東日本大震災と東京電力福島第1原発事故で延期されていた県議選は20日投開票が行われ、58人の新県議が決まった。投票率は47・51%で、過去最低だった前回(平成19年)を9・48ポイント下回った。
原発事故で約8万人の有権者が県内外に避難する中、各候補者は手探りの戦いを強いられた。さらに、各会派とも「脱原発」で一致していたことから争点がぼやけ、選挙戦は盛り上がりを欠いた。
党派別の当選者は自民が現有議席と同じ26で、目標としていた過半数の30議席には届かなかった。ほかは民主15、共産5、公明3、社民、みんな各1、無所属7。みんなは県議会で初めて議席を獲得した。