事処分の対象になる可能性があるとした上で「具体的な情報があれば警察への通報を検討する」とコメントしている。  除染事業には、国直轄と市町村分を合わせて計二兆九千億円が投じられ、延べ三千百六十万人の作業員が従事。発生した汚染土壌や廃棄物は、ナゴヤドーム約九杯分の計千六百万立方メートルに上る。線量が特に高い帰還困難区域でも一部で除染が始まっている。  除染事業を巡っては、本紙の取材で汚染土を詰めた二重構造の除染袋(フレコンバッグ)で、防水機能のある内袋を閉めない手抜き作業が一部で横行していたことが判明している。 ◆国は再発防止策を  伴英幸・原子力資料情報室共同代表の話 汚染水垂れ流しや汚染土不法投棄は汚染を拡大させるもので、事実だとすれば到底許されない。 […] 全文

Posted in *日本語 | Tagged , , | 15 Comments

東日本大震災 福島第1原発事故 技能実習生の除染を禁止へ 政府が答弁書 via 毎日新聞

政府は16日の閣議で、外国人技能実習生に除染作業を担わせることを禁じることを示した答弁書を決定した。技能実習生として来日したベトナム人男性が、十分説明されないまま東京電力福島第1原発事故による除染作業に従事していたことを受けた措置。 (略)   法務省や厚生労働省は、技能実習生による除染作業について「一般的に海外で行われる業務ではない。被ばく対策が必要で、技能習得に専念できる環境とは言いがたい」との見解を公表。今後は実習生を受け入れる企業などに対し、除染に従事させない誓約書の提出を求める方針だ。【五十嵐和大】 全文は東日本大震災 福島第1原発事故 技能実習生の除染を禁止へ 政府が答弁書 当サイト既出関連維持: 東日本大震災 福島第1原発事故 岩手の建設会社、技能実習生に除染作業 ベトナム人男性証言 via 毎日新聞

Posted in *日本語 | Tagged , , | 1 Comment

<福島第1原発>放射性物質含む雨水漏れ via 河北新報

 東京電力は15日、福島第1原発の汚染水貯蔵タンクの周囲に設けたせきから、微量の放射性物質を含む雨水が漏えいし、地中に染み込んだと発表した。 (略) 敷地外への漏えいはないとしている。 東電によると、雨水をポンプで移送中、東電社員が現場を離れた間にホースが本来の位置とずれ、最大で約6.5トンが外側のせきに漏れた。漏れた水からは、ベータ線を出す放射性物質が1リットル当たり420ベクレル検出されており、そのまま外部に排水できる濃度(同30ベクレル)を上回っていた。 全文は<福島第1原発>放射性物質含む雨水漏れ

Posted in *日本語 | Tagged , , , , | 5 Comments

東日本大震災 福島第1原発事故 岩手の建設会社、技能実習生に除染作業 ベトナム人男性証言 via 毎日新聞

技能実習生として来日したベトナム人の男性(24)が14日、東京都内で記者会見し、東京電力福島第1原発事故後の除染作業に従事させられたと証言した。支援団体によると、実習生による除染が公になるのは初めて。 (略)  男性は2015年9月に来日し、同年10月~16年3月、福島県郡山市の除染に従事。実習先の岩手県内の建設会社との契約では「建設機械・解体・土木」の実習をするはずで、「来日前に除染の説明はなかった。(国が定める)被ばくに関する教育もなかった」としている。男性は16年9~12月には避難指示区域だった福島県川俣町で国直轄の建物解体工事にも従事したが、日当と別に出る特別手当(当時6600円)は3分の1の2000円しか受け取れなかった。  男性は「危険な仕事だと知っていたら来なかった。健康への影響が心配だ。契約した通りの仕事を日本で続けたい」と話している。  実習先の建設会社代表は14日、毎日新聞の取材に「日本人と同じように除染の仕事に入れたが、ベトナムで面接時に除染をする可能性も話した。現場に入る前に他の労働者と一緒に教育も受けさせた。通訳はいなかったが分からなければ聞いてくれと伝えた」と話した。【林田七恵】 全文は東日本大震災 福島第1原発事故 岩手の建設会社、技能実習生に除染作業 ベトナム人男性証言

Posted in *日本語 | Tagged , , , | 1 Comment

ドローン調査、最大毎時15ミリシーベルト 福島第1原発3号機建屋 via 産経ニュース

東京電力は28日、福島第1原発3号機の原子炉建屋内で実施した、小型無人機ドローンを使ったがれきの状況や放射線量の調査結果を公表した。放射線量は最大で毎時15ミリシーベルトだった。2、3階では水素爆発によって散乱したがれきを確認した。東電は「人が立ち入って短時間の作業は可能だが、本格的な作業をするには除染などの対策が必要だ」と分析している。 (略) 建屋1階の吹き抜け部分から、人が立ち入ったことがない2、3階まで上昇させた。3階は毎時14ミリシーベルト、2階は毎時10ミリシーベルト、1階は毎時15ミリシーベルトだった。東電は調査で得られたデータを基に、人が立ち入って作業する場合の被ばくを抑制する考えだ。 全文はドローン調査、最大毎時15ミリシーベルト 福島第1原発3号機建屋

Posted in *日本語 | Tagged , , | 2 Comments

巨匠・篠山紀信が「いまの福島第一原発」で目にしたもの via ゲンダイ

未曽有の後始末はこうして行われている (略) 実は、毎日6000人が働く巨大建設現場に変貌を遂げているという現地の、約350万㎡に及ぶ広大な敷地では、東京電力をはじめゼネコンや原発メーカーが30~40年後の廃炉完了を目指し、様々な調査や工事を進めている。 その7年間の取材をまとめた一冊が、土木専門誌「日経コンストラクション」編集部がまとめた『すごい廃炉』だ。今回はその中に掲載されている篠山さんの写真と文章とを、特別に引用掲載する。 (略) でも、常に原発のことが心の隅にあった。写真家として震災を捉えた時、原発の問題は素通りできない。だが、津波の被災地に行くより怖かった。自分に何ができるのかと。するとまた、編集部が僕の背中を押してくれた。今度は躊躇しなかった。 帰還困難区域を通って原発に着くと、まずパスポートを見せて、全身の放射線量を量る。そして、靴を脱ぎ、靴下を脱ぎ、靴下を2枚はいて、防護服を着て、ヘルメット、マスク、だてメガネまでして。何重もの垣根を越えないとたどり着けない。だからこそ、感無量だった。 だが、震災直後とほとんど状況は変わっていない。原子炉の中のデブリ(溶け落ちた核燃料)の調査は始まったばかりだし、まずそれを引っ張り出す方法も、出したところでどうしていいかも分からない。6年もの間、毎日6000人近い人が働き、膨大なお金と知力を使ってもだ。 全文は巨匠・篠山紀信が「いまの福島第一原発」で目にしたもの

Posted in *日本語 | Tagged , , | 6 Comments

除染業者の44%に法令違反 福島労働局が是正指導 via 産経ニュース

福島労働局は22日、昨年1年間に東京電力福島第1原発事故の除染作業に携わった274業者のうち、44%に当たる121業者で労働安全衛生法や労働基準法の違反が見つかり、是正指導したと発表した。 違反件数は179件。内訳は、作業員に放射線量計を装着させないなど安全衛生関係が118件、時間外労働の手当を支払わないといった労働条件関係が61件だった。 第1原発の廃炉作業を担った129業者には、雇用時の労働条件通知書に時間外労働の有無を記載しないなど210件の違反があった。 続きは除染業者の44%に法令違反 福島労働局が是正指導 

Posted in *日本語 | Tagged , , | 2 Comments

福島第一3号機、建屋カバー完成 今秋にも燃料取り出し via 朝日新聞

東京電力福島第一原発3号機の原子炉建屋最上階に設置が進められていたカバーが21日、完成した。使用済み燃料プールからの燃料取り出し作業で、放射性物質の飛散を防ぐのが目的。東電は燃料取り出しを今秋にも始める予定だ。 (略) 作業員がすでに設置されていたパーツと合体させ、プールを覆う長さ約57メートルのカバーが完成した。 損傷した建屋のプールには566体の燃料が残っている。再び大きな災害が起きた場合にリスクとなるため、取り出しを急ぐ必要がある。放射性物質の飛散を防ぐカバーの完成は、取り出し作業に向けた大きな一歩になる。(石塚広志) 全文は福島第一3号機、建屋カバー完成 今秋にも燃料取り出し

Posted in *日本語 | Tagged , , , | 2 Comments

福島第1原発 廃炉の記録、次世代に 現場で3年半撮影 via 毎日新聞

写真家の西澤丞(じょう)さん(50)=群馬県高崎市=が来月、東京電力福島第1原発の廃炉作業が行われている現場を3年半にわたって撮影し続けた写真集「福島第一廃炉の記録」(みすず書房)を出版する。 (略)  西澤さんは約15年前から、製鉄所や高速道路の建設工事など「日本の現場」をテーマに撮影してきた。2011年3月、福島第1原発事故が発生。その後、東電が公表する写真は不鮮明であったことから、「現場の様子がきちんと伝わる写真を次世代に残したい」と考えたという。東電と交渉を重ね、月1回程度、現場を撮影することになった。  防護服と全面マスクを身につけ、14年7月に初めて現場に足を踏み入れた。まだ敷地の海沿いには、がれきがあり、事故の痕跡が色濃く残っていた。作業員にカメラを向けると「何を撮ってんだ」と、にらまれたこともあったという。  西澤さんは汚染水の浄化装置内部や、浄化後の水を保管するタンクの建設現場などで撮影を続けている。時間の経過とともに、復旧工事が徐々に進むのを感じた。敷地内の除染が進み、多くの作業員の服装が防護服から一般の作業服に変わった。休憩所からは笑い声も聞こえるようになった。  だが、原子炉建屋周辺の放射線量はいまだに高く、その現場では今も厳しい作業が続く。(略) 【柳楽未来】 全文は福島第1原発 廃炉の記録、次世代に 現場で3年半撮影 

Posted in *日本語 | Tagged , , | 2 Comments