東京大などの研究者グループによるシンポジウムは19日、福島市のコラッセふくしまで開かれた。放射線の健康リスクに対する心理的メカニズムについて大学教授らが研究結果を報告した。
研究者グループは個人の心理を分析する「行動免疫班」、情報拡散を調べる「ツイッター班」、社会への影響を分析する「社会班」の3班で構成する。いわゆる「放射能」が人の心にどのような影響を与え、社会に広がるのかを3年間にわたって研究している。
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インターネット調査の結果によると、国や県などの情報源が信頼できないとして「放射能」に過度な不安を抱く傾向があるとし、「(行政などによる)情報提供だけではマイナスな考えを変えるのに十分ではない」と指摘した。
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シンポジウムは、原発事故後、人々が放射線を嫌って避ける心理的メカニズムや放射線を嫌う情報がツイッターなどでどのように拡散していくかを踏まえ、風評被害などへの社会的対応を考えた研究プロジェクトの成果を報告した。
福島で”放射線嫌悪の心理”報告 風評対応へ成果生かすvia福島民友
そもそも放射線のリスクが不安の元になることが説明必要な研究課題となるのが本末転倒ではないだろうか。「福島民友」の見出しや内容はさらに甚だしい心理主義を呈している。