Tag Archives: NRC(米国原子力規制委員会)

「沸騰型」審査シフト 福島同型原発、担当を拡充 via 東京新聞

東京電力福島第一原発と同型の「沸騰水型」原発について、原子力規制委員会が再稼働審査の体制強化に乗り出したことが分かった。審査担当の全五チームのうち、三チームが割り振られた。これまで審査に正式合格した原発は全て「加圧水型」だが、新体制により、近く正式合格する見通しの東電柏崎刈羽原発(新潟県)を含め、沸騰水型の再稼働に向けた手続きが進みそうだ。  沸騰水型は東日本に多く立地し、加圧水型は西日本に多い。沸騰水型は原子炉格納容器が比較的小さく、内部の温度や圧力が上昇しやすい欠点があり、事故リスクを懸念する声も予想される。  これまで沸騰水型の審査は二チームが担当していたが、第一原発と同型のため安全対策工事に時間を要したり、敷地の地盤が悪く、対策が必要だったりで、進まなかった。今年十月に柏崎刈羽6、7号機が事実上の合格となり、審査のモデルケースができ、電力各社の審査対応が進む可能性が出てきた。  規制委はこうした状況も踏まえ、審査で難関とされる基準地震動(耐震設計の目安となる揺れ)が決まった東北電力女川2号機(沸騰水型、宮城県)については、これを中心に審査するチームが必要と判断。約二十人の加圧水型のチームを担当替えした。  沸騰水型は三チームとなり、それぞれ柏崎刈羽、女川、日本原子力発電東海第二(茨城県)をメインに審査に当たる。 […] 全文

Posted in *English | Tagged , , | 3 Comments

ノーマ・フィールドさんのお話(書き起こし) via 福島原発告訴団

2016/06/22 福島市民会館 ノーマ・フィールド(Norma M. Field)さん(シカゴ大学名誉教授)のお話 みなさん、こんにちは。今日はいつも告訴団のホームページで見ているイベントを、実際に目のあたりにすることができて、また私も参加することができて、たいへん光栄です。 いま大河弁護士から、アメリカの事例が紹介されまして、かつてのNRC(米国原子力規制委員会)はたのもしかったんだという追憶の気持になりました。いま、日に日にアメリカや世界中にある原子力ムラの人たちが危機感を募らせ、どうやって原子力発電を存続させるか手を替え品を替えして、規制の方もたいへん困難な状況があります。 アメリカの環境庁が、福島からどんな教訓を得たかといいますと、原発事故があった際に、今までの基準では厳しすぎるので、基準を緩めようというものです。セシウム137は、基準を200~300倍、ストロンチウムの場合、3000倍くらいでしょうか、そのように引き上げるというか、緩めることを提案しています。 日本でも、規制当局や、それから市民にも、「こういうことを受け入れなければ、人類にとって非常に大切である原子力発電は続かないんだ」と、福島の悲劇が 利用されかねないわけです。そういう意味でも、告訴団のみなさんがなさっている努力、弁護士の方たち、技術専門家の方たちのやっていらっしゃることは、日 本だけにとって重要なのではなく、もちろんアメリカであり、フランスであり、世界中の生き物にとって重要だと思います。 今日のみなさんのお話を 聞きながら、改めて感じたのは、どうしてこれだけの犯罪的な行為が行なわれたのに、市民がこういう法的手段を取らなければならないのか、しかも福島の人た ちは、もう既にみなさん非常に苦労をされていて、日々の気苦労から、生活の困難から、そういう大きな負担が311の事故によって降りかかってきたのに、ど うしてここまでの追及を、みなさんの責任、みなさんの努力によらなければならないのかと、その理不尽さを改めて感じています。 しかし、逆に考え れば、民主主義とはそういうものであって、一度、例えば日本国憲法ができたからそれで良かった、こういう法律や規制が実現したからそれに頼っていればい い、というものではなくて、民主主義というのは、ある意味では恒久の闘いであって、人々の権利、それから生き物の生命を、常に勝ち取っていかなければなら ないものです。それがいかにたいへんであるかと思うと、ちょっと、震えるような気持ちがします。 (略) 私、 遠いところから来てこういうことを言うのは、非常におこがましいし、申し訳ない気持があるのですけれども、今、感じていることはそういうことです。みんな せっかく生まれてきたんですから、みんな生きていきたい気持を、どうやって大切にできるか、考えていきたいと思います。 まずは今度の選挙に行ってください。ありがとうございました。 全文はノーマ・フィールドさんのお話(書き起こし) 

Posted in *日本語 | Tagged , , , | Leave a comment