ドイツの倫理委員会。の巻 via マガジン9(雨宮処凛がゆく!)

(抜粋)

資料などによると、福島の原発事故から10日ほどしか経っていない頃にメルケル首相が設置した「賢人会議」だという。17人の委員のうち、原子力業界の 関係者はおらず、社会学者や哲学者、キリスト教関係者らなどからなる。メルケル首相の諮問委員会であるこの委員会の「倫理委員会〜安全なエネルギー供給」 報告書がドイツの脱原発法案の基礎になっているという。

この報告書を読むと、再生可能エネルギーなどの具体的な提案もありつつ、しかし、「フクシマ」の大災害へのショックが綴られ、そして原発、核エネルギーに対して「倫理的根拠から」という言葉が何度か登場する。また、文中には以下のような言葉が文章が登場する。

「将来のエネルギー供給及び核エネルギーに対する倫理的評価に必要な鍵となる概念は、資源や自然環境を保ちながらの『持続性』と『責任』である。」

「倫理委員会は、エネルギー転換をなすべく人(類)としての責任でこの委員会報告書の結論を提示する」(メルケル連邦首相諮問委員会 「倫理委員会〜安全なエネルギー供給」報告書)

そうして報告書は、リスクを抱えた原発の利用に「倫理的根拠はない」と結論づける。

全文はドイツの倫理委員会。の巻 via マガジン9(雨宮処凛がゆく!)

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