Tag Archives: 労働

福島原発事故処理にあたった自衛官らの40% 年間安全基準以上の放射線を浴びる via Sputnik News

[…]発表されたデータは、政府が、2011年3月12日から31日まで原発から20キロ圏内の津波被災地での作戦に参加した人々に対し実施した、調査の結果によるものだ。 それによれば、災害処理活動に参加した人々の62%が、安全基準である年間1ミリシーベルト以下、38%の人々が、それ以上の放射線を浴びた。なお、19%が1から2ミリシーベルト、5%の人々が5から10ミリシーベルトの放射線を浴びていた事が明らかとなった。 全文を読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , | Leave a comment

東日本大震災:福島第1原発事故 救援4割、被ばく上限 1ミリシーベルト以上 3000人調査via毎日新聞

 東京電力福島第1原発事故の際、原発周辺で住民の救援活動などに従事した自衛隊員や警察官、消防隊員約3000人のうち、4割弱が約20日間で一般住民の線量上限(年1ミリシーベルト)以上被ばくしていたことが政府の調査で分かった。警察官らについては緊急時は積算で「100ミリシーベルト」が上限と定められており、全員がこれ以下にとどまった。一方、警察官と同様に現場で避難誘導を指示する市町村職員などの地方公務員や、バス運転手については一般と同じ線量が限度として適用されており、今回の結果が被ばく対策に影響を与える可能性がある。【酒造唯】 […]  調査対象は、事故翌日の2011年3月12日から同31日の間に、住民の避難指示が出された原発の半径20キロ圏内で避難誘導や救助捜索、けが人の搬送などに携わった自衛隊員約2800人と、警察官・消防隊員約170人。全員が全面マスクや防護服を着用していたとして内部被ばくはゼロと想定し、個人線量計のデータ(外部被ばく)だけを集計した。 […] もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , | Leave a comment

泉田知事vs規制委、原発事故対応すれ違いvia 東洋経済

「被曝前提では住民理解得られない」 新潟県の泉田裕彦知事と、原子力規制委員会の田中俊一委員長の面談が初めて実現した。泉田氏といえば、東京電力の柏崎刈羽原子力発電所がある地元の県知事。福島第1原発事故後、「事故原因の検証・総括がないままでの柏崎刈羽原発の再稼働は論外」との立場を崩さず、再稼働を急ぐ東電の対応を批判してきた。 また、柏崎刈羽に限らず、住民の防災・避難対策が不十分なままでの原発再稼働はありえないと主張し、規制委に対しても住民の安全確保に対する考え方をただすため、以前から田中委員長に面談を求めていた。 […] 泉田知事が特に強く要求したのが、緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム(SPEEDI)を活用した、実効性ある住民避難の仕組みだ。 規制委が今年4月に改定した原子力災害対策指針では、原発事故時の住民の避難対策はSPEEDIによる放射線量の予測値ではなく、モニタリングポストの実測値を使用する方針が定められた。泉田氏は「被爆を前提に避難指示を出すことになり、住民理解を得ることは困難」と批判した。 また同指針では、甲状腺の被爆を抑える安定ヨウ素剤の事前配布は原発5km圏(PAZ)の住民に限定され、5~30km圏(UPZ)では緊急事態発生後にヨウ素剤を配布することになっている。泉田氏は、緊急事態発生から数時間以内にUPZの全住民(新潟県の場合は約40万人)に配布することは極めて難しいと主張。放射線量の実測値が上がってから配るようでは「被曝してから服用」することになり、住民の安全は守れないと訴えた。 […] さらに現行の労働安全衛生法では、労働災害の急迫した危険があるときは労働者を作業場から退避させる義務が事業者にある。そのため、緊急時の高線量下において、ヨウ素剤をUPZの住民に配布したり、地震で陥没した道路を復旧したり、避難住民を搬送するバス運転手を確保したりする災害対応が難しい法体系になっている。泉田氏はこうした法体系の整理に向け、規制委が国への勧告権を行使するよう求めた。 […] 面談後、泉田氏は記者団の取材に応じた。初会談の印象について泉田氏は、「現行の法体系に矛盾が多々あることを私は4年前から指摘しているが、ようやく面談がかなって委員長に認識してもらえたのは一歩前進」と語り、「今後、内閣府とも協力して検討を進めてほしい」と期待を示した。 […] また、柏崎刈羽原発の再稼働の条件について問われると、「福島事故を二度と繰り返さないためには、事故の検証・総括が必要。津波についても15メートル級の津波が予測できたのに、なぜ対策がとれなかったかという総括も社内処分も行われていない。こうした状況では、再稼働について手続きも含めて議論する段階にない」と、従来と変わらぬ考えを表明した。 […] 泉田氏はこれまで田中委員長について、「原発の性能基準の審査ばかりやっていて、住民の安全を守る使命感が感じられない」などと公然と批判してきた。今回は知事会の代表としての面会要請だけに、田中委員長としても断るわけにはいかなかったのだろう。 田中氏は面談2日後の定例会見で感想を聞かれ、「私のほうは特別ないが、知事としては言いたいことをおっしゃって、ご満足いただけたのではないか」と、あたかもガス抜きさせたかのような皮肉交じりの発言もしている。だが今回の面談では意見が平行線に終始した問題も多く、無論、泉田氏は満足していないはずだ。 […] もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , | Leave a comment

核は手に負えぬ怪物 「原発労働者」寺尾さん憂慮 via 朝日新聞

11日に再稼働した九州電力川内原発1号機(鹿児島県薩摩川内市)。原発での過酷な労働実態をまとめた「原発労働者」(講談社現代新書)の著者で、ミュージシャンの寺尾紗穂(さほ)さん(33)はこれをどうみるのか。「核は怪物」と考える寺尾さんは、「再稼働は残念で悲しい」と言う。 2011年の福島での原発事故後、各地の原発の点検などに従事してきた労働者に取材し、今年6月に「原発労働者」を出した。  「効率化」の号令のもと、過密日程での作業を強いられ、被曝(ひばく)が原因と疑われる健康被害があっても労災認定の壁は高い――。原発労働者たちの話は切実だった。 […] もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , , | Leave a comment

(著者に会いたい)『原発労働者』 寺尾紗穂さんvia 朝日新聞

■人の尊厳と対立する被曝労働 寺尾紗穂さん(33歳)  音楽家でエッセイストの寺尾紗穂さんには、歌詞に原発労働者が登場する「私は知らない」という作品がある。この歌も本書も、誕生のきっかけは樋口健二さんの『闇に消される原発被曝(ひばく)者』だという。この約30年前の本を読み衝撃を受けた翌2011年、福島で原発事故が起きた。 […] 思い立つと、すぐ行動に移す。会えた元原発労働者らから、日常的なデータの改変、効率化で増えた「使い捨て」の非熟練者や謎の外国人労働者、労災認定の却下など、理不尽な労働現場の実態を聞き出す。それだけでなく、寺尾さんは彼らの人生にも向き合う。背景には「ひとごとではなく、わがこと」と感受できる想像力が人一倍ありそうだ。  学生時代に東京・山谷で出会った「元土方さん」に感銘を受け、ホームレスを支援する音楽イベント「りんりんふぇす」を続ける。戦争にも関心を抱く。東大大学院時代の論文は著書『評伝 川島芳子』(文春新書)に。近刊『南洋と私』(リトル・モア)では戦前のサイパンが主題という。戦争でも原発でも、寺尾さんの視線の先には弱者がいる。  「経済性や合理性というのは、命の問題や人間の尊厳と対立するトピック。そのことを、頭ではなく、目の前に座っている人の言葉や存在から考えていきたい。いまある自分はただの幸運にすぎないですから」 もっと読む。 「私は知らない」を聞く。

Posted in *日本語 | Tagged , , , , | Leave a comment

徹底解説!廃炉が遅れる真の理由(上) 作業員事故死、下がらぬ放射線量 via 産経ニュース

 政府と東京電力は6月、福島第1原発の廃炉に向けた中長期ロードマップ(工程表)を2年ぶりに改定した。原子炉建屋にある燃料貯蔵プールからの燃料取り出しを最長3年遅らせるなど、後ろ向きの内容が目立ち、故郷への帰還を願う福島の住民にマイナスのイメージを与えたかもしれない。事故から4年以上たっても、なぜしっかりとした廃炉工程が定まらないのか。なぜ今になって工程を遅らせなければならなかったのか。その真の理由を探った。(原子力取材班) […] 平成23年12月に策定された工程表の改定は、25年6月以来2年ぶり3回目。今回の改定に際し、広瀬社長が「安全の配慮」に言及しなければならなかったほど、これまでは「スピード重視」が優先し、安全への配慮が十分だったかは疑問視される。  ただ、福島の住民に早く安心感を持ってもらうためには、廃炉を早期に達成する目標は致し方ない部分もあったことも否めない。  ところが、スピード重視は作業員の負担にもなっていた。  今年1月には、第1原発構内でタンク(高さ約10メートル)の設置作業中に、作業員=当時(55)=が落下し死亡した。第2原発でも機材に頭を挟まれ作業員=同(48)=が死亡したため、原発での全作業をいったん中止。工程を守ることに固執して、逆に工程の遅れを招いた。 […] 第1原発での作業員は当初3000人程度だったが、汚染水を入れるタンクの増設などで急増し、現在は約7000人が働く。  現場の環境変化により、どこにどういったリスクがあるかを見極め、工程を遅らせるのは当然である。 「。。。」それは3号機の燃料貯蔵プールからの燃料取り出しだ。建屋上部にあるプールには燃料が566体あり、それを撤去することはリスクの大幅低減となる。  3号機は23年3月の事故時に、水素爆発で建屋が大破した。建屋上部にはがれきが積み上がり、その撤去作業に時間がかかっている。  特に、建屋の除染が難航し、放射線量が思ったより下がらないことが工程にブレーキをかけた。このため燃料取り出しは従来の工程より約30カ月遅らせて29年度からとした。 […] 1号機にある392体の燃料、2号機にある615体の燃料の取り出しについても、線量低減など追加の安全対策を反映し、開始時期を29年度から32年度に変更している。  1号機ではいま、建屋カバーの本格的解体工事に着手している。昨年7月に解体を始める計画だったが、3号機でがれきを撤去した際に放射性物質が飛散した問題があり大幅に遅れていた。  飛散防止剤を散布しながら、建屋の周囲に防風シートを設置し、放射性物質濃度の24時間監視を図るなど、地元の不安を招かないように万全な体制を敷いている。  原子力規制委員会の田中俊一委員長は会見で、「リスク低減の中でも、燃料をできるだけ早く速やかに地上に降ろすことはかなり最優先事項になっている。3号機のリスクがやはり大きい。まだまだ先の見通しが得られた状況ではないと思う」との見解を述べた。 もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , , | Leave a comment

知らぬ間になぜ被曝 米ドキュメンタリー、日本で上映へvia 朝日新聞

1987年に米国で公開されたキャロル・ランガー監督のドキュメンタリー映画「ラジウム・シティ」が、「文字盤と放射線・知らされなかった少女たち」という副題を付けられ、4月13日から6月中旬まで、東京、仙台、名古屋、大阪、京都、広島など、全国10カ所で上映される。  映画は、米イリノイ州オタワ市に実在した時計の文字盤に夜光塗料を塗る工場で、20世紀前半に起きた内部被曝(ひばく)問題を掘り下げる。工場解体後の放射能汚染をめぐる、80年代までの同市の現状も詳細に追う。  塗料には半減期が長いラジウムが含まれ、筆先をとがらせるため、なめながら作業した少女らが被曝した。骨の障害に苦しみ、多くはがんで死亡。生存者や住民らの証言は重く、市内に点在するホットスポットや墓に放射線測定器が反応する映像は衝撃的だ。  映画はYouTubeで見ることができるが、字幕がないため英語の壁があった。上映を主催する映画評論家の樋口泰人さんは「未来を閉ざされた少女たちの物語が私たち日本人の未来に思えて、映画を共有しなければと思った」と話す。資金が乏しいため字幕翻訳に時間がかかり、上映権交渉から公開まで3年を要したという。上映場所探しにも奔走。少人数向けの映画館からカフェまで、さまざまな場所を確保した。 […] 上映情報はオフィシャルサイト(http://www.radiumcity2015.com/別ウインドウで開きます)。問い合わせはboid(03・3356・4003)まで。(依田彰) もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , , | Leave a comment

作業停止の福島第一 休業補償 払わず混乱 via東京新聞

 東京電力福島第一原発で死傷事故が相次ぎ、一~二月に二週間以上も作業が止まった。この間の作業員への休業補償について東電は当初、待機分などは支払わないとしていたが、不満を募らせた作業員が労働基準監督署に駆け込む事態も発生。東電は一転して元請けの請求に基づき、待機分の賃金も支払うことになった。 (片山夏子)  東電は原発内の全ての現場で安全性を点検する必要があるとして、一月二十日から二週間あまり、原子炉への注水などを除く全ての作業をストップした。  再発防止のために必要な点検とはいえ、今回は事故を起こした会社以外の作業も停止した。作業がいつ再開されるか分からないため、作業員らは宿舎や自宅で待機となり、実質的に拘束されていた。  作業員らは、待機分の休業補償を払うよう雇用会社に要請。元請け各社は下請け作業員らの休業補償分を計算し、東電に支払いを求めた。だが、東電は本紙の取材に「現場の安全点検や事故の原因や対策を話し合う会議への出席に関しては支払うが、他は支払わない」などと説明し、自宅待機分などの休みは対象外との姿勢を示していた。  労働基準法上は、雇用会社が休業させた場合、原則として賃金の六割を補償しなくてはならない。しかし今回は東電による休業。東電からの支払いがなければ、元請けや下請けなど雇用会社が負担して支払うしかない。 […] <福島第一原発での死傷事故> 昨年3月、掘削作業中の作業員が崩れた土砂に埋まり死亡したのを皮切りに、前年に比べ3倍のペースで死傷事故が急増した。9月、タンク上部から落下したパイプが当たり骨折したほか、高圧ケーブルの接続作業中に感電。11月にはタンク増設工事で390キロの鋼材が落下し、3人が重軽傷を負った。今年1月には、タンク設置工事で天板から転落し死亡。福島第二や柏崎刈羽原発でも死傷事故が起き、東電は敷地全体の作業を止めた。 もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , | Leave a comment

群山港の日本産スクラップ輸入、官民合同調査団を構成しろ」via レーバーネット

脱核団体、2011年から輸入されている日本産スクラップの現況と流通実態調査要求 ムン・ジュヒョン記者 2014.10.20 19:24 2011年の福島核事故以後、群山港から輸入される日本産スクラップの輸入が急増している。 しかし群山港には、原子力安全委員会により設置・運営されるはずの放射線監視装置が設置されていない。 脱核エネルギー転換全北連帯と民主労総全北本部群山市支部は10月20日、 日本産スクラップ輸入・流通の実態を調査する官民調査団構成を要求した。 これらの団体は「群山地方海洋港湾庁が3段階にわけて、 税関と鉄鋼業者で放射能検査を実施しているので問題ないと釈明しているが、 きちんとした検査の規定もなく、携帯用放射線検査器でサンプル調査をしているのは信じられない」と話した。 もっと読む。

Posted in *日本語 | Tagged , , , , | Leave a comment

被曝労働〜事故後の福島第一原発で働くということ。の巻 (その2)via 雨宮処凜がゆく マガジン9

「働き始めた当初は、全面マスク着用のフル装備でした。綿の手袋の上にゴム手袋して、靴の上にはビニール製の靴カバー。空間線量が高くて車の中も汚染してるってことで、その装備をするわけです」  警戒区域に入る車は限られており、「イチエフ往復」用の車は決まっている。中には、高級な観光バスもあったという。「誰でも乗っていい」とはなっていたが、その高級バスが東電社員専用バスであることは誰もが知っていた。  「乗ったら大変なことになる」とごぼうさん。ちなみに、Jヴィレッジの大浴場も「誰でも使っていい」ことになってはいたが、実質東電社員しか使えない。やはり「使ったら大変なことになる」そうだ。  さて、そんな警戒区域内の通勤車だが、気になるのはやはり被曝の問題である。  「イチエフ行く途中の一部は線量がすごく高い」と言われていた。被曝を防ぐため、窓は閉めるように言われていたものの、現実は違うこともあったようだ。  「夏とか、装備してる上に日差しあたって暑いんで窓開けたり、暑くなくても窓開けて煙草吸ったりしてる人とかいたみたいです。あと、(当時の野田首相による)『収束宣言』がされたり、警戒区域を小さくして人を戻すってことが進んでいくことを見越して、『一般人に不安を与えないように』って理由からだと思うんですが、装備の簡素化が進められていきました。全面マスクから普通のマスクになって、服も、形だけの防護服。もしかしたら今は普通の作業着でタイベックの防護服は着てないかもしれませんね」 全文はこちら。

Posted in *日本語 | Tagged , , , , , | Leave a comment