Tag Archives: 宗教

(菅直人)原発ゼロと宗教 via Blogos

  国会図書館で、原発に対する宗教団体の方針が書かれた文章を調べてみました。一部原発の是非について態度を明らかにしていない宗教団体もありますが、仏教系とキリスト教系のほぼ全ての宗教団体は原発には否定的です。創価学会も方針ではそうなっています。 来年の参院選は原発政策を問う選挙です。自民党と公明党は原発容認ないしは推進です。国民民主党は原発ゼロ基本法提案に参加せず、原発に対する態度はあいまいです。原発ゼロ基本法の提出者になった立憲民主党など4野党ははっきりと原発ゼロです。 原発は無くすべきという方針を掲げている宗教団体への働きかけを強めたいと思います。「原発ゼロ」を求める宗教団体が原発の維持または推進する方針の政党候補者に投票しないように呼び掛けることで、状況は大きく変わるはずです。 核兵器の廃絶と原発の廃止という「二つの核の廃絶」は全ての宗教団体にとっても重要な課題だと思います。   原文

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宗教と原発 via Blogos

菅直人   福島原発事故から5年9か月。今日の朝日新聞朝刊には宗教界でも原発に対する思索が深まっている様子が紹介されている。仏教界では多くの宗派が脱原発に傾斜している。またキリスト教でも原発の廃止を求める動きが強まっている。 私は先日、生長の家の山梨県北杜市に建設された新しい本部「森の中のオフィス」を訪ねた。国産材を使った木造の建物で、徹底した省エネの建物。太陽光発電、太陽熱暖房、バイオマス発電を備えた自然エネルギーによるエネルギー自給のオフィスであった。生長の家も脱原発を明確にし、環境重視の路線を強めている。 原発の問題は人間と科学技術の関係をどう考えるかということにつながる。私は学生時代、核兵器に反対する科学者が集ったパグウオッシュ会議に関心を持った。人間を滅ぼす核兵器を人間が開発した矛盾。原発も同じ矛盾を抱えている。 安倍政権は日本の原発を再稼働させ、さらにイギリスにまで原発建設費用を貸し付けようとしている。目先の利益だけを考え、子や孫の将来の安全を無視した狂気の政策だ。全ての宗教団体が原発に反対という一点で結集すれば、政府の方針を覆すことができる。 原文

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遺骨引き取り手ない除染作業員 via 中外日報

2015年4月15日付 中外日報(5度目の春へ-東日本大震災 法名つけ追悼続ける寺 原発事故で広がる棄民 福島県南相馬市の真宗大谷派原町別院は震災当初、揺れで壁が落ちたが、各地からボランティアが寝泊まりする拠点となった。そこに今、多くの遺骨の箱がずらりと並んで安置されている。 「院代さん」と皆に呼ばれる僧侶の木ノ下秀昭さん(77)が、行路病死者など市の「福祉葬」を震災前から引き受けていた関係で預かっている遺骨のうち十数体は、身元不明の津波犠牲者と、そして老人ホームなど施設に入っていた高齢者。 原発事故で急きょ避難を強いられ、あちこちの病院や避難施設をバスでたらい回しにされているうちに衰弱死した人たちだ。だが、親族が遠方に避難したままで、あるいは連絡さえ取れずに、4年を経ても引き取り手がない。「亡くなってさえ孤独なんです」と木ノ下さんはこぼした。 須弥壇左側に並べられた5体は、国直轄の除染事業のために全国各地から出稼ぎにやって来て死亡した作業員たちのもの。一帯や周辺町村の広大な土地を除染するため、少なくとも7200人以上の作業員が長期の雇用で集まってきている。居住制限区域では宿泊できないので、南相馬市内の詰所・宿舎で集団で寝泊まりする。 「作業も危険で過酷だし、劣悪な生活環境と言わざるを得ないでしょう」。定められた日当は1万8千円だが、「何段階もの下請けでピンハネされ、ひどい条件だという話も聞いています」。 事故直後、大阪の労働者の街・釜ケ崎で手配師が原発復旧や除染に人手を集めに来ている、と支援活動をする宗教者が話した。過疎の地を狙って立地した原発。その事故で住民が追い出される一方、長引く不況で正規労働から押し出された人たちが危険な作業に駆り出される。「棄民」という言葉が浮かんだ。 遺骨の一人は金沢市の男性で、昨夏にハチに刺されて死んだ。もう一人は肝硬変で弱った末の病死。どちらも60代で、もちろん身元も出身地も分かっており、市福祉事務所や警察が連絡を取ったが、家族親類は誰も来なかった。2月に別院を訪れた2日前にも、福岡県の66歳の男性が亡くなった。検視でも死因は不明、やはり引き取り手はない。 […] 昨年秋に自死した広島の男性(42)の遺骨を、バスを乗り継いで受け取りに来た70代の母親は、「すぐに来たかったがバス代がなかった」と打ち明けた。細々と年金暮らしなのか。出稼ぎ中に家族が崩壊するなど複雑な事情に、不自然なほど無表情な母の様子が木ノ下さんの胸を締め付けた。 続きは 遺骨引き取り手ない除染作業員  

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京都府:2014年度修学院フォーラム「社会」第3回「原発、この避けて通れない課題とどう向かい合うか」 via Christian Today

2014年度修学院フォーラム「社会」第3回「原発、この避けて通れない課題とどう向かい合うか」が、2015年1月11日(日)に京都市の関西セミナーハウスで行われる。主催は、日本クリスチャンアカデミー関西セミナーハウス活動センター。 強力な日本を維持するために原発がかかせないとして、日本は原発を次々再稼動させ、海外への輸出策も進めている。しかし、2011年の福島原発事故は、広範囲かつ回復が困難な被害をもたらし、また原発から出る処理不能な放射性廃棄物などの問題も挙げられている。それでも原発に依存し続ける必要があるのか、主催者側は「社会科学的視点と、聖書的、倫理的視点の両面から、この問題を真摯に考え、その成果を世に問いたいと思います」としている。 プログラムは、11日(日)に植田和弘氏(京都大学大学院経済学研究科長)による発題講演「原発の安全性、経済性、倫理性」、12日(月)に西原廉太氏(立教大学副総長)による発題講演「あらゆる核から解放された世界の実現のために-世界の教会が大切にしている視点とは-」、ほか。 もっと読む。

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脱原発:揺れる仏教界 真宗大谷派が決議案否決 向き合う難しさ浮き彫り via 毎日jp

東京電力福島第1原発事故を受け、約330万人の信徒を持つ真宗大谷派(本山・東本願寺、京都市下京区)が、「脱原発」を巡り揺れている。かねて原発に反対する姿勢を示してきたが、事故後は逆に「原発を悪者にするだけでいいのか」との声が上がっている。主な宗派でつくる「全日本仏教会」による原発問題に関する声明も慎重な言い回しで、仏教教団が原発問題に向き合う難しさが浮き彫りになっている。【田辺佑介】  事故後、福島県いわき市在住の同派住職らが「国内の全54基の廃炉を」と訴えたのを機に、11年6月、僧侶が議員となる「宗議会」で、宗派声明を求める声が上がった。しかし安原晃・宗務総長は、原発の問題点を指摘しつつ、「誰かを悪者にしなければ収まらない状況から離れねばならない」と拒んだ。  「脱原発」を明確に掲げるべきだと考える議員らが提出した「人間は原発と共存できない」とする決議案も、安原総長の意見に近い議員らが「結果的に原発を受け入れ、必要としてきたことへの反省の念を示すべきだ」と主張、否決された。 続きは 脱原発:揺れる仏教界 真宗大谷派が決議案否決 向き合う難しさ浮き彫り

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「フクシマ 無関心でいられない」 新年にローマ法王 via asahi.com

我々は福島の原発で起きたような、生態系を破壊する大災害に無関心ではいられない――。ローマ法王ベネディクト16世は9日、各国の駐バチカン大使に対する新年のあいさつの中で、日本の原発事故などに触れて環境や生態系を守ることの重要性を訴えた。  法王は福島原発事故のほか、東南アジア各地での洪水などの天災に触れ、「環境を守ったり、気候変動や貧困と闘ったりすることは、人類全体の発展にとって大切な問題だ」と話した。また今年6月にブラジル・リオデジャネイロである「国連持続可能な開発会議(リオプラス20)」の成功を期待した。(ローマ=石田博士) 「フクシマ 無関心でいられない」 新年にローマ法王

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宣言文 原子力発電によらない生き方を求めて via 全日本仏教会

東京電力福島第一原子力発電所事故による放射性物質の拡散により、多くの人々が住み慣れた故郷を追われ、避難生活を強いられています。避難されている人々はやり場のない怒りと見通しのつかない不安の中、苦悩の日々を過ごされています。また、乳幼児や児童をもつ多くのご家族が子どもたちへの放射線による健康被害を心配し、「いのち」に対する大きな不安の中、生活を送っています。 広範囲に拡散した放射性物質が、日本だけでなく地球規模で自然環境、生態系に影響を与え、人間だけでなく様々な「いのち」を脅かす可能性は否めません。 日本は原子爆弾による世界で唯一の被爆国であります。多くの人々の「いのち」が奪われ、また、一命をとりとめられた人々は現在もなお放射線による被曝で苦しんでいます。同じ過ちを人類が再び繰り返さないために、私たち日本人はその悲惨さ、苦しみをとおして「いのち」の尊さを世界の人々に伝え続けています。 続きは 宣言文  原子力発電によらない生き方を求めて

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いますぐ原発の廃止を ~福島第1原発事故という悲劇的な災害を前にして~ via カトリック中央協議会

日本に住むすべての皆様へ 東日本大震災によって引き起こされた福島第1原発の事故により、海や大地が放射能に汚染され、多くの人々の生活が奪われてしまいました。現在でも、福島第1原発近隣の地域から10万人近くの住民が避難し、多くの人々が不安におびえた生活を余儀なくされています。 原子力発電の是非について、わたしたち日本カトリック司教団は『いのちへのまなざし―21世紀への司教団メッセージ―』のなかで次のように述べました。 「(核エネルギーの開発は)人類にこれまでにないエネルギーを提供することになりましたが、一瞬のうちに多くの人々のいのちを奪った広島や長崎に投下された原子爆弾やチェルノブイリの事故、さらに多くの人々のいのちを危険にさらし生活を著しく脅かした東海村の臨界事故にみられるように、後世の人々にも重い被害を与えてしまうことになるのです。その有効利用については、人間の限界をわきまえた英知と、細心の上に細心の注意を重ねる努力が必要でしょう。しかし、悲劇的な結果を招かないために、安全な代替エネルギーを開発していくよう希望します。」(1)このメッセージにある「悲劇的な結果」はまさに福島第1原発事故によってもたらされてしまいました。この原発事故で「安全神話」はもろくも崩れ去りました。この「安全神話」は科学技術を過信し、「人間の限界をわきまえる英知」を持たなかったゆえに作りだされたものでした。 わたしたちカトリック司教団は『いのちへのまなざし』で、いますぐに原発を廃止することまでは呼びかけることができませんでした。しかし福島第1原発事故という悲劇的な災害を前にして、そのことを反省し、日本にあるすべての原発をいますぐに廃止することを呼びかけたいと思います。 続きは いますぐ原発の廃止を  ~福島第1原発事故という悲劇的な災害を前にして  

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福島第1原発:汚染土、寺へ 「身捨てるのは僧侶の務め」via Mainichi jp

東京電力福島第1原発事故で、自宅や田畑の土壌の放射能汚染に不安を感じる住民が削り取った表土を引き受けている住職がいる。個人の「汚染土」につ いて、国や自治体の対策の遅れに悩む住民は多い。「今ここに脅威があるのに放ってはおけない。身を捨て、困難を引き受けるのが僧侶の務め」と近隣住民に手 を差し伸べている。【駒木智一、大野友嘉子】阿部光裕(こうゆう)さん(47)が住職を務める常円寺(福島市)。寺が所有する小高い山の上に、残土の詰まったゴミ袋が約160袋積み上げられ ている。阿部さんの線量計は毎時8マイクロシーベルト前後で推移しているが、「元の表土より、運び込まれる土の方が線量は低い」と笑い飛ばす。 続きは福島第1原発:汚染土、寺へ 「身捨てるのは僧侶の務め」

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