原爆の遺伝的影響「将来世代まで、許せない」 被爆2世の開さん via 朝日新聞

田井中雅人

長崎県被爆二世の会は、長崎市内で「被爆二世の体験を聞く会」を開き、全国被爆二世団体連絡協議会元会長、開(ひらき)彰人さん(72)=諫早市=が証言した。開さんは「(原爆の)遺伝的影響を明らかにしてほしい気持ちと、してほしくない気持ちが同居している」と複雑な胸の内を語った。

 聞く会は15日にあり、約20人が聞いた。開さんの祖母、母、2人の兄は爆心地から約4キロ離れた長与町の自宅で被爆。家具や窓が壊れてめちゃくちゃになり、母は翌日から行方不明者を捜して爆心地近くに入ったという。

 戦後生まれの2歳年上の兄は45歳の時に職場で会議中に突然倒れ、のちに死亡。自身も結核や心臓病大腸がんなどの病気を患った。長女の左腕にも障害があるが、医師は「原爆による遺伝的影響については、わからない」としている。

続きは原爆の遺伝的影響「将来世代まで、許せない」 被爆2世の開さん

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