73歳「行動隊長」、米国行脚=収束作業志願に東電拒否-福島第1原発事故 via 時事ドットコム

東京電力福島第1原発事故の収束作業を志願する退役世代の「福島原発行動隊」隊長、山田恭暉さん(73)が28日、米国へ旅立つ。東電側の拒絶で目標実現 のめどが立たない中、海外で活動の意義を訴え、日本政府と東電に「外圧」をかけてもらうしかないと判断した。山田さんは、サンフランシスコ、シカゴ、ワシ ントンを訪れ、大学での講演や、地元マスコミのインタビュー、上下両院議員らとの意見交換をこなす。8月21日の帰国まで、長期の行脚だ。
「放 射能の体への影響が小さく、技術と経験を兼ね備えたリタイア組が、若年作業員の被ばくを肩代わりする」。山田さんの呼び掛けで、昨年4月に行動隊が結成さ れてから1年3カ月。現在、正規の隊員とサポート要員計2300人を擁する組織に成長した。同年7月には、山田さんらが東電の案内で福島第1原発の建屋を 視察、「出番は近い」との期待が高まった。

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