福岡市で13日にあった「さよなら原発!福岡1万人集会」。九州を中心に集まった1万5千人(主催者発表)を突き動かしたのは、福島第一原発事故の深刻さに加え、無関心だったことへの反省、政府や電力会社、メディア、学者への不信感だったようだ。
「実感として、これで原発をなくせる、再出発の新たな日を迎えそうです」。集会を企画した福岡市の青柳行信さん(65)は、会場の舞鶴公園を埋めた参加者に向かい、そう語った。
福島市から福津市へ娘と避難中の宇野朗子さん(40)は「多くの犠牲を引き起こしてしまった大人として、絶対に同じ過ちを繰り返さないこ とを誓いたい」。木村朗・鹿児島大教授は「政府や東電、マスコミ、学者の責任を問うとともに、私たち自身の無知と無関心を反省する必要がある。放射能被害 への関心を持ち続けないといけない」と呼びかけた。
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