社説:震災1年 via 毎日jp

社説:震災1年/1爪痕と再出発 私たちは何を学んだか

 海岸線が迫った15メートルほどの高台に上がると、そこからは広々とした農地が望めた。福島県相馬、南相馬両市にまたがる八沢浦干拓地だ。

 東日本大震災の大津波はここでも猛威をふるった。平地の集落を押し流しただけではない。緊急避難場所に指定されていたこの高台にまで到達、退避中の住民30人余の命を奪い、干拓地の鎮守として大事にされていた山田神社も社殿ごと流失した。

 そんな破壊の傷痕を少しでも癒やそうという被災地支援の試みが2月下旬にあった。全国でも珍しい宮大工を養成する熊本県立球磨工業高校が山田神社の仮社殿を寄贈したのだ。昨年この地でボランティア活動した熊本県の宮司さんが仲介した。

続きは 

社説:震災1年/1爪痕と再出発 私たちは何を学んだか
社説:震災1年(2)放射能との闘い 福島の再興支えたい
社説:震災1年(3)多難な復興の歩み 再生へ壁超えよう

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