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福島で研究をしていた琉球大学の野原千代さんが昨晩亡くなられたそうですvia みんなの日記

福島原発事故の後ヤマトシジミへの被曝の影響を研究されていた野原千代さんが昨晩亡くなられたそうです。   福一事故による自然界への被曝影響を研究している化学者の六人目の犠牲者らしい。 原発事故のチョウへの影響、スイスでの講演発表が大反響    日本で最も繁栄しているチョウ、ヤマトシジミ。福島第一原発事故のこのチョウへの影響を共同研究した琉球大学院生の野原千代さんが11月29日、ジュネーブで開催されたシンポジウム「放射線の遺伝子への影響」で講演し、大反響を呼んだ。この研究は2012年の発表当時にスイスのメディアでも大きく取り上げられている。 「福島県からは全員避難してほしいです。 軽視できるリスクではありません。 それにやり直しの効かないリスクです。 お母さん方が後で福島に残ったことを後悔するような ことになってほしくないです。 それが私が調査を続けている動機です。」 全文を読む。 ◇千代さんのことviaおしどりチャンネル […] 「私が余命1年だったら『余命1年の会』を結成して、命がけの抗議をやろうと思うの。 でも、私は余命1年じゃないから、この被ばくの研究を命がけでしようと思ったの。」 娘たちにもそう話した、とおっしゃってました。 ******** でもね、去年、名古屋のホテルで、夜通し喋っていたときにした約束、千代さん覚えてる? 絶対に生き延びよう、って。 どれだけ知ってても調べてても、生き残らなくては意味がないって。 広島の原爆で生き残られた、肥田舜太郎先生みたいに、生き延びて伝えなくちゃダメだって。 ******** […] 千代さんの被ばくと蝶の研究は素晴らしく、山本太郎議員が国会での質問にも使っていました。 そのときに、千代さんからレクを受けて(あ、それこそ名古屋のホテルで一晩中聞いたんだった) 山本太郎議員に話をして。 そのときの書き起こしをはっておきます。下記。 千代さんのFacebookの最後の投稿は、10月14日のもの。 岡山大学の津田敏秀先生が小児甲状腺がんの、論文の報告を海外特派員協会でされた記事をシェアして 「津田先生は、本当に率直、真っ正直な方です」 とコメント。 千代さんも同じだよ!  いつもいつも、原発事故の汚染と未来と子どもたちのことを心配してた。 「だって原発事故があったのに、なんで、みんなわからないの? 決定的な何かがたくさん出てくるまで、わからないっていうの??」 腎臓がお悪くて、7月8月はお一人で用も足せなくなっていた、と伺ったけれど、 そんなに苦しくても、最後まで、原発事故と子どもたちのことを考え続けた千代さん。 […] ◇The … Continue reading

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(プロメテウスの罠)チョウを追う:11 全国の虫好きが協力 via 朝日新聞

 ◇No.1337  福島第一原発の事故直後に琉球大理学部研究チームは、ヤマトシジミを採集するため福島などに飛んだ。  まだ事故から間もない時期の調査だった。それだけに、行くことをためらったメンバーもいる。  平良渉(たいらわたる)(27)も、そのひとりだ。  放射能について詳しいわけではない。混乱は続いていたし、沖縄にいて、現地がどうなっているのかも、よく分からなかった。  だが仲間がチョウを採集してきた段階から積極的にかかわっていく。  2012年8月、チームは最初の調査結果を、オンラインの英国の科学誌で公表した。この日本語訳を付けて、研究室のホームページで誰もが読めるようにしたのが平良だ。  これに対してネット上には様々な批判や意見が流れた。  「サンプル数が足りない」  「事故前のデータがない」  原発周辺で採ったチョウの形や色を、他地域のチョウと比べて違いがあるといっても、そもそも福島のチョウは、原発事故以前から、形や色が異なっていたのではないか……。  もっともな指摘だ。足りない点をどう補うか。より多くの地域のヤマトシジミを見てみよう。事故前のチョウとも比べたい。外部の協力も求めることにした。  知恵をしぼったのが平良だ。  中学時代にクロアゲハや珍しいガを育てていた。以来、沖縄昆虫同好会を毎月のぞいている。メーリングリストやメルマガなどを使って、全国のチョウ好きに呼びかけた。  「全国のヤマトシジミを集めています。お住まいの近くで採って送ってもらえないでしょうか」 […] さらに、調べていると「福島県の蝶(ちょう)」という本をみつける。  著者の角田伊一(つのだいいち)(79)は福島県三島町に住んでいる人だった。  12年11月、平良は他の院生たちと自ら福島まで訪ねていった。  角田は半世紀にわたり、福島県内で1万を超すチョウの標本をとっていた。  「こんな古いものが役に立つとは」  そういって6匹のヤマトシジミを差し出してくれた。  どこにでも飛んでいるチョウだけに、とくに集める気もなかったが、たまたま6匹持っていたという。  研究室とは無縁だった人たちを巻き込みながら調査はつづけられていく。(中山由美) (プロメテウスの罠)チョウを追う:12 私もできることを ◇No.1338  琉球大の調査には、研究室の外の人もかかわっていった。  「あの混乱の中で、こんなことを調べていた人がいたんだ」  2012年夏。  福島県南相馬市に住む吉田邦博(よしだくにひろ)(54)はネットで見つけた琉球大の調査報告に驚いた。  震災直後に福島県などで採集したヤマトシジミについて記していた。  わざわざ沖縄から福島まで足を運んでいたことに素朴に感動した。  吉田自身は大震災を広野町の工場で迎える。重機で車を解体していたとき、激しい揺れに襲われ、必死に手すりにしがみついた。  元々は住宅建設の仕事をしていたが、原発で作業したこともある。  揺れが収まってしばらくして、福島第一原発で働いている元の仕事仲間から電話が入った。  「原発の配管が壊れて水が噴き出している。早く逃げろ」  友人、知人に電話しまくった。  「避難した方がいい」  別れた妻子のいる南相馬市に急いだ。内陸側に大回りして北上。翌日未明にたどり着いた。だが、逃げるようにいっても、聞く耳持たずで取り合ってくれない。  「原発が危ない」。近所の人に伝えても、いぶかられるだけ。 … Continue reading

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「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変 via 女性自身

(抜粋) 福島県では’11年度に0歳から18歳までの子どもたち3万8,114人を検診したところ、3人の甲状腺がん患者と、7人の疑いのある子どもがいたことを発表した。100万人に1人といわれる小児甲状腺がん。単純比較して262倍の発生率となる。 調査に当たった医師は、「チェルノブイリ事故のケースでは最低でも事故から4〜5年後に甲状腺がんが発生したことから、今回の被ばくの影響は考えにくい。精度の高い検査をしたために、高い頻度で甲状腺がんが見つかった」と会見で説明した。 だが、岡山大学大学院の環境学研究科教授の医学博士・津田敏秀先生はこの説明に異論を唱える。 「あたかも10年、20年後に見つかるような潜在的ながんを早期発見したと説明しています。しかし、今回断定された3例の甲状腺がんは、発見以降、経過を見て、がんが大きくなってしまったから、手術をしたもの。大人になって発症したものとはいえません」 (略) 不安を持つのは母親ばかりではない。さまざまな生物にもその影響が現れている。5,940頭の、チョウの研究にあたった琉球大学理学部准教授の大瀧 丈二先生は、事故の2カ月後に、福島県を訪れた。つくば、水戸、福島市、線量が高い本宮市、広野町などで144匹のヤマトシジミというチョウを採取。そし て、採取地ごとに沖縄で管理した。注目したのは子ども世代の異常が顕著だったことだ。 「目の陥没、羽が折れ曲がっている、触覚の片側が短いなどの異常がありました。広野町で採取したチョウの異常率は十数%で、9月に採取したチョウの 子ども世代の異常率は全体で約60%でした。海外メディアはこの研究を取り上げましたが、日本ではほとんど報道されません」(大瀧先生) 全文は「チョウの60%に異常が…」研究者が危惧する福島の異変 当サイトに2012年8月12日付けで掲載した以下の記事は掲載元から削除されています。 チョウの羽や目に異常=被ばくで遺伝子に傷か-琉球大 via 時事ドットコム 英文記事はこちらです。 The biological impacts of the Fukushima nuclear accident on the pale grass blue butterfly via Scientific Reports (英文)  

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