長崎の被爆者・松添博さん死去 「ふりそでの少女」描く via 朝日新聞

長崎の原爆で被爆死して振り袖姿で火葬された少女を描いた「ふりそでの少女」の絵で知られる被爆者の松添博(まつぞえ・ひろし)さんが13日、がんのため亡くなった。83歳だった。通夜は14日午後6時30分、葬儀は15日午前11時から長崎市大橋町14の16の大橋メモリードホールで。喪主は妻君子さん。

14歳の時、爆心地の北約3・8キロの長崎市滑石の自宅庭で被爆。その10日後、畑で火葬される振り袖姿の2人の少女を見た。その光景が忘れられず、1974年に絵に描き、絵本「ふりそでの少女」として92年に出版した。

被爆の語り部としても活動し、語り部らでつくる長崎平和推進協会継承部会長を2006~09年に務めた。また、市民グループ「紙しばい会」のメンバーとして、被爆体験を題材にした紙芝居を作り、読み聞かせをしてきた。

11年に咽頭(いんとう)がんで声を失った後も、人工喉頭(こうとう)を使って語り部の活動を続けた。「語り部は僕の生きがい。平和のために絶対続けなければならない」と語っていた。

続きは長崎の被爆者・松添博さん死去 「ふりそでの少女」描く

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