「原子力看板」21日から撤去 双葉町、将来的な展示視野 via 福島民友

東京電力福島第1原発事故に伴い全町避難が続く双葉町が撤去を計画している計2枚の原子力広報看板について、町は21日から撤去作業を始める。撤去 した看板は双葉、浪江両町に整備される復興祈念公園などでの将来的な展示を視野に、双葉町役場内の倉庫に復元可能な状態で保管する。作業は1月10日ま で。

双葉町公民館・体育館前の看板1枚を年内に撤去し、町役場前の1枚は年明けに取り外す。

「原子力明るい未来のエネルギー」の標語が採用され、6月に町に撤去反対と現場での永久保存を求める署名約6千人分を提出した自営業大沼勇治さん (39)=茨城県に避難中=は、看板撤去について「看板は原発を推進した町の歴史を伝えるシンボル。分かってはいたが撤去は残念。一時帰宅の時の風景が変 わってしまう。原発に翻弄(ほんろう)された自分にとって撤去は歴史的な日になる」と話した。

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