東京、特派員
数年前より複数の政治家が日本の原子力政策における透明性の欠如を指摘してきた。福島原発の所有者であり運営者である東電と闘争してきた福島県前知事の佐藤栄佐久氏もその内の一人だ。
元外交官にして元参議院議員の佐藤氏は、小泉政権(2001-2006)のネオリベラル経済政策を批判し、5回福島県知事に選ばれている。1988から2006まで福島県のリーダーを努めた佐藤氏は現在71歳で今も福島県に在住している。
何年も前から東電は検査の報告書類を改ざんしてきました。あなた自身こうした不正を知っていましたか?
佐藤氏 :
問題は東電だけではありません。2002年には福島県に原子力安全保安院(NISA)から、東電が福島第一原発の二つのリアクターの炉心格納容器に損傷が検出されたという報告書を不正に改ざんしたことを認める書類が届きました。
続きは 原発の大事故は軽率な人間たちによって引き起こされた」佐藤栄佐久前福島県知事インタビュー全文訳/仏ル・モンド誌28日付