文部科学省は1日、東日本大震災でボランティアに参加した学生の活動は単位として認めることが可能との通知を、全国の国公私立大などに出した。
通知は、ボランティア活動が授業の目的と関係あれば単位を出せるとしており、ボランティア論や福祉を学ぶ学生が参加した場合や、被災地の学校ボランティアを教育実習の単位として認めることなどを想定している。
また、学生が参加しやすい環境をつくるため、休学中の授業料を免除したり、ボランティアと関係ない授業を欠席した場合でも、追試やリポートで単位を認めることなども求めた。
震災当初は混乱を避けるため被災地入りの自粛を求める大学も多かったが、徐々にボランティアの受け入れ態勢が整備されており、文科省は学生の積極的な参加を後押しすることにした。
(共同)