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Category Archives: *日本語
核抜き条例、黒松内と蘭越も 町議提案検討 寿都の動きけん制 via 北海道新聞
後志管内寿都町で原発から出る高レベル放射性廃棄物(核のごみ)の最終処分場選定に向けた文献調査が始まったことを受け、隣接する同管内黒松内、蘭越両町の一部町議が各町議会に対し、核のごみの持ち込みを拒否する条例案の提出を検討していることが1日、分かった。黒松内町の条例案は7日開会予定の町議会に提出され、賛成多数で可決される見通し。同管内島牧村でも同様の条例制定が確実な情勢で、寿都町を取り囲む3町村すべてで「核抜き条例」の制定を目指す動きが浮上した。 寿都町の隣接自治体で条例制定の動きが相次ぐ背景には、核のごみの受け入れに反対する立場を明確に示し寿都町が文献調査の次の段階の概要調査に進むことをけん制する狙いがある。 黒松内町の条例案は「いかなる場合も放射性物質等を町内に持ち込ませない」と明記。核のごみの処分・保管に関する調査や施設の建設を認めないことを町に義務付ける。条例案を提出する岩沢史朗町議(65)は「黒松内町の立場を明確にすることで鈴木直道知事にも働きかけ、寿都町が概要調査に進まないようにしたい」と話した。 一方、蘭越町でも一部町議が14日開会予定の町議会に同じ趣旨の条例案を提出する方針。同様の条例案は島牧村でも15日に開かれる村議会に提出され、賛成多数で可決される見通し。 核のごみの持ち込みを禁じる「核抜き条例」は、道と日高管内浦河町、上川管内美瑛町、宗谷管内幌延町で制定されている。 後志管内の他の市町村では現時点で核抜き条例案の議会提出に向けた目立った動きはない。小樽市議会は2012年9月に「高レベル放射性廃棄物の最終処分場の受け入れ拒否に関する意見書」を全会一致で可決。最終処分場や国からの文献調査の申し入れを受け入れないことが盛り込まれている。(久慈陽太郎、宇野沢晋一郎、谷本雄也) 原文
被災地の墓石店が見続けてきた原発事故 墓の復旧・新築を経て今は via Withnews
悩んだ末の墓じまい「立派な行為」 東日本大震災から間もなく10年。福島県には住民がまだ1人も帰れない「村」がある。原発から20~30キロ離れた「旧津島村」(浪江町)。原発事故で散り散りになった住民たちの10年を訪ねる。(朝日新聞南相馬支局・三浦英之) 石材業も原発事故で避難 「墓石の仕事に携わっているとね、よく見えるんですよ。震災や原発事故がどういうものか」 末永一郎さん(64)はそう言うと、悔しそうに「ふっ」と息を漏らした。かつては旧津島村の手七郎集落で石材業を営んでいた。今は約35キロ離れた大玉村で家業を再開している。 (略) 5年過ぎ増えた「墓じまい」 震災後、年を経るごとに仕事の内容が変わった。当初の2、3年は、お墓の復旧に忙しかった。激しい揺れで墓石が倒れたため、重機を使って、それらを元の状態へと直していった。 4、5年すると、津波で身内を亡くした遺族が新たにお墓を求めるようになった。主に沿岸部で暮らしていた住民で、末永さんも20以上のお墓を納めた。 そして震災から5年が過ぎると、「墓じまい」の注文が多くなった。故郷は帰還困難区域内にあって帰れない。避難先への定住を決めた避難者は、新たな土地に家を建て、先祖が眠るお墓を移す。古いお墓は更地にするが、墓石は放射線量が高くて持ち出せないため、20以上の墓石が末永さんの旧作業場に積み上げられたままになっている。 悩んだ末の決断「立派な行為」 「墓じまい」は、故郷に戻らないことの意思表示でもある。「(集落の行政区長でもある)末永さんにとって、それは寂しいことではないですか」と問うと、末永さんは首を振った。 「いえ、そうは思いません。むしろ立派な行為です。誰もが悩んだ末に決断したことなのですから」 全文は被災地の墓石店が見続けてきた原発事故 墓の復旧・新築を経て今は
財政難の自治体誘導 viaしんぶん赤旗
北海道寿都町と神恵内村が調査費の交付を目的に高レベル放射性廃棄物の最終処分場建設の調査を受け入れたことに関し、日本共産党の岩渕友議員は30日の参院行政監視小委員会で「財政難の自治体を交付金で誘導してはならない」と強調しました。 岩渕氏は、神恵内村は隣村の泊原発にかかわる原発交付金が支給され、「消防士などの人件費や小中学校の改修費に充てている」と述べ、「財政規模が約20億円の村に2年間最大20億円が調査で交付される。いかに破格か」と指摘しました。 自治体の財政難について武田良太総務相が「市町村が自ら考えること。国がどうこう言うべきでない」と述べたのに対し、岩渕氏は「自治体に交付金で国策を押し付けるやり方は原発マネーに依存する状況をつくる」と主張しました。 また、神恵内村の人口がこの5年間で100人以上減ったことについて、「原発マネーは人口減少などの問題を解決していない」と指摘。2019年までの45年間に全国で4兆円以上の原発などの立地交付金・補助金が配られたことを挙げ、「巨額の交付金で最終処分場に応募させるやり方は許されない」と批判しました。 原文
【原子力資料情報室声明】 女川原発の再稼働同意は許されない via 原子力資料情報室(CNIC)
[…] 女川原発2号機は、今年2月に原子力規制委員会の審査に合格。東北電力は、安全対策工事が終わる2022年度以降の再稼働を目指している。1号機は廃炉作業中、3号機は再稼働の申請準備中。女川原発の5km圏内には約1100人が居住し、30km圏内には、石巻市、登米市、東松島市、女川町、涌谷町、美里町、南三陸町の7市町が含まれる。避難の対象住民は約19万9000人にのぼる。女川原発が立地する女川町議会、石巻市議会、宮城県議会は、再稼働に賛成の陳情、請願を採択している。 9日に仙台市で開かれた市町村長会議では、宮城県内の全市町村長35人が出席した。わずか1時間の会議では、美里町長、加美町長、色麻町長をはじめとして、強い反対の声も上がっていた。福島原発事故で今も4万人がふるさとに戻れない、再稼働に多くの県民が不安を持っている、などの意見が相次いだ。にもかかわらず、村井知事は、立地2市町長との三者協議で判断した。反対の声を無視した強引な結論であり、県民の理解が得られたとはとても言い難い。 女川原発は、福島第一原発と同じ沸騰水型の原発で、東日本大震災で被災した。13メートルの津波に襲われ、2号機の原子炉建屋は浸水し、かろうじて冷温停止状態となったが、重大事故の寸前だった。福島原発事故の検証は済んでおらず、基準地震動についても対策には不安がある。 震災後、津波で壊滅的な被害を受けた女川町と石巻市は、9年以上が経過して復興が進んだ。しかし、牡鹿(おしか)半島に位置する女川原発がひとたび過酷事故を起こせば、30km圏内のみならず、東北の中心である仙台市や、三陸沿岸部にも大きな影響を及ぼす。半島の住民は原発の近くを通って避難するが、津波などで道路が通行できなくなる可能性は高い。さらに新型コロナ禍で、実効性のある避難計画は不可能だ。 東北電力は安全対策工事が終わる2022年度以降の再稼働を目指しているのに、県知事はなぜ早々と再稼働に同意するのだろうか。村井知事、女川町長、石巻市長は、県民への丁寧な説明が求められる。再稼働に反対する県内自治体や住民の声に真摯に耳を傾け、宮城県の復興と将来にとって何が重要か、今一度考え直し、地元同意を取り下げるべきだ。
東電、「時効後も賠償」明記へ 原発事故10年でvia東京新聞
東京電力福島第1原発事故から10年となるのを前に、福島県原子力損害対策協議会の鈴木正晃会長代理らが1日、東電で小早川智明社長に会い、住民や県内産業の損害を最後まで賠償するよう求めた。小早川氏は、来年3月以降に法律上の時効を過ぎても賠償請求に応じる方針を次期事業計画に明記すると答えた。 協議会は福島の農林水産業などの団体で構成。要求書では「一部地域で避難指示が継続し、根強い風評被害が残っている」として、被害者の個別の事情を踏まえ賠償請求に柔軟に対応することなどを求めた。 小早川氏は「事故と相当の因果関係がある損害が継続する限り賠償させていただく」と述べた。 原文
【検証・放射線】安全と危険の間 防護の管理目標に幅、社会と溝も via 福島民友新聞
「放射線防護は状況に応じた管理目標を幅を持って示し、安全と危険の間に線を引かない考え方を取る。明確な安全基準を求める社会との溝が埋まらなかった」。国際放射線防護委員会(ICRP)委員の甲斐倫明(65)=大分県立看護科学大教授=は、東京電力福島第1原発事故後の放射線を巡る議論を振り返った。 2007年勧告、採用 ICRPは、放射線による被ばくを管理、制御することで人の健康を守るための基準をつくり、提言する国際機関。原発事故後、政府が避難指示や除染などを行う際の基準として採用したのはICRPの「2007年勧告」だった。 原発事故のような異常事態を「緊急時被ばく状況」、身近な環境中に放射線を出す物質が管理を実施する前から存在する状況を「現存被ばく状況」と定義。放射線を計画的に管理することができる、いわば平常の状態は「計画被ばく状況」としており、それぞれ20~100ミリシーベルト、1~20ミリシーベルト、1ミリシーベルト以下と、被ばく線量の管理目標の範囲がある。 甲斐は「その時々の状況に応じて可能な放射線防護対策はある。それぞれの数値は、被ばく線量を抑える目安として幅を持たせ、各国はこの範囲の中で具体的な管理目標を定めるという仕組み。しかも、なるべく元に近い状態を目指すのが本来の趣旨」と説明する。しかし、原発事故まで放射線と向き合ってこなかった国内の受け止めは違った。 緊急時の対話の在り方 (略) 100ミリシーベルトは、被ばくによる臓器などへの影響が現れず、集団での影響を観察できなくなる下限の数値、20ミリシーベルトは放射線業務に従事する人に定められた年間被ばく線量、1ミリシーベルトは一般人を対象に平常時に管理する被ばく線量。あくまで目安であり、健康影響や危険性の境界を示す数値ではなかった。 だが、社会は状況に白黒を付ける基準を求めた。不安を解消しようと「100ミリシーベルト以下は大丈夫」と説明した専門家もいた。すると被災地の本県などから「平常時は1ミリシーベルトだろう」「20ミリシーベルトでも高い」という議論が起こった。甲斐は当時の状況を「非常時には、安全だというよりも、危ないから気を付けろという話が届きやすい。理解してもらうのは難しかった」と語る。 全文は【検証・放射線】安全と危険の間 防護の管理目標に幅、社会と溝も
被ばくの実態、米国にも 「核実験」テーマに映画製作へ 南海放送・伊東ディレクター /愛媛 via 毎日新聞
米政府が戦後、太平洋で繰り返した核実験による被ばくの実態を米国人に知ってもらいたいと、南海放送(松山市)のディレクター、伊東英朗さん(60)が、米国での上映を目指して映画の製作準備を進めている。 「核実験による放射性物質は米本土にも降り注いだ。事実を知れば、市民はアクションを起こしてくれるはず」と伊東さん。映画は自身が手掛けてきたドキュメンタリー「X年後」シリーズの第3作で、実現に向け資金を募っている。米国で議論を巻き起こし、世界的な社会運動につなげたい狙いだ。 (略) 2012年公開の映画「放射線を浴びたX年後」第1作では、1946~62年に太平洋で行われた100回以上の核実験の被害を伝えた。「第五福竜丸以外にも被ばくしたマグロ漁船乗組員は数十万人以上存在する」と指摘。2015年には第2作を作り、上映会や語り掛け活動で核の恐ろしさを訴え続けている。 今年1月には、核実験に関わり被ばくした英軍の元兵士や遺族を英国で取材。当時の体験を話す彼らの証言により、被害の実態や被ばくがもたらす長期間の影響をより鮮明に浮かび上がらせた。 CFで資金調達 「核実験による被ばくの問題は、世界でほとんど知られていない。伝えることで許せないという意識を持ってほしい」と伊東さん。資金集めは1000万円が目標で、クラウドファンディングのサイト「READYFOR」で12月25日まで募っている。実現すれば日本でも上映したい考えだ。 全文は被ばくの実態、米国にも 「核実験」テーマに映画製作へ 南海放送・伊東ディレクター /愛媛
東電、「時効後も賠償」明記へ via Kyodo
原発事故10年で 東京電力福島第1原発事故から10年となるのを前に、福島県原子力損害対策協議会の鈴木正晃会長代理らが1日、東電で小早川智明社長に会い、住民や県内産業の損害を最後まで賠償するよう求めた。小早川氏は、来年3月以降に法律上の時効を過ぎても賠償請求に応じる方針を次期事業計画に明記すると答えた。 協議会は福島の農林水産業などの団体で構成。要求書では「一部地域で避難指示が継続し、根強い風評被害が残っている」として、被害者の個別の事情を踏まえ賠償請求に柔軟に対応することなどを求めた。 続きは東電、「時効後も賠償」明記へ
敦賀原発 断層データ削除 原子力規制委 日本原電に聞き取りへ via NHK News Web
福井県にある敦賀原子力発電所2号機について、日本原子力発電が断層に関する資料のデータを一部削除し、最新の結果のみを記載したことは不適切だと、原子力規制委員会が指摘している問題で、規制委員会は記録を直接確認する必要があるとして、日本原電の本店などに聞き取りを行うことを明らかにしました。 日本原電は再稼働を目指す敦賀原発2号機について、ことし2月、原子力規制委員会に提出した、原発の真下を通る断層に関する資料で、過去に示した観察結果の一部を削除し、最新の解析結果のみを記載していました。 これについて規制委員会はデータを比較できず不適切だと問題視していて、今後、都内にある日本原電の本店や、福井県にある敦賀原発で説明の根拠となった資料を調べるほか、審査に関係した社員から話を聞くことを決めました。 これに関して、日本原電はこれまでデータの削除は意図的ではなく、社内で取り扱うルールが明確ではなかったことが原因だなどと説明しています。 続きは敦賀原発 断層データ削除 原子力規制委 日本原電に聞き取りへ
原発の再稼働反対、90回目デモで訴え 大津で90人行進 via 中日新聞
原発の再稼働反対や廃炉を訴えるデモ行動「脱原発 市民ウオークin滋賀」が二十九日、大津市のJR膳所駅前などであった。 二〇一一年の東京電力福島第一原発事故を受けて、有志らが同年の五月から毎月開催していて、今回で九十回目となる。 市民ら約九十人が集まり 続きは[要登録]原発の再稼働反対、90回目デモで訴え 大津で90人行進