来月仮処分を申請 県内住民有志 伊方原発 via 大分合同新聞

大分県内の住民有志でつくる「伊方原発をとめる大分裁判の会(準備会)」は8日、大分市内で会議を開き、7月中に四国電力伊方原発(愛媛県伊方町)の運転差し止めを求める仮処分を大分地裁に申し立てることを確認。秋以降に訴訟を起こす方針を示した。

会議には県内で脱原発活動をしている市民団体のメンバーや弁護士ら15人が出席し、今後のスケジュールについて話し合った。
メンバーによると、7月上旬に「大分裁判の会」を正式に発足させる。四国電は7月下旬に伊方3号機の再稼働を目指していることから、メンバーは「再稼働前のなるべく早い時期に仮処分を申し立てる」とした。
訴訟の原告は100人以上を目標に参加を呼び掛ける。大分からの視点で伊方原発の危険性を指摘することから、原告は県内在住者に限定する。裁判を支援する「応援団」も募る。
脱原発大分ネットワークの小坂正則事務局長(62)=大分市=は「ひとたび事故が起きれば大分への影響は計り知れない。一人でも多くの人の理解を得ながら、仮処分、訴訟に向けた手続きを着実に進めたい」と話した。
伊方原発を巡っては、松山、広島両地裁で運転差し止めを求める訴訟、仮処分の申し立てが起きている。

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