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A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
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Tag Archives: 健康影響
福島の避難者を忘れていませんかー 原発事故の「なぜ」を問うため、母は“映える”本を作ったvia まいどなニュース
忘れていませんか-。来年3月で東日本大震災から10年。福島第1原発事故からの避難者が、今も全国各地で暮らしています。でも、東北地方以外では、そんな事実はすっかり忘れ去られてしまっているのではないでしょうか。「同世代と原発事故の話が通じない」と悩む大学生の娘を思った避難者の女性が、原発事故を考える入り口になるようにと、「クール」な本を自費出版しました。「次世代を担う若者にこそ伝わって」と願いを込めて。 本を自費出版したのは、京都市伏見区の加藤裕子さん。福島市出身で、2011年3月11日も福島市の自宅にいました。 […] 3月13日になって、福島第1原発の事故を知りました。当時は原発についての知識がほとんどなく、「工場の爆発くらいかな。大丈夫だろう」と思っていたといいます。 しかし、知り合いの福島大学の教員から「国やメディアは安全というが、最終判断するのは自分」と言われ、不安が募りました。小学5年生だった一人娘の命を最優先に考え、4月上旬、スーツケース3個だけを持ち、娘と二人で大阪府高槻市に自主避難。5月には、京都市伏見区に移りました。 直後、娘が人生で初めて鼻血を出したり、加藤さんもぶつけてもいない腕などに内出血が生じたりしました。「事故直後に出歩いたから、放射能の影響では」と恐怖を感じたといいます。 あれから9年半。加藤さんは、福島市に戻らず、今も京都で暮らし続けています。20歳になった娘は京都市内の大学に進学しました。 […] そこで加藤さんは、当時まだ小学生や中学生だった若い人にも気軽に開いてもらえるような「インスタ映え」する本を自分で作ることにしました。本の編集に携わった経験はありませんでしたが、「なぜ避難しないといけなかったのか」「なぜ原発が今も稼働し続けているのか」といった、さまざまな「なぜ」を知ってほしいという思いが加藤さんを突き動かしました。 約2年かけて完成させた本のタイトルは「WHY?」。表紙は黒基調で、花に触れる少女のモノクロ写真が目を引きます。88ページの本は、ページごとに「Fear(恐怖)」「Doubt(疑念)」などテーマが設定され、加藤さんが撮影した娘や福島の風景などのモノクロ写真が大きく載っています。あえてモノクロにしたのは「何も解決していないグレーな状態や気持ちを表現した」と言います。放射線量が高い屋根を撤去され柱だけになった公園の「あずまや」など、インパクトのあるショットが目を引きます。 […] 加藤さんは、「生活を奪われ、今後の健康もやっぱり不安。何も伝えないで、このまま死ぬなんて悔しいんです。震災とか原発事故とかに興味のなかった多くの人に手にとってもらい、何か考えたり行動したりするきっかけにしてもらえたら」と話しています。 「WHY?」は、Amazonで1320円で販売しているほか、加藤さんのメールkodomohisaisya@yahoo.co.jpに問い合わせても購入できます。 全文
リネン吸着法で捕捉した空気中のセシウム粒子はほとんどが不溶解性 via ちくりん舎
Posted on 2020年5月15日 by aoki ちくりん舎ではリネン吸着法という方法を用いて空気中のホコリのセシウム濃度を調査しています。 最近では宮城県大崎市の一般ごみ焼却炉での放射能ごみ焼却に合わせて、周辺での空気中のほこりのセシウム濃度を測っています。これらの資料は地元住民の皆さんの焼却中止を求める裁判においても証拠資料として提出しています。 これらのリネンに付着したセシウムは大部分が水に溶けない、不溶解性の粒子であることが今回分かりました。微小粒子は肺の奥まで入り込むことが知られています。そしてこれらが不溶解性であるということは、いったんこれらの粒子を吸い込むと肺に長く留まり長期的な内部被ばくにつながります。あらためて放射能ごみ焼却の恐ろしさが再認識できます。 今回のテストは大崎市の焼却炉周辺でのリネン吸着法調査で使用したリネン布、また比較のために、南相馬市でエアダストサンプラーを用いて調査を行ったときのフィルタについても同様のテストを行いました。 報告書はこちらからダウンロードできます。2020_0515リネンに吸着したセシウム溶解性調査結果.docx 全文
笠井信輔アナが悪性リンパ腫に 療養中の大塚範一アナと「3.11」という共通点via日刊ゲンダイ(Yahoo!ニュースJapan)
おなじみの顔がしばらくお茶の間で見られないのは残念だ。フリーアナの笠井信輔さん(56)が「悪性リンパ腫」と診断され、療養生活に入ると所属事務所が18日に発表。 19日には「とくダネ!」に生出演。病気を公表した理由を「32年間、ワイドアナウンサーとしてやって、いざ自分が病気になったときそっとしておいてくださいは、自分の生き方としては許さない。話せることは皆さんに知ってもらう義務があるということ」などと説明した。 笠井さんは長年勤務したフジテレビを今年9月に退社。その直後、フリーで活動するために受けた健康診断で病気が判明したという。笠井さんの復帰は早くて半年後になる見込みだ。 「悪性リンパ腫」はリンパ球が“がん化”して増殖する血液のがんの一種で、原因はよく分かっていないケースが多いという。 フジテレビといえば、情報系番組「めざましテレビ」の初代メーンキャスターを務めた大塚範一アナ(71)も2011年11月に「急性リンパ性白血病」が判明。現在も療養生活を送っている。 笠井さんも過去に「めざまし」を担当していたため、ネット上では「めざましの呪い」などと、ひどい書き込みもみられるが、共通点はまだある。東日本大震災だ。 「大塚さんは東日本大震災直後の11年3月15日に被災地から生中継し、『気温が2度で風が吹いている。体感温度はさらに下回って、かなり寒く感じる』などと石巻市の現状を伝えていました。笠井さんも3月12日から東北の被災地取材に入り、その時の様子を『僕はしゃべるためにここ(被災地)へ来た』(産経新聞出版)に書いています。3月12日から15日というと、福島原発で1、3、4号機が水素爆発した時で、その前後数日は緊急のベント(排気操作)作業が行われ、近隣のいわき市や福島市では国の基準の100倍余りとなる毎時約24マイクロシーベルトの放射線量が検出されていました」(民放番組関係者) 「白血病」は広島、長崎の原爆被爆者の後影響として広く知られているが、「悪性リンパ腫」についても淀川労基署(大阪市)が2008年10月、原発で放射能漏れ検査に携わっていた労働者が「悪性リンパ腫」で死亡した件で、被爆との因果関係を認め労災認定している。果たして笠井さんの病気は福島原発と関係あるのか。医学博士の米山公啓氏がこう言う。 「一般論として、被爆による血液のがんはあります。ただ、今回のケースが疫学的に当てはまるのかといえば分からないとしか言えません」 […] 全文
【日本乳腺甲状腺超音波医学会】山下俊一氏が福島での学術集会で講演。厳重な「撮影一切禁止」の中で、原発事故による健康影響を否定、甲状腺ガンも「放射線の影響では無い」 via 民の声新聞
2019/10/06 福島県の「県民健康調査検討委員会」初代座長で、福島県立医大副学長・理事長特別補佐の山下俊一氏が6日午前、福島県福島市で開かれた「日本乳腺甲状腺超音波医学会」(JABTS)の第43回学術集会で40分間、特別講演した。撮影が一切禁じられる中、婉曲的な表現ながら、2011年3月の原発事故による健康への被曝リスクを否定。甲状腺検査で200人以上の小児甲状腺ガン(疑いも含む)が見つかっている事に関しても、過剰診断との見方には否定的であるものの、「放射線の影響では無いと思われる」と述べた。明日7日には、新しい顔ぶれでの県民健康調査検討委員会が開かれる。 【「山木屋は65・5μSv/hだったが…」】 「未曽有の出来事ではあったが、広島長崎、チェルノブイリの経験が生かされなかったわけでは無い。果たして当時、戦略をもって原発事故に対応出来たのだろうか。チェルノブイリ原発事故からまだ33年。福島第一原発事故から8年。『歴史』と言うにはまだ短すぎる。しかし、この事を学ばずして未来に責任を果たせるか。8年半前、いったい何が起きたのか。お話をしたい」 講演は午前9時20分に始まった。山下氏は、いつもの穏やかな口調で語り始めた。並べられたパイプ椅子は空席が目立った。 「風化という問題は避けられない。2013年4月の学術集会で、私はやはりこのホールで講演した。聴衆で満杯だった。6年半経ってこういう状況。時間軸で人の価値観は変わり得るという事を示している」 原発事故直後に発売された週刊誌「AERA」の表紙が大きく映し出された。タイトルは「放射能がくる」。山下氏は直接的な表現では批判しなかったが、否定的に用いられたのは明らかだった。 「情報伝達が閉ざされ、正しい情報が入って来ないという中で、不安と恐怖が蔓延した。チェルノブイリ原発事故と比較すると良く分かると思うが、放出された放射性物質はだいたい10分の1程度だった。幸いなことに8割は太平洋に流れた。情報にアクセス出来る人もいれば出来ない人もいる。そういう中で、こういう雑誌が席巻した」 2011年4月1日、川俣町・山木屋地区に立ち寄った際に自身で測定した空間線量は65・5μSv/hだった。しかし、これも健康被害を生じさせるような数値では無いという。 「2011年3月14日から19日にかけて、長崎大学からREMAT(緊急被曝医療支援チーム)が福島に派遣された。いろんな人々がいろんな想いで集まったが、国からしっかりとした情報や指示があったわけでは無い。フィルムバッヂやホールボディカウンター(WBC)で測定した結果、幸いにして、私たちが派遣した5人の6日間の被曝線量は約31μSvから52μSvだった」 […] 山下氏の講演だけでなく、全てのプログラムに関して写真や動画の撮影が禁じられた。別会場のブースも撮影禁止。学会の関係者は「学会として全ての取材者にそのようにお願いしている。理由は分からない」と話した=コラッセふくしま 【「混乱招いた『ただちに影響無い』」】 話は当時の官房長官、枝野幸男氏にも及んだ。 「当時は『被曝イコール健康影響』だった。当時の官房長官は『ただちに影響無い』と何度も繰り返し混乱を招いた。彼は『影響は無い』とは言えなかった。実際には誰しもが微量の放射性物質を吸い込んだ。それは関東も同じ事」 この日の講演で山下氏は、直接的な表現を極力、避けていたが、一貫していたのは「原発事故による被ばくリスクは無い」という事だった。 「警察や消防、自衛隊員として2011年3月12日から3月末まで半径20キロ圏内で作業した2967人の被曝線量の測定結果がある。ほとんどが2mSvも無い。訓練された人間は事故の相場観が分かったが、一般公衆にとってはまさに青天の霹靂であった。真の健康リスクとのかい離があった。3月18日から27回、福島県内で講演会や対話集会を行った。聴衆は1万240人に上った。一般の住民とどのように健康リスクについてコミュニケーションするか、難しさが露呈した」 ちなみに当時、山下氏らが福島県内で行った講演の内容は、今なお民事裁判で東電が原発事故による健康被害の可能性を否定する根拠としてたびたび引用されている。 「県民健康調査」として行われている甲状腺検査については「進行中であって結論めいた事を述べるのは難しい。データを総合的に評価し、チェルノブイリの経験を今後も福島に活かしていく必要がある」と述べた。県民健康調査検討委員会では「過剰診断ではないか」との意見もあるが、それについては否定的な見方を示した。 「200人を超す子どもの甲状腺ガンが見つかっている。初めてのデータ蓄積。放射線の影響では無いのに、なぜこれだけ多くの甲状腺ガンが見つかるのか。それがしきりに問われている。『過剰診断』とも言われるが、それは本当だろうか。疫学的に後で振り返って過剰診断だと言う事が出来る」 最後に、「福島は『現存被ばく状況』が続いている」として、「学而不思則罔 思而不学則殆」(学びて思わざれば則ちくらし、思いて学ばざれば則ちあやうし)という言葉で講演を締めくくった。筆者の取材に対し、山下氏は「中通りには放射線による健康影響は無い」とはっきりと答えた。避難指示の有無にかかわらず今なお福島県外に避難している人々がいるが、「放射線の健康リスクを正しく学べ」という事なのだろうか。 […] 全文
福島原発事故、今ある事実を「土ほこり」に知るvia 京都反原発めだかの学校・学習会
〜福島から関東、聖火も通る国道沿いの放射能を測り続けて〜 もっと読む。
福島原発事故の論文分析へ 新潟県・三つの検証「健康分科会」 via 新潟日報
東京電力柏崎刈羽原発の安全性を巡る新潟県独自の「三つの検証」の一つで、東電福島第1原発事故が福島県民の健康や生活に与えた影響を調べる「健康・生活委員会」の健康分科会が8日、新潟市中央区で開かれた。委員の中村和利・新潟大医学部教授が、福島第一原発事故の影響に関する論文を独自にピックアップして提示。分科会として今後、データを精査し、報告書に生かす方針を確認した。 中村氏は医学雑誌のデータベースから福島原発事故による甲状腺がんや、子どものメンタルヘルスなどを考察した39の論文を抽出、提示した。分科会はこれらを研究機関に分析してもらい、事故がもたらした健康への影響を探る予定だ。 また、原発事故による健康への影響を調査する福島県立医科大の教授2人から今後話を聞く方針も決めた。会合後、座長の鈴木宏・新潟大名誉教授は「福島事故による低線量被ばくは分からないことが多い。福島の先生に来てもらい、実態をつかみたい」と述べた。 「三つの検証」を巡っては、全体を取りまとめる検証総括委員会の池内了委員長(名古屋大名誉教授)が、花角英世知事の任期中である2021年までに最終報告を出す考えだ。 […] 全文