Featured Topics / 特集
-
A nuclear power plant in Byron, Illinois. Taken by photographer Joseph Pobereskin (http://pobereskin.com). カレンダー
November 2024 S M T W T F S 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 -
Latest Posts / 最新記事
- 被ばく研究の灯は消さない 国や自治体が「風化待ち」の中、独協医科大分室が移転してまで続ける活動の意義via東京新聞 2024/10/05
- Chernobyl-area land deemed safe for new agriculture via Nuclear Newswire 2024/09/26
- 長崎「体験者」の医療拡充 なぜ被爆者と認めないのか【社説】via 中国新聞 2024/09/23
- Three Mile Island nuclear plant will reopen to power Microsoft data centers via NPR 2024/09/20
- Tritium into the air? via Beyond Nuclear International 2024/09/18
Discussion / 最新の議論
- Leonsz on Combating corrosion in the world’s aging nuclear reactors via c&en
- Mark Ultra on Special Report: Help wanted in Fukushima: Low pay, high risks and gangsters via Reuters
- Grom Montenegro on Duke Energy’s shell game via Beyond Nuclear International
- Jim Rice on Trinity: “The most significant hazard of the entire Manhattan Project” via Bulletin of Atomic Scientists
- Barbarra BBonney on COVID-19 spreading among workers on Fukushima plant, related projects via The Mainichi
Archives / 月別アーカイブ
- October 2024 (1)
- September 2024 (5)
- July 2024 (4)
- June 2024 (3)
- March 2024 (1)
- February 2024 (6)
- January 2024 (4)
- November 2023 (8)
- October 2023 (1)
- September 2023 (7)
- August 2023 (5)
- July 2023 (10)
- June 2023 (12)
- May 2023 (15)
- April 2023 (17)
- March 2023 (20)
- February 2023 (19)
- January 2023 (31)
- December 2022 (11)
- November 2022 (12)
- October 2022 (7)
- September 2022 (6)
- August 2022 (22)
- July 2022 (29)
- June 2022 (15)
- May 2022 (46)
- April 2022 (36)
- March 2022 (47)
- February 2022 (24)
- January 2022 (57)
- December 2021 (27)
- November 2021 (32)
- October 2021 (48)
- September 2021 (56)
- August 2021 (53)
- July 2021 (60)
- June 2021 (55)
- May 2021 (48)
- April 2021 (64)
- March 2021 (93)
- February 2021 (69)
- January 2021 (91)
- December 2020 (104)
- November 2020 (126)
- October 2020 (122)
- September 2020 (66)
- August 2020 (63)
- July 2020 (56)
- June 2020 (70)
- May 2020 (54)
- April 2020 (85)
- March 2020 (88)
- February 2020 (97)
- January 2020 (130)
- December 2019 (75)
- November 2019 (106)
- October 2019 (138)
- September 2019 (102)
- August 2019 (99)
- July 2019 (76)
- June 2019 (52)
- May 2019 (92)
- April 2019 (121)
- March 2019 (174)
- February 2019 (146)
- January 2019 (149)
- December 2018 (38)
- November 2018 (51)
- October 2018 (89)
- September 2018 (118)
- August 2018 (194)
- July 2018 (22)
- June 2018 (96)
- May 2018 (240)
- April 2018 (185)
- March 2018 (106)
- February 2018 (165)
- January 2018 (241)
- December 2017 (113)
- November 2017 (198)
- October 2017 (198)
- September 2017 (226)
- August 2017 (219)
- July 2017 (258)
- June 2017 (240)
- May 2017 (195)
- April 2017 (176)
- March 2017 (115)
- February 2017 (195)
- January 2017 (180)
- December 2016 (116)
- November 2016 (115)
- October 2016 (177)
- September 2016 (178)
- August 2016 (158)
- July 2016 (201)
- June 2016 (73)
- May 2016 (195)
- April 2016 (183)
- March 2016 (201)
- February 2016 (154)
- January 2016 (161)
- December 2015 (141)
- November 2015 (153)
- October 2015 (212)
- September 2015 (163)
- August 2015 (189)
- July 2015 (178)
- June 2015 (150)
- May 2015 (175)
- April 2015 (155)
- March 2015 (153)
- February 2015 (132)
- January 2015 (158)
- December 2014 (109)
- November 2014 (192)
- October 2014 (206)
- September 2014 (206)
- August 2014 (208)
- July 2014 (178)
- June 2014 (155)
- May 2014 (209)
- April 2014 (242)
- March 2014 (190)
- February 2014 (170)
- January 2014 (227)
- December 2013 (137)
- November 2013 (164)
- October 2013 (200)
- September 2013 (255)
- August 2013 (198)
- July 2013 (208)
- June 2013 (231)
- May 2013 (174)
- April 2013 (156)
- March 2013 (199)
- February 2013 (191)
- January 2013 (173)
- December 2012 (92)
- November 2012 (198)
- October 2012 (229)
- September 2012 (207)
- August 2012 (255)
- July 2012 (347)
- June 2012 (230)
- May 2012 (168)
- April 2012 (116)
- March 2012 (150)
- February 2012 (198)
- January 2012 (292)
- December 2011 (251)
- November 2011 (252)
- October 2011 (364)
- September 2011 (288)
- August 2011 (513)
- July 2011 (592)
- June 2011 (253)
- May 2011 (251)
- April 2011 (571)
- March 2011 (494)
- February 2011 (1)
- December 2010 (1)
Top Topics / TOPトピック
- anti-nuclear
- Atomic Age
- Capitalism
- East Japan Earthquake + Fukushima
- energy policy
- EU
- France
- Hanford
- health
- Hiroshima/Nagasaki
- Inequality
- labor
- Nuclear power
- nuclear waste
- Nuclear Weapons
- Radiation exposure
- Russia/Ukraine/Chernobyl
- Safety
- TEPCO
- U.S.
- UK
- エネルギー政策
- メディア
- ロシア/ウクライナ/チェルノブイリ
- 健康
- 公正・共生
- 兵器
- 再稼働
- 労働における公正・平等
- 原子力規制委員会
- 原発推進
- 反原発運動
- 大飯原発
- 安全
- 広島・長崎
- 廃炉
- 東京電力
- 東日本大震災・福島原発
- 汚染水
- 米国
- 脱原発
- 被ばく
- 資本主義
- 除染
- 食の安全
Choose Language / 言語
Tag Archives: ノーマ・フィールド
3/7『小さき声のカノン』オンライン上映+鎌仲ひとみZOOMトーク+3/12オレゴンからのトークライブ(同時通訳)視聴特典付き
まもなく東日本大震災から10年 そしてコロナ禍の今。 この時に、改めてぶんぶんフィルムズ、鎌仲ひとみ監督の作品「小さき声のカノン」を皆さんと視聴し、オンラインで集う場を作らせていただきました。 3月12日の朝にアメリカオレゴン州で開催される「Remembering Fukushima 10 Years Later」(10年後の福島をおもう)のオンライントーク視聴(同時通訳)もご覧頂けるご案内もいたします。 この機会に是非、改めてカノンを観て頂きたいです。どうぞご参加ください。 日時:2021年3月7日(日)14:00~17:00 (視聴3月6日 午前9時から 3月7日 14時までご覧頂けます!) カテゴリ:映画会 オンライン 参加費: 1500円(29時間視聴+3/12オレゴントーク視聴特典付き!) タイムスケジュール: 14:00~「小さき声のカノン」オンライン上映 16:10-17:00 鎌仲監督トーク(武藤類子さんとの対談動画紹介/20分) 参加方法:こちらからお申し込みください。 https://bunbun-37.peatix.com 参加者特典: 3月12日(金)10:00- からアメリカのオレゴン州で開催される同時通訳オンライントーク「Remembering Fukushima 10 Years Later」への視聴参加ができます! 2021年3月11日(12日)で福島事故から10年が経ちました。日々記憶がうすれる中、 この企画では、皆様に映画『小さき声のカノン』を期間中に見ていただき、最終日の 12日午前10時から視聴者の皆さんを交え、アメリカと日本の二国間で原子力発電という 巨大事業の脅威と今後何年にもわたって脅かされる人々の暮らしと健康について 2カ国語で話し合うウェブセミナーを設けました。 :ゲスト: 「鎌仲ひとみ」さん『小さき声のカノン』監督 「ノーマ・フィールド」さん シカゴ大学の名誉教授で福島の現状を2011年から追っておられる 「リオナ・モーガン」さん ナバホの原住民で活動家 :メッセージ: 「武藤類子」さん 福島原発告訴団団長で『福島からあなたへ』の著者 ※通訳はノーマ・フィールドさんと企画スタッフ川野ゆきよが行います。 時間の関係上要約して大事な部分を拾って日本語でお伝えすることになるかと思います。 よろしくお願いいたします。 映画オフィシャルサイト: http://kamanaka.com/canon/ もっと読む。
ノーマ・フィールドさん、福島の人々と語り合う via 婦人之友社
<ノーマさん 記事 小見出し> なぜ沈黙を強いられるのか 声をあげるには 福島で生活すること、福島から避難すること 一番大切なこととして 命に向き合える社会に 婦人之友社ホームページ
ノーマ・フィールドさんのお話(書き起こし) via 福島原発告訴団
2016/06/22 福島市民会館 ノーマ・フィールド(Norma M. Field)さん(シカゴ大学名誉教授)のお話 みなさん、こんにちは。今日はいつも告訴団のホームページで見ているイベントを、実際に目のあたりにすることができて、また私も参加することができて、たいへん光栄です。 いま大河弁護士から、アメリカの事例が紹介されまして、かつてのNRC(米国原子力規制委員会)はたのもしかったんだという追憶の気持になりました。いま、日に日にアメリカや世界中にある原子力ムラの人たちが危機感を募らせ、どうやって原子力発電を存続させるか手を替え品を替えして、規制の方もたいへん困難な状況があります。 アメリカの環境庁が、福島からどんな教訓を得たかといいますと、原発事故があった際に、今までの基準では厳しすぎるので、基準を緩めようというものです。セシウム137は、基準を200~300倍、ストロンチウムの場合、3000倍くらいでしょうか、そのように引き上げるというか、緩めることを提案しています。 日本でも、規制当局や、それから市民にも、「こういうことを受け入れなければ、人類にとって非常に大切である原子力発電は続かないんだ」と、福島の悲劇が 利用されかねないわけです。そういう意味でも、告訴団のみなさんがなさっている努力、弁護士の方たち、技術専門家の方たちのやっていらっしゃることは、日 本だけにとって重要なのではなく、もちろんアメリカであり、フランスであり、世界中の生き物にとって重要だと思います。 今日のみなさんのお話を 聞きながら、改めて感じたのは、どうしてこれだけの犯罪的な行為が行なわれたのに、市民がこういう法的手段を取らなければならないのか、しかも福島の人た ちは、もう既にみなさん非常に苦労をされていて、日々の気苦労から、生活の困難から、そういう大きな負担が311の事故によって降りかかってきたのに、ど うしてここまでの追及を、みなさんの責任、みなさんの努力によらなければならないのかと、その理不尽さを改めて感じています。 しかし、逆に考え れば、民主主義とはそういうものであって、一度、例えば日本国憲法ができたからそれで良かった、こういう法律や規制が実現したからそれに頼っていればい い、というものではなくて、民主主義というのは、ある意味では恒久の闘いであって、人々の権利、それから生き物の生命を、常に勝ち取っていかなければなら ないものです。それがいかにたいへんであるかと思うと、ちょっと、震えるような気持ちがします。 (略) 私、 遠いところから来てこういうことを言うのは、非常におこがましいし、申し訳ない気持があるのですけれども、今、感じていることはそういうことです。みんな せっかく生まれてきたんですから、みんな生きていきたい気持を、どうやって大切にできるか、考えていきたいと思います。 まずは今度の選挙に行ってください。ありがとうございました。 全文はノーマ・フィールドさんのお話(書き起こし)
(核の神話:23)「沈黙を強いる」日本社会、気がかり via 朝日新聞
日本で生まれ育ち、米国で教えてきたシカゴ大学名誉教授(日本文学)のノーマ・フィールドさん。原爆投下や原発事故の「被ばく者」に寄り添いながら、日本社会に発言を続けている。いま、福島原発事故の被害者らに「沈黙を強いるメカニズム」が気になって仕方がないという。 (略) ある風景が頭に焼き付いています。それは(今年3月12日の)「311甲状腺がん家族の会」の発足記者会見です。ユーチューブで動画を2時間。目が離せませんでした。福島県民健康調査(「核の神話:18」で紹介)で小児甲状腺がんと診断された子どものご家族に話を聞くのは難しいと聞いていたので、画期的だと思ったんです。 ところが、実際見てみると、会見に出た保護者、お父さん2人なんですが、福島からスカイプでの参加なんです。「カミングアウト(告白)」といわれているものが、顔を見せずに、声も操作されて。それで、「白い服の方」とか「黒い服の方」と司会者に指されるんです。「カミングアウト」と称しても、こういう形を強いる日本の社会のおぞましさ。 会見に参加したジャーナリストがお父さん2人に対して「東電(東京電力)に遠慮している話し方」と感想を述べたとき、やっぱり他の人にもそう聞こえるのだ、と。スカイプで顔を見せずにあの場に出ることが要した勇気って、私の想像を絶するものに違いない。あれが現時点での限界だったんでしょう。これからは、安心して心の内を話せる仲間が増えて、まずは精神的に支え合うことが大事。批判はその先なのかもしれません。 福島に限ったことではないけれども、一番気になってきたのは、被害者たちの被害性からの自己疎外です。自分で自分の感情や、大切なものを否定しなければならない。そういう効果が最初からあって、それがどんどん強化されている気がして。家族会のようなものが発足すれば、必ずバッシングが起こる。だから、自分が被害者であるということを堂々と言えない人が圧倒的多数でしょう。自分の被った被害を認めない、認めることができない、認めようとしない。それこそが自己疎外です。そこが最初から気になっていました。(2020年の)東京オリンピックが近づくにつれて、もっとひどくなると思うんです。 上からの圧力は見えやすい。でも、もっと怖いのは、被害者同士がお互いを制することです。それなしには上からの圧力も効かないでしょう。同じような不安を抱えている人たちがその苦しさから逃れるためには、まわりもその不安を表明しないことを欲するじゃないですか。私の心の寝た子を起こさないで、というふうに。そういう素地というか装置がすぐに活性化されるように暮らしのすみずみまで張り巡らされているような気がしてならないのです。 (略) 日本の原発がこれからどうなっていくかわからないけれども、地裁レベルの判決や差し止めや、たとえ覆されるとしても、ぽつぽつ全国の地裁で再稼働を遅らせる動きがあればいいと思います。そうすると、個々の裁判官にとって、どこか心に響くものがあるんじゃないか、と。あそこで、あいつにこれができたんだ、みたいに。それが、ひとつの動きとして目に見えるようになったらなんとすばらしいか。裁判闘争って効率が悪いけれども、いろんな証拠が出てくるし、法廷が醸し出す尊厳もある。とにかく福島原発告訴団が頑張り抜いて、やっと刑事裁判が開かれることになったので、いろんな人に注目してほしい。関心を示して、公表しないと生かされない。メディアと市民の監視が大事なんです。東京オリンピックが近づいたら、もっともっと福島がなかったかのようにされて、声を上げるのが大変になるでしょう。市民もメディアもそれを意識しないといけません。 福島のお母さんたちの今後についてですが、福島県の外に出たお母さんたちが語っていますよね(「核の神話:20」で紹介)。けれども、そこにまた、それぞれの分断の手が入っています。いつまで「避難者」って言っているのか。はずかしくないのか。はっきり「永住者」と言いなさいとか。それをまた内面化して、これからは自分のことを避難者と言わないで永住者って言おう、とか。切なくなります。 でも、仲間やグループがあるかないかは決定的です。仲間の手を絶対離さない。「311甲状腺がん家族の会」だったら、電話番号があるじゃないですか。 あのご家族、保護者の方2人が、非常に限られた形ですけど、社会に登場したことによって、多くの家族が少なくとも電話をかけるだけの勇気を奮い出すことができるかもしれません。そうあってほしいですね。そういう人たちが増えれば増えるほど、何かが変わってくるはずです。 (略) 東京オリンピックに向けた、帰還政策のような「復興」プロパガンダが目立つなか、いろいろ声をあげようとしている人、また恐る恐るだれかにつながろうとしている人が、たくさんいると思うんです。そういう人たちの力になるようなかたちで、存在を可視化することができないでしょうか。可視化ってほんとうに大事でしょう。 「家族会」の記者会見で顔は出さなくても、そこにいる。顔が見えないぶん、手のしぐさに注意が引かれて、そこから緊張感が伝わってくる。あの2人のお父さんの身体性。かなり違っていましたね。その対比も面白いと言ってしまうと失礼なんですけれど、違いが見えてよかったと思います。手から、操作された声から、いろいろ伝わってくるものがあった。とにかく出てきてくださったことが大事なんです。 あの記者会見で、1時間ほど過ぎたあたりで出てきた白い帽子の女性がいました。広島で被爆したジャーナリストの小野瑛子さん。自分は甲状腺がんも肺がんも患い、それでも生きてこられたのは、仲間がいることと被爆者手帳があることだったと思います。福島でも「被ばく者手帳」をつくる会を立ち上げた方だそうですね。けれども、福島では「被ばく者手帳」と呼ぶかどうか、広島と同じことが起きてしまうのではないかという議論もあると聞きます。差別が怖いんですね。 3・11が起きてかなり早い時期に、当時シカゴ大学の院生だった友人が頼まれてある研究者の論文を英語から日本語に訳した時、日本にいる友だちに「『ヒバクシャ』って差別語だって知らないの」と言われました。自分の責任ではなく差別される対象になったひとたちが、名乗り出て、自らのアイデンティティーとして差別語を捉え返すようになるには、どうしてもかなりの時間がかかるんでしょう。もちろん、一部ですが、被差別部落の人たちであったり、同性愛者であったり。とくにアメリカでは後者の待遇はこのところ急激に変わったけれども、長い期間にわたって隠されていました。私はいつも焦りを感じています。健康手帳を何と呼ぶかは別として、福島のヒバクシャには早く権利を主張して欲しくてなりません。 (略) (シカゴ大学を2012年に)退職する前の最後の学期に、シカゴと広島をスカイプでつなぐ授業をしたんです。1歳の時に被爆した方が登場してくださって、親にも「(被爆者であることは)絶対口外するな」って言われていたと。福島(原発事故)が起きてからの彼女の深い後悔は、自分たち広島の被爆者がアイデンティティーを隠さずに暮らしてきていたなら、福島(の現状)は起こらなかったんじゃないかということです。深い気のとがめがあるのが、スカイプを通して伝わってきました。だから、自分はこれから、福島から避難してきた人たちのために生涯を捧げるんだと。 福島で甲状腺がんと診断された子どもについて、セカンドオピニオンはどうなっているのでしょうか。患者の権利は守られているのでしょうか。「沈黙を強いるメカニズム」って一体何なのか、考えさせられます。いろんな要素が入り交じっていて、先ほどから触れているわけですが、まだ他にあるような気がしています。 病気が意味することに限って考えると、なにが見えてくるか。甲状腺がんはよく知られているけれど、チェルノブイリの例を見ても分かるように、がんだけではなくて、心臓疾患とか他にもいろいろあるわけです。けれども、「がんイコール死」って考えてしまうのは世界共通のことではないでしょうか。 全文は(核の神話:23)「沈黙を強いる」日本社会、気がかり
Posted in *日本語
Tagged 311甲状腺がん家族の会, エネルギー政策, ノーマ・フィールド, 健康, 広島・長崎, 東京電力, 東日本大震災・福島原発, 福島原発告訴団, 被ばく
Leave a comment
(インタビュー)「平和と繁栄」の後で シカゴ大名誉教授ノーマ・フィールドさん via 朝日新聞
日本社会はどこへ行こうとしているのか。日米双方の心と言葉で語り続ける研究者は、胸を痛めていた。戦後の繁栄が過去のものとなり、さらに平和すら手放そ うとしているのでは……。第2次大戦直後の東京で生まれ、米シカゴで暮らすノーマ・フィールドさんの目に映る日本の風景を、そっとのぞいた。 (略) ――経済の衰退が人々の意識を変えていく、ということですか。 「経済的に一番弱い立場に置かれる人は、自分の生命さえ犠牲にしないといけないようになります。私は『生活と生命の乖離(かいり)』と呼んでいますが、明日の生活のために5年先、10年先の命を顧みられなくなる。マイケル・ムーア監督の映画『シッコ』で、トニー・ベンという英国労働党の政治家がこう語っています。人が押しつぶされそうになっている状態というのは、支配層にとって、とても都合がいい、と。『戦争ができる国』にしようとしている政治家を若い世代が支持するのは、まさに生活と生命の乖離だと思います」 ――「生活と生命の乖離」の例は、ほかにもありそうですね。 「ええ、これは格差にあえぐ若い世代に限りません。広い意味では、原発を誘致した地域や原発作業員にも当てはまる。生活のために自分の存在自体を 懸けなければいけない構図はいたるところにあります。細川さんの文明論は、明日がどうなるか分からない人には、抽象的でぜいたくなものに聞こえたかもしれ ませんが、この乖離を乗り越えようと言っていたようにも思えます」 「原発に反対しようとするなら、反対できない人々のことを考えなければいけないと思います。選択肢がない人は情報すら欲しくなくなる傾向があります。さらに心配の種になるからです。そういう意味では今後、現実を伝える言葉すらタブー視されるのではないでしょうか」 (略) ――どこに希望を見ますか。 「私は『希望派』ではないんです。自分が実感できない希望を、自分が信じていないものを、人に伝えることはできません。一方で、希望と聞くと、先日亡くなったフォーク歌手のピート・シーガーを連想します。シーガーは、決して諦めない人でした。どんな場で音楽を奏でても、聴衆との関係を作り上げ、全員を参加させる。体を使って模索する行為自体が希望だという気がします。結果よりプロセスを重視するということでしょうか」 ――希望は見えにくいけれど、諦めない、と。 「井上ひさしさ んは多喜二を描いた戯曲『組曲虐殺』で『絶望するには、いい人が多すぎる。希望を持つには、悪いやつが多すぎる』というセリフを主人公に託しています。い とおしく思う人や譲れない理念があるからこそ、愛情と共に怒りが生まれる。私にとって怒りは原動力です。これほど人間を馬鹿にした政治を押し通すなんて、 放っておけるものか、と考えています。希望とは、外にあって元気づけられるものではなく、主体的に作り上げるものではないですか」 全文は(インタビュー)「平和と繁栄」の後で シカゴ大名誉教授ノーマ・フィールドさん
[動画]アトミックエイジII: 福島 シンポジウム動画(日本語版)via Youtube
動画はそれぞれ4つのパートにわかれていますが、1つが終了すると自動的に次のパートが再生されます。 小出裕章さんと武藤類子さん箇所が日本語オリジナルの動画です。 英語吹き替え版の動画です。
Posted in *日本語
Tagged Atomic Age, アトミックエイジ, ジェフ・パターソン, ディーン・ウィルキー, ナンシー・フォースト, ノーマ・フィールド, ボビー・ポール, ロバート・ロズナー, 小出裕章, 東日本大震災・福島原発, 武藤類子
Leave a comment
[動画]アトミックエイジII: 福島 シンポジウム動画(MindOnline)
日本語 (MindOnline) Atomic Age II: Fukushima—Session 1, Part 1—Japanese Atomic Age II: Fukushima—Session 3 Roundtable—Japanese 以下の部分は英語です in English (MindOnline) Atomic Age II: Fukushima—Session 1-Part 1—English Atomic Age II: Fukushima—Session 1, Part 2—English Atomic Age II: Fukushima—Session 2—English Atomic Age II: … Continue reading
シカゴで考えた原爆と原発。の巻 via マガジン9条
東日本大震災から一年後の3月11日、シカゴ大学で開催されたシンポジウム「What March 11 Means To Me」でスピーチしてきた。 シカゴ大学でこのような一周年イベントを開催し、私を呼んで下さったのは「天皇の逝く国で」などの著書があるシカゴ大学教授のノーマ・フィールドさん。 シンポジウムの出演者は、小森陽一さん、高橋哲哉さん、龍澤武さん、横湯園子さん、そして私。2日間にわたって開催されたシンポジウムで、私は「トリ」と いう大役をつとめさせて頂いたのであった。 話したことは、様々だ。この一年のこの国、そして自分自身、放射能汚染、この一年間、原発に対して「何もしてこなかったこと」の罪悪感を埋めるように 通った脱原発デモ、そして「ビールには放射線を防御する効果が!」というようなポスターやTSUTAYAでガイガーカウンターが貸し出されているというこ とに象徴されるような福島の状況、また、福島だけでなく、日本全体での様々な分断。 続きはシカゴで考えた原爆と原発。の巻