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Tag Archives: 検閲
フランス「原子力ムラ」の圧力 福島事故調査に神経とがらせ「検閲」…研究者を解雇 via 東京新聞
東京電力福島第一原発事故後の日本の民意について調査したフランスの社会学者が昨年、所属する仏研究機関から解雇された。クリスティーヌ・ファセールさん。事故から10年の節目が近づく今月、研究者仲間らが「学問の自由が脅かされている」として仏紙ルモンドに抗議声明を発表。本人や関係者の証言からは、福島事故の社会的影響が原発大国フランスにどう伝わるかに敏感になり、研究内容に介入しようとする仏原子力界の姿勢が浮かび上がってくる。(パリ・谷悠己) ◆日本で避難者らに調査 この機関は、仏政府の管轄下で商工業分野での放射線の影響を調べている「放射線防護・原子力安全研究所」(IRSN)。リスクコミュニケーション研究を専門とするファセールさんは2012年に雇われ、福島事故後に日本政府や自治体が国民へどう情報を伝えたかを調べる「信頼プロジェクト」を立ち上げた。 (略) その中間成果として15年末、国連大学(東京都渋谷区)で発表した報告書が最初の火種となった。 ◆「原発関係者は信頼失った」の削除要求 共同研究者の1人で東京工業大の調しらべ麻佐志教授によると、報告書案を精読したIRSN側は「事故後、原子力関係の専門家は日本国民の信頼を失った」とする記述の削除を求めた。調教授は「日本では定着している概念なのに、『本当なのか』と疑った。不当な検閲だと感じた」と話す。 「検閲」はその翌年、さらにエスカレートする。 もう1人の共同研究者でパリ政治学院の長谷川玲子研究員によると、同学院が提出した中間報告書についてIRSN側が「承服できない点がある。修正しないとプロジェクト資金の振り込みはできない」と主張。長谷川さんの上司に電話をかけ修正を迫った。上司が要求をはねのけてくれたが、長谷川さんは「修正を求める理由は科学的ではなく『IRSNの出したいメッセージに合わないから』というだけだと感じた」。 ◆「見聞きもしていないのに」 象徴的だったのは仏国内でのある座談会における出来事。長谷川さんが原発周辺から避難した人たちへのインタビューから「故郷に戻らない決断をした人たちへの支援が重要だ」と提言すると、同席したIRSN幹部から「愛着ある土地だからこそ放射線とともに生きようとする人が多いはずだ」と反論された。「自分で見聞きしていないのに…」。長谷川さんが苦笑する。 こうした衝突が続く中で昨年6月、プロジェクトの代表者だったファセールさんは解雇された。IRSNの広報担当者は本紙の取材に「解雇理由はファセール氏自身の不適切な行動によるものだ」と主張する。 ◆監視、情報操作…自由制限に危機感 だが、処分無効を求めて係争中で多くを語れないファセールさんを支えようと、ルモンドに抗議声明を寄稿した仏国内外の研究者16人は「研究内容が問題視されたための解雇だ」と指摘。「原子力分野の研究活動は(1986年の)チェルノブイリ原発事故後から独立性が模索されてきたが、監視や情報操作の時代に逆戻りしたようだ」と批判した。 その1人で、ファセールさんの解雇後にIRSNへ助言する外部委員会の委員を辞任した仏カーン大のダビド・ボワレ研究員は「初めから答えありきの研究しか許されず、自由が制限されている」と指摘する。 全文はフランス「原子力ムラ」の圧力 福島事故調査に神経とがらせ「検閲」…研究者を解雇 【関連記事】「五輪で福島を忘れさせようと…原子力緊急事態は今も」 小出裕章さんに聞く 当サイト既出関連記事:福島原発事故研究者を解雇 自由侵害と仏機関に非難 via Jiji.com
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Tagged Institute for Radiological Protection and Nuclear Safety (IRSN), フランス, 検閲
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歴史を動かした伝説のルポタージュ
GHQの検閲を逃れ、“ヒロシマの真実”を世界に初めて伝えた米記者の「知られざる物語」via Courrier Japan 終戦後、米政府とGHQは被爆地・広島の取材に厳しい情報統制を敷いた。原爆の破壊力と被爆者の苦しみを隠蔽するためだ。しかしGHQを巧みに騙して現地入りし、真実を伝えたジャーナリストがいた。彼の名はジョン・ハーシー。 1946年8月、米誌「ニューヨーカー」は全ページを割いてハーシーの心揺さぶるルポタージュを掲載。原爆投下から1年後、ようやく被曝の恐怖と惨禍が世界に報じられた。マッカーサーを欺いた機転、運命の巡り合わせ、ルポに込めた思い──これまで語られなかったハーシーの半生と歴史的瞬間に迫る。 被曝による死は「非常に快適な死に方」 (略) 日本から送られてくる写真には倒壊した建物や焼け野原の町は映っていたが、犠牲者、とりわけ放射線障害についてはほとんど何も伝わってこなかったのだ。 米政府は被爆地への出入りを制限。陸軍省はアメリカの報道機関に対して内々に、原爆の核兵器としての側面を大きく伝えないよう要請していた。 放射線による甚大な被害がアメリカ以外のジャーナリストや日本の当局者から漏れるたび、政府はプロパガンダとして一蹴した。ある将校に至っては、被曝による死は「非常に快適な死に方」だと議会で証言した。 真実を見極めなければならない──ハーシーとショーンは決意した。 広島に乗りこんで2週間取材を行い、6人の被爆者の視点から原爆の悲惨を伝えたハーシーは当時32歳。イタリアが舞台の戦争小説『アダノの鐘』で、ピューリッツァー賞を取ったばかりだった。 (略) 「広島で実際に何が起きたのか、大衆は知らされていなかった。これは実に恐ろしい記録──魂に深く焼きついて、異教徒だろうとキリスト教徒だろうと関係なく、すべての人間をして『こんなことが2度とあってはならない』と叫ばせる物語である」 (略) 世間の注目を避け、沈黙を貫いた人生 ハーシーのルポルタージュには核兵器のさらなる使用を食いとめるだけの影響力があったと、歴史家や外交政策の専門家らは口を揃える。 ジャーナリストで歴史家のレスリー・M・M・ブルームは新著『Fallout: The Hiroshima Cover-Up and the Reporter Who Revealed It to the World(フォールアウト:ヒロシマの隠蔽とそれを世界に向けて暴いた記者)』でこう書く。 「『ヒロシマ』は核兵器が文明の存亡にかかわる脅威であることを真にわかりやすく伝え、世界の注目を集めた初めての警鐘だった。以来、数世代の活動家や指導者にとって、人類の地球における短い歴史に終止符を打ちかねない核戦争を阻止するモチベーションとなってきた」 (略) ニューヨーカー誌に記事が出る数日前に、ハーシーはメディアの注目を避けるため、密かにノースカロライナ州の田舎町ブロウイングロックに引きこもった。1993年に亡くなるまでインタビューもほとんど受けなかった。 『Mr. Straight Arrow: The Career of John … Continue reading
奇怪なことvia 雁屋哲の今日もまた
2019-04-15 […] 話しは2014年に遡ります。 その年の4月末に発売された「ビッグコミック スピリッツ」誌の第22・23合併号に「美味しんぼ 福島の真実編」第22話が掲載されると、突然、新聞、テレビ、週刊誌、インターネットで私に対する非難が巻き起こり、しかも、国会議員、大臣、最後には総理大臣まで乗り出してきました。 安倍晋三首相が「美味しんぼ」を風評被害を巻き起こすと非難するのがテレビで流されました。 […] 私は取材の最後に、2013年4月に、埼玉県に避難していた福島第一原発事故の際の双葉町の町長井戸川克隆さんを訪ねました。 たまたまその際に、偶然、岐阜環境医学研究所の所長の松井英介先生が同席されていました。 松井先生が、「福島に取材に何度か行かれたそうですが、体調に変わりはありませんか」と私に尋ねられます。 で、私が「理由が分からないのに突然鼻血が出まして」といったら、松井先生は「やはり」と仰言います。 同時に、福島取材で色々と力を貸して下さった、斎藤博之さんが、驚いて、「えっ!雁屋さんもなの!僕もそうなんだよ。あれ以来何度か出るようになった。病院に行っても理由が分からないと言うんだ」 すると、取材にずっと同行してくれていた安井敏雄カメラマンが、「僕もそうなんですよ」と言います。 なんと、福島取材に行った我々取材班4人の中の3人が鼻血を出していたんです。 ついでに私が耐え難い疲労感について言うと、斎藤博之さんも、安井敏雄さんも「ああ、私もそうですよ」「いや、ひどく疲れてたまらないんです」といいます。 驚いたことに、それを聞いて井戸川前町長が、「私も鼻血が出ます。今度の町長選の立候補を取りやめたのは、疲労感が耐え難いまでになったからです」と仰言るではありませんか。 さらに、「私が知るだけでも同じ症状の人が大勢いますよ。ただ、言わないだけです」と仰言る。 すると松井英介先生が、「大坂で放射能に汚染されたがれきの焼却処理が行われた際、大阪の市民団体がインターネットで体調変化を訴える声を募ったところ、声を寄せた946人中、842人が、鼻血、目、喉や皮膚など空気に触れる部分の症状を訴えている」と仰言った。 放射線だけの影響とは断定できないと松井先生は仰言ったが、それは大変なことではないでしょうか。 松井先生の説明では、「鼻の粘膜や、毛細血管細胞の70〜80パーセントは水で出来ている。水の分子H2Oは放射能で切断されて水酸基(-OH)のような、毒性の強いラジカルと呼ばれるものになる。しかも、ラジカル同士がくっつくとH2O2(過酸化水素)になる。過酸化水素はオキシフルとして消毒薬に用いられるくらい毒性が強い。放射能は直接粘膜や毛細血管の細胞・DNAを傷つけるが、同時に水の分子が切断されて細胞の中に出来るラジカルによる作用が大きい」 ということです。 福島で人びとが受けている放射能被害は、福島第一原発から放出された放射性微粒子によるものです。 放射性微粒子は呼吸によって肺から血管に入り体中に回ります。食べ物や水と一緒に取り込まれ、消化器から血管内にはいり込み、やはり体内に回ります。 そのようにして体内に入った放射性微粒子は何処かの臓器に付着すると、その臓器の付着した部分に害を与える。 微粒子一個はマイクロの単位で極めて小さいけれど、付着した臓器の微粒子の周辺の細胞は破壊される。しかも、その微粒子の数が極めて多い。結果的に臓器の被害は大きくなる。 空間線量が1ミリ・シーベルトとすると、その空間に浮遊している微粒子の数はそれこそ無数。 一呼吸だけで何千・何万の放射性微粒子が体内に入る。 一個当たりの微粒子の害は小さくても、それが、何千・何万となると鼻血を出させたり、疲労感を感じさせる原因を作るのでしょう。 (斎藤博之さんは、私達の福島取材の前に、取材に適した場所を選ぶために何度も福島に通い、結果として私達の数倍被爆したことになります。 その後、斎藤さんの体調は回復せず、歯茎からも血が出るようになり、2017年に脳梗塞で亡くなりました。死因が放射能によるものかどうかは明かではありませんが、私が「鉄の胃袋魔神」とあだ名をつけたほど、活発で食欲旺盛だった斎藤さんが、福島の取材を終えた後、鼻血、激しい疲労感、歯茎からの出血などで、衰弱したことは確かです。東北地方の民俗学的知識の豊富なことと言ったら歩く民俗学事典のような人で、おまけにマルクスの資本論は端から端まで頭の中に入っているという凄さでした。例えば、私が、マルクスが、ルイ15世の愛妾・マダム・ポンパドールの「我が亡き後に洪水は来たれ」という言葉を引用したのは何処だっけ、と尋ねたら、ちょっと待ってねと言って、3,4分後に、あれは第1部『資本の生産過程』第3篇『絶対的剰余価値の生産』第8章『労働日』に書かれているよ、と返事がありました。感性豊かで、明敏な頭脳。本当に惜しい人を亡くしました。私にとって真の友人であり、同志でした。斎藤さん本当に有り難うございました。ご冥福をお祈りします。 斎藤博之さんについてはこのブログにも書きました。 […] そして話しは2019年に飛びます。 当時の編集長からメールが来ました。 以下に、氏の承諾を得て、そのメールを書き写します。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 少し愉快なことがございましたので ご報告させていただこうとメールをさせていただきました。 昨年の12月に中国と日本の出版ビジネスを手がけている会社から 日中のデジタル・ゲーム関係のフォーラムに 出席しませんかと声をかけられました。 … Continue reading
広島とオバマ大統領 守るべき一線 譲ったのか 神戸市外国語大准教授・繁沢敦子 via 中国新聞ヒロシマ平和メディアセンター
広島とオバマ大統領 守るべき一線 譲ったのか オバマ大統領の勇気ある決断を支持したい。一方で、その記念碑的な瞬間を前に手放しでは喜べないのも事実だ。 謝罪抜きの訪問だからではない。原爆を投下したことについて米国は謝罪すべきだと私は思う。しかし、これまでの背景をいくらか知る一人としては、公式謝罪は期待できないことを理解している。 問題は「被爆者は謝罪を求めていない」という言葉が一人歩きしていることだ。 それを根拠に、広島市長や政府要人が謝罪を求めないことを明らかにし、結果的にその言葉がオバマ氏訪問の交換条件として機能してしまった。「謝罪」を巡って米国側と議論にもならないまま、いや、むしろそれを避けるために、日本国内で一方的に言説がつくられた感がある。 米国との駆け引きというより、国内の世論操作を通じた米国への協力だったのではないかという印象さえ受ける。 確かに、謝罪は求めないと明言する被爆者もいる。恩讐(おんしゅう)を超えてそうした心境に達した人の言葉には感動を覚える。一方で、米国に過ちを認めてほしいとする声や謝罪を求める声も存在する。しかし、憎しみや恨みといった負の感情は表に出したくないというのが人間のさがだろう。最も個人的な部分の感情であり、一見の取材者に露呈できるような話でもない。 盛り上がるばかりの歓迎ムードに水を差すことはしにくい。過去にこだわることを「前に進めない」「乗り越えられない」ことと同等に捉える風潮もある。こうした繊細な事情が考慮されないまま、一つの言説が集団の総意として演出されてしまったのではないか。 その下地は少し前からつくられていた。「被爆者は謝罪を求めていない」という言葉は2008年ごろから聞かれるようになった。全米原爆展を開催していた時期で、投下を巡る問題よりも、核拡散や核廃絶の問題に米市民と協調して取り組むことが優先されたということもあろう。それゆえに、守るべき一線を譲ってしまったのではなかったか。今回の言説の伏線になったように思えてならない。 「原爆と検閲」の研究をしていると、軍や行政機関による検閲と、書き手や編集者による自己検閲の違いを問われることがある。制度にのっとって行われたか、誰が行ったかという点を除くと、両者を区別するのは難しいことも少なくない。自己検閲といっても裏では権力による圧力が働いていることが多いからだ。 検閲ではないにしても、今回の問題では同様の力が働いた可能性がある。一定の立場にある人物の発言には、それに反する趣旨の発言を封印するだけの力がある。 集団の威を借りるレトリックも用いられた。恐らくは周囲の数人が述べた言葉が「多くの人」が言ったことになり、次には「大多数の人」が言ったことになる。それを政府の要人が「私たち」という主語で語ることで「日本人の総意」になってしまうのだろう。 安倍晋三首相は14日、「原爆や戦争を恨まず、人の中に巣くう『争う心』と決別する」訪問にしたいと述べた。しかし、原爆や戦争を恨む心と争う心はまったく違う次元のものだ。原爆と戦争を恨む心が、次の世代に自分たちと同じ目に遭わせたくないという反戦反核運動を育んできた。オバマ氏も唱える「核兵器のない世界」に向けて先駆けて活動してきたのは、こうした人々であることを忘れてはならないだろう。 続きは 『今を読む』 神戸市外国語大准教授・繁沢敦子
被爆者75人分カルテ、佐賀の病院で発見 「詳細で貴重」 via 日本経済新聞
佐賀県の医師や大学教授らでつくる「佐賀医学史研究会」(鍵山稔明会長)は、長崎と広島の被爆者計75人分のカルテを旧佐賀県立病院(現県医療セ ンター好生館)で発見したと明らかにした。病状だけでなく、被爆した克明な状況や死後に病理解剖した臓器の状態も記されている。 原爆に関する資料は、戦後に進駐軍が多くを没収しており、研究会の青木歳幸事務局長は「詳細な記録がまとまって見つかるのは近年では珍しい。人体への影響を研究する上で貴重な資料」と話している。 75人は1945年8月14日~46年1月、当時の県立病院内科を受診した16~59歳の男女。妊婦もいた。カルテには脱毛や皮下出血などがドイツ語と日本語で記されている。放射能被害の特徴的な症状の一つとされる白血球の減少がみられる人もいた。 (略) 病院によると、カルテは原則、専用の倉庫でまとめて保管するが、県立病院に進駐軍の医師が複数回訪問した記録があるため、当時の医師が見つからないよう別に保管していた可能性もある。〔共同〕 全文は被爆者75人分カルテ、佐賀の病院で発見 「詳細で貴重」
「特定の主義主張 ご遠慮いただく」 原子力規制委が取材規制 via しんぶん赤旗
原子力規制委員会が毎週1回開く委員会終了後の記者会見について、同委員会の実務を担当する原子力規制庁の広報担当者は「特定の主義主張を持つ機関 の機関紙はご遠慮いただく」などとして、「しんぶん赤旗」を排除する方針を25日、明らかにしました。さらにフリーランスの記者についても「どういった雑 誌に、どういった記事を書いているかを見て、特定の主義主張を持って書かれている方はご遠慮いただいています」と、憲法が禁止する検閲まがいの対応をして いることも明言しました。 […] これまで、内閣府原子力安全委員会後の委員長らの記者会見で、こうした対応はされていませんでした。 全文は 「特定の主義主張 ご遠慮いただく」 原子力規制委が取材規制
〈プロメテウスの罠〉広告会社を頼った■がれきの行方:14 via 朝日新聞
[…] その上で宮城県は昨年9月5日、環境省の聞き取り調査に対し、こう答えた。 ――広域処理に関して放射能が大きな問題だ。 ――打診した反応では、西日本ではほとんど受け入れられないのではないかと考えている。 ――環境省のガイドラインでは受け入れ先を説得できない。広域処理のためのエージェントが必要だ。 こうした要望を受けて環境省が頼ったのは、広告会社だった。 昨年11月9日、環境省はがれきの広域処理や除染についての広報企画案を公募した。 電通と博報堂、東急エージェンシーの広告3社が応募し、博報堂の案が採用された。公募は今年度も行われ、電通が選ばれた。 業務は広域処理と除染の広報、除染情報プラザの運営などだ。博報堂に約9億6千万円が支払われ、電通とは計約30億円の契約が結ばれた。 […] 博報堂が下請けに出した広報会社が、「広域処理」「除染」「原子力規制庁」に関する新聞記事やテレビ番組についてのリポートを、環境政務官の高山智司(たかやまさとし、42)らに毎朝、電子メールで送っている。 「そのうえで、大きな誤認報道とネガティブ報道、説明不足報道、好意的報道にその場で分類した」 「誤認報道」については、そのメディアのディレクターや主筆クラスに接触し、誤認の指摘をした、としている。しかし、どのメディアにどう誤認指摘をしたのか、具体的な記載はない。 「除染、並びに災害廃棄物の広域処理に関して、……地上戦で個々にその誤認をつぶす作業を実施した」 全文は 〈プロメテウスの罠〉広告会社を頼った■がれきの行方 (無料登録が必要です)