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Tag Archives: グレゴリー・ヤツコ
米、メルトスルーと分析 原発事故、炉心溶融も 元委員長「日本にも伝達」 via 産経ニュース
東京電力福島第1原発事故の発生時、米原子力規制委員会(NRC)委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏が8日までに共同通信のインタビューに応じ、NRCが事故当初から核燃料が溶け落ちる炉心溶融(メルトダウン)や、溶融した燃料が原子炉圧力容器を貫通する「メルトスルー」が起きていると分析していたことを明らかにした。また「日本政府にこの評価内容を伝達していた」と語った。 ヤツコ氏は事故発生翌日に起きた1号機の水素爆発について「明らかに燃料が損傷している証左だった」と指摘。3号機での水素爆発に関しては「燃料がどの程度損傷しているかは判断できなかったが、この時点で溶融は確かだと考えた」と当時を振り返った。 また15日早朝には、大きな衝撃音と同時に2号機が減圧したとの報告を受け、NRCのベテラン専門家が「溶けた燃料が圧力容器を突き抜け、格納容器に到達。格納容器からも(溶融した燃料が)漏れ出し、その影響で減圧した」との見立てを示したと証言した。 原文
曲がり角の原発大国3 事故の影響大きい via 朝日新聞
(抜粋) 昨年4月、州最大のロサンゼルス市議会は再稼働の判断を急がぬよう、米原子力規制委員会(NRC)に求める議決をした。地元のサンクレメンテ市のロリ・ドンチャク市長(当時)も、NRCに丁寧な安全審査を求めた。ドンチャク氏は「どんなエネルギーも利点、欠点はある。その上で、原発はここには必要ないと考えた」と振り返る。 □ □ 昨年6月、サンディエゴ市で「福島からの教訓」をテーマにシンポジウムが開かれた。登壇者の中に福島の事故当時にNRC委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏と日本の首相だった菅直人氏がいた。2人は同じことを口にした。「原発は事故が起こった時の影響が大きすぎる」 シンポを企画したのは、地元の建築家トーガン・ジョンソン氏だ。カリフォルニア州は多くの断層を抱え、米国内でも地震が起きやすい地域の一つだ。福島の事故当時、妻が3人目の子を妊娠していた。9千キロも離れた国から放射能がたどり着いたことに衝撃を受けた。「サンオノフレで福島のような事故が起きないと誰が責任を持って言えますか? 親として、子どもをより安全な環境で育てたいと願うだけです」 シンポの3日後、エジソン社はサンオノフレ原発の閉鎖を発表した。不具合による運転停止から1年5カ月。NRCの審査が長引き、「先が見通せず、電気の利用者や投資家によくない」と同社は説明した。 ジョンソン氏は「破壊的な事故の代償を払うほどの電気が必要なのか、私たちは福島の事故で考えた。人々の思いがNRCやエジソン社にプレッシャーをかけたのです」と話した。(山田理恵) 全文は曲がり角の原発大国3 事故の影響大きい
曲がり角の原発大国3 事故の影響大きいvia 朝日新聞
サンディエゴ市の北約80キロにはサンオノフレ原発がある。1号機は1992年に閉鎖。83年と84年に運転を始めた2、3号機は2012年、取りつけたばかりの三菱重工業製の蒸気発生器に不具合が起き、相次いで運転が止まった。 □ □ 事業者の南カリフォルニア・エジソン社は再稼働を模索したが、地元の反対は強かった。 昨年4月、州最大のロサンゼルス市議会は再稼働の判断を急がぬよう、米原子力規制委員会(NRC)に求める議決をした。地元のサンクレメンテ市のロリ・ドンチャク市長(当時)も、NRCに丁寧な安全審査を求めた。ドンチャク氏は「どんなエネルギーも利点、欠点はある。その上で、原発はここには必要ないと考えた」と振り返る。 □ □ 昨年6月、サンディエゴ市で「福島からの教訓」をテーマにシンポジウムが開かれた。登壇者の中に福島の事故当時にNRC委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏と日本の首相だった菅直人氏がいた。2人は同じことを口にした。「原発は事故が起こった時の影響が大きすぎる」 シンポを企画したのは、地元の建築家トーガン・ジョンソン氏だ。カリフォルニア州は多くの断層を抱え、米国内でも地震が起きやすい地域の一つだ。福島の事故当時、妻が3人目の子を妊娠していた。9千キロも離れた国から放射能がたどり着いたことに衝撃を受けた。「サンオノフレで福島のような事故が起きないと誰が責任を持って言えますか? 親として、子どもをより安全な環境で育てたいと願うだけです」 シンポの3日後、エジソン社はサンオノフレ原発の閉鎖を発表した。不具合による運転停止から1年5カ月。NRCの審査が長引き、「先が見通せず、電気の利用者や投資家によくない」と同社は説明した。 ジョンソン氏は「破壊的な事故の代償を払うほどの電気が必要なのか、私たちは福島の事故で考えた。人々の思いがNRCやエジソン社にプレッシャーをかけたのです」と話した。(山田理恵) もっと読む。
「再稼働支持しない」 NRC元委員長、新潟知事と対談 via 朝日新聞
東京電力柏崎刈羽原発のある新潟県の泉田裕彦知事が、東日本大震災発生時に米原子力規制委員会(NRC)の委員長だったグレゴリー・ヤツコ氏と対談し、原発事故や地震の複合災害が起きた際の住民避難について「国の制度全般を見直さない限り、自治体が有効な避難計画を作るのは不可能だ」と明言した。柏崎刈羽原発を再稼働させるには有効な避難計画を前提とするとも受け取れる発言で、ヤツコも「問題点の対応をしないと再稼働を支持できない」と述べた。ヤツコ氏は、東日本大震災が発生して3年がたつのにあわせて東京大学で開かれたシンポジウムに出席するため、原発事故に関する「民間事故調」の母体となった財団法人日本再建イニシアティブの招きで来日。対談は3月12日夜、東京都内で行われた。主なやりとりは以下の通り。 ■ヤツコ「80キロの避難勧告はよい判断だった」 泉田 福島第一原発の事故の際、日本政府が半径20キロ圏に避難指示、20~30キロ圏に屋内退避指示を出したときに、米国は80キロ圏に避難勧告を出した。過剰だったか、適切だったか、今はどう考えるか。 ヤツコ あとから考えてみると、とても良い判断だったと思う。おおかた、私たちが当時予測していた通りに事故は進展した。いま思えば、若干小さくしたほうがより正確だったかもしれないが、事故で我々が見えていたことに基づけば、私としては正しい声明を出せたと思う。 (略) ■泉田「機能しない避難計画は作れる」 泉田 新潟県に、福島県から約5千人が避難してきている。 ヤツコ 新潟県には原発は何基あるのか? 泉田 柏崎刈羽原発に7基ある。 ――世界最大級だ。 ヤツコ そう、最大級だ。柏崎刈羽の地元の避難計画はできているのか? 泉田 作ろうと思えば、機能しない計画は作れる。指針はできている。が、実効性が伴わない。半径5キロ圏内に2万2千人、30キロ圏内に46万7千人が住む。米国基準では立地不適格に該当するエリアだ。 2007年の中越沖地震では、変圧器から漏れた油で原発敷地内で火災が起きた。当時、東京電力はこの消火に失敗した。地震で地面が1メートル50センチくらい沈没し、消火栓に水を運ぶ水道管が破壊され、消火活動ができなくなった。消防隊が避難してしまった。 新潟県庁と柏崎刈羽原発の ホットラインが地震のときに機能しなかった。原発側でホットラインのある部屋のドアが地震でゆがんで開かず、職員が入れないのが原因だった。地震でも対応 できるホットラインのある部屋をつくるよう東電に要求し、できたのが免震重要棟だ。同じ東電の施設なのに新潟にだけあるのはおかしいよねということで、福島第一原発に免震重要棟をつくったのが東日本大震災の8カ月前だった。新潟が「免震重要棟をつくってくれ」と言わなければ、福島第一に免震重要棟はなかった。今、東京に人が住めていたかどうか疑わしいと思っている。 全文は「再稼働支持しない」 NRC元委員長、新潟知事と対談
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Tagged Gregory Jaczko, エネルギー政策, グレゴリー・ヤツコ, 公正・共生, 東京電力, 泉田裕彦, 米原子力規制委員会
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ヤツコ氏「汚染水は制御不能」 米規制委の前委員長 via 47 News
米原子力規制委員会(NRC)のグレゴリー・ヤツコ前委員長は24日、日本外国特派員協会で記者会見し、東京電力福島第1原発の汚染水問題について「東京に影響はないが、汚染水は制御不能だ」と述べた。 ヤツコ氏は、安倍晋三首相が国際オリンピック委員会総会で「状況はコントロールされている」などと発言したこと に「現場では努力しているが、事態は制御不能なところまで来ている。地下水はコントロールできない。できることは影響を和らげることだけだ」と指摘、監視 強化の必要性を訴えた。 続きはヤツコ氏「汚染水は制御不能」 米規制委の前委員長