「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変 via 女性自身

(抜粋)

福島県では’11年度に0歳から18歳までの子どもたち3万8,114人を検診したところ、3人の甲状腺がん患者と、7人の疑いのある子どもがいたことを発表した。100万人に1人といわれる小児甲状腺がん。単純比較して262倍の発生率となる。

調査に当たった医師は、「チェルノブイリ事故のケースでは最低でも事故から4〜5年後に甲状腺がんが発生したことから、今回の被ばくの影響は考えにくい。精度の高い検査をしたために、高い頻度で甲状腺がんが見つかった」と会見で説明した。

だが、岡山大学大学院の環境学研究科教授の医学博士・津田敏秀先生はこの説明に異論を唱える。

「あたかも10年、20年後に見つかるような潜在的ながんを早期発見したと説明しています。しかし、今回断定された3例の甲状腺がんは、発見以降、経過を見て、がんが大きくなってしまったから、手術をしたもの。大人になって発症したものとはいえません」

(略)

不安を持つのは母親ばかりではない。さまざまな生物にもその影響が現れている。5,940頭の、チョウの研究にあたった琉球大学理学部准教授の大瀧 丈二先生は、事故の2カ月後に、福島県を訪れた。つくば、水戸、福島市、線量が高い本宮市、広野町などで144匹のヤマトシジミというチョウを採取。そし て、採取地ごとに沖縄で管理した。注目したのは子ども世代の異常が顕著だったことだ。

「目の陥没、羽が折れ曲がっている、触覚の片側が短いなどの異常がありました。広野町で採取したチョウの異常率は十数%で、9月に採取したチョウの 子ども世代の異常率は全体で約60%でした。海外メディアはこの研究を取り上げましたが、日本ではほとんど報道されません」(大瀧先生)

全文は「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変

当サイトに2012年8月12日付けで掲載した以下の記事は掲載元から削除されています。

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