東京電力福島第1原発事故で、放射性物質の濃度が比較的低い汚染水を海に放出する作業が9日、最終段階を迎えた。
汚染水の放出は、発電所内にたまった高濃度汚染水の貯蔵先を確保するための策。しかし、濃度が低いとはいえ、計約1万トンにも上る汚染水の大量放出に漁業関係者をはじめとして多方面から批判の声が上がっていた。
海に向けて水を放出しているのは、液体廃棄物などを処理する集中環境施設。廃棄物などを扱う施設のため、高濃度汚染水を収容しても外に漏れ出す恐れが低いとされ、貯蔵先として選ばれた。
続きは『汚染水放出 批判の中、最終段階』から。