福島県の佐藤雄平知事は7日、東日本大震災と原発事故について読売新聞のインタビューに応じ、安全性を主張し続けてきた東京電力と国に対して憤りと不信感をあらわにした。
一方で、国の復興構想会議に入り、福島の再興に全力を尽くす考えを示した。一問一答は次の通り。
――事故後の東電と国の対応についてどう評価するか。
国と東京電力は我々に対して原子力発電は多重防護、だから安全だ、耐震安全性も確保していると言い続けてきた。率直に言って裏切られた気持ちだ。東電は「想定外」という言葉を使ったが、原子力政策は「想定外」のことを想定しないと対策はできない。あの言葉にはちょっと憤りを感じる。10万人を超える避難者を出し、県民が毎日放射線量を不安に思いながら生活している。この気持ちを東電も国も分かっているのか、と叫び続けたいような気持ちだ。ともかく全力、総力を挙げて一刻も早い収束をしていただきたい。
――国の対応は。
続きは『国と東電に裏切られた気持ち、憤りも…福島知事』から。