原発安全神話を象徴する広告塔、双葉町での展示を要望 via 朝日新聞

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広告塔は高さ4・5メートル、幅16メートルで、町が1988年に双葉駅前、91年に町役場前に1基ずつ設置。「原子力明るい未来のエネルギー」など住民から募集したPR標語を掲げ、事故後に原発の安全神話を象徴する負の遺産として広く知られるようになった。

 伊沢史朗町長は20日、朝日新聞の取材に「原子力政策を推進した町が被害に遭った。その反省も含め、訴えかけるものとして展示して欲しい」と話した。ここから続き

 老朽化のため、町は2016年3月に広告塔を撤去。現在、外枠は町役場の車庫に、標語の文字が描かれたアクリル板56枚は県立博物館(会津若松市)で保管している。

 一方、県は伝承館の開館に向け、18年10月から非公開で、有識者による展示内容の選定委員会を開催。広告塔の展示についても検討してきたが、伊沢町長によると、今年に入り、県生涯学習課の担当者から「スペースの関係で館内展示は難しい」と説明を受けたという。町は広告塔を復元し、原寸大での展示を求めていて、屋外での常設展示を県に要望しているという。

 県によると、17日に最後の選定委員会があり、広告塔を含めた展示内容について、近く結論を出す予定という。(古庄暢)

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