Monthly Archives: April 2021

「被ばくさせたくない」黒い雨浴びた女性 原発事故を機に沈黙破るvia 毎日新聞

 2011年3月に発生した東京電力福島第1原発事故を機に、広島県府中町の貞金末乃さん(79)は忌まわしい記憶の封を解いた。広島への原爆投下後に降った放射性物質を含む「黒い雨」を国が定めた援護対象区域の外側で浴び、影響の疑われる病に侵されたが、差別や偏見が及びかねないと口をつぐんでいた。しかし、「もう誰も被ばくさせたくはない」。沈黙を破ったのは、事故当時、福島県に隣接した宮城県丸森町に次女の家族が暮らしていたからだった。  11年3月12日、福島第1原発の水素爆発を伝えるテレビ画面に貞金さんは凍り付いた。北西に約50キロ離れた丸森町には、自宅から7人の子どもを伴って逃れた次女夫婦が避難所に身を寄せていた。電話がつながったのは、その2日ほど後だ。当時小学5年だった孫の男の子がうれしそうに「外に出たらつながった」と話すのを、叱りつけた。「被ばくするかもしれない。外に出ないで」。頭をよぎったのは、黒い雨を浴びた1945年8月6日だった。 […] 重なった「原発事故」と「原爆投下」  以来、貞金さんは変わった。次女夫婦の家族は12年に丸森町へ戻ったが、日常を一変させた原発の事故と原爆の投下を重ね合わせるようになった。福島第1原発事故で空気中に拡散された放射性物質の濃淡は必ずしも同心円状に広がらず、高い放射線量を示す「ホットスポット」が東日本の広い地域で見つかっている。ただ、直後から国は「直ちに人体に影響が出るレベルではない」との見解を示した。似ていた。黒い雨による健康被害について、国は「科学的に立証できない」として、区域外で雨に遭った住民らへの援護を拒んできてはいなかったか――。  「被ばくの恐ろしさを伝えなければ」。15年11月、兄を含む区域外で雨に遭った住民63人とともに広島県・市を相手取り、被爆者健康手帳の交付などを求めて広島地裁に提訴。追加提訴した人も含め計84人の原告団の一人として声を上げる。20年7月の地裁判決は住民全員を被爆者と認めたが、県市が国の意向に沿う形で控訴した。  原発事故から10年、広島高裁判決はこの夏に言い渡される。「黒い雨による被ばくが認められれば、原発事故に遭った人たちにも救済の手が届くのではないか」。何人も被ばくさせてはならない。その思いを込める。【小山美砂】 もっと読む

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関電の使用済み核燃料受け入れの「可能性はゼロ」 青森県むつ市長が本紙インタビューに明言 via 東京新聞

 福井県に立地する関西電力の原発から出る使用済み核燃料を巡り、関電が搬出先の「選択肢の一つ」とする中間貯蔵施設のある青森県むつ市の宮下宗一郎市長(41)が26日、オンラインで本紙のインタビューに応じた。宮下市長は関電などの使用済み核燃料を受け入れることについて「可能性はゼロだ」と明言し、協議の余地はないとの姿勢を強調した。(今井智文、高野正憲)【関連記事】「東北の核燃料、福井なら受け入れるのか」青森・むつ市長インタビュー詳報 関電の使用済み核燃料はどこへ?  むつ市では東京電力ホールディングスと日本原子力発電(原電)が出資して中間貯蔵施設を建設している。昨年12月、大手電力でつくる電気事業連合会(電事連)が施設の共同利用を検討すると表明。関電の使用済み核燃料の搬出先が決まっていないことに対する事実上の救済策だが、宮下市長は反発姿勢を示してきた。 宮下市長は2005(平成17)年に市が東電などの施設設置を受け入れた経緯について「私たちの意思で誘致したものだ。使用済み核燃料が要らないから押しつけられるのとは圧倒的に違う」と強調。11年の東京電力福島第一原発事故を経たことで「原子力を担う重さは、誘致した当時とは変わった」と指摘し、電事連から提示された共同利用案を「私たち自身で誘致したのとは決定的に違う。市の未来を自分たちで決める権利をないがしろにするやり方はあり得ない」と語気を強めた。 インタビューはむつ市役所の宮下市長に、本紙記者が福井県内からオンラインで行った。 ◆搬出先決まらぬまま…福井県知事の再稼働同意判断大詰め 関西電力などが青森県むつ市の中間貯蔵施設を共同利用する案は、運転開始から40年を超えた関電の原発3基について、関電が立地の福井県から再稼働の同意を得るための回答だった。だが、宮下宗一郎市長はインタビューで「引き受けることはあり得ない」と一蹴。杉本達治福井県知事の同意判断が迫る中、「むつ共用案」が空約束に終わる懸念がぬぐえない。  福井県は1990年代から、原子力事業者に使用済み核燃料を県外搬出させる方針を打ち出している。関電は搬出先として県外の中間貯蔵施設を「2010年ごろに稼働」「18年に計画地点を示す」などと約束してきたがこれまで果たせず、県は20年末までの回答を求めていた。 関電の森本孝社長は今年2月、杉本知事に「選択肢の一つ」としてむつ共用案を報告。23年末を期限として確定させるとした。これを杉本知事は「一定の回答があった」と受け入れた。県議会では「むつ共用案は見通しがつかない」などの批判もあったが、今月23日に自民会派などの賛成で40年超原発の再稼働に事実上同意し、杉本知事の最終判断を残すのみとなっている。 3基が再稼働して県内の関電の原発7基がフル稼働した場合、各原発の核燃料プールは5~9年分の余裕しかない 全文

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UN experts regret at disposal of Fukushima nuclear polluted water via CGTN

By Liling Tan […] “There is simply not enough information on the long-term consequences of exposure to humans and the environment for extended periods of time,” warned Marcos Orellana, United Nations Special Rapporteur on toxics and human rights.  “The planet … Continue reading

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If it’s safe, dump it in Tokyo. We in the Pacific don’t want Japan’s nuclear wastewater via the Guardian

Joey Tau and Talei Luscia Mangioni Japan’s plans to discharge radioactive wastewater into the Pacific Ocean is a callous act that would do catastrophic harm Earlier this month, the Japanese government announced plans to discharge 1m tonnes of radioactive wastewater accruing since the Fukushima Daiichi nuclear disaster … Continue reading

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チェルノブイリ原発事故から35年、上空からの見学ツアーが人気(字幕・26日)via Reuters

1986年4月26日に旧ソ連のウクライナで起きたチェルノブイリ原発事故から35年を迎えた。26日、原発の近くで追悼式典が行われた。現地はいまウクライナの主要な観光地と化す一方、政府はユネスコ世界遺産の登録を目指している。 ビデオはチェルノブイリ原発事故から35年、上空からの見学ツアーが人気(字幕・26日)

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Ukraine opens new nuclear waste site at Chernobyl via AP

By YURAS KARMANAU KYIV, Ukraine (AP) — Ukraine’s president on Monday unveiled a new nuclear waste repository at Chernobyl, the site of the world’s worst nuclear disaster that unfolded exactly 35 years ago.  President Volodymyr Zelenskyy visited Chernobyl together with … Continue reading

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Bombs in our back yard series via ProPublica

by Lena Groeger, Ryann Grochowski Jones & Abrahm Lustgarten, November 30, 2017 The military spends more than a billion dollars a year to clean up sites its operations have contaminated with toxic waste and explosives. These sites exist in every state in the country. Some … Continue reading

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除染したはずが…福島のため池、大雨で線量上昇 なぜ? via 朝日新聞

[…]  県によると、県内には農業用ため池が約4千カ所あり、うち底の土が基準値(1キロあたり8千ベクレル)を超えた浜通りと中通りの27市町村にある989池が除染対象となっている。昨年末までに576池で除染を終え、いったんすべて基準を下回った。  しかし、県内に大きな被害をもたらした2019年10月の台風19号の後、異変が相次いで判明した。富岡町は「線量が再び上がっている」と施工業者から連絡を受け、除染を終えた町内11池の線量を確認したところ、10池で再び基準値を超えていた。最も高い池で同2万ベクレル以上だったという。  町によると、11池はおもに水田用。10池で再度の除染を約5億円で発注し、4池で対策工事が終わったという。ため池の汚染土壌除去や現場保管費用には国の復興予算が充てられる。県内27市町村は14年度から20年度までに、約562億円を国に申請した。  線量の再上昇について、町産業振興課の担当者は「19年10月の台風19号と大雨で、放射能を含んだ大量の土砂が池に混入した可能性がある」と指摘し、汚染源とみられるため池周辺の森林の除染を国に要望している。ある業者は「山に近い池では雨が降れば線量が上がる。山を除染しないと、いたちごっこになる」という。しかし、国は森林除染を原則認めていないため、市町村側の主張と平行線をたどっている。  県によると、台風19号後に15市町村の81池を国が調べたところ、伊達市、川俣町、楢葉町、富岡町の4市町にある6池で線量が基準値以上に再上昇し、すでに4池で再除染を発注した。ただ、調査は一部に限られ、全体像は不明のままだ。  南相馬市では国の調査対象外だった5池で、基準値を超える線量の再上昇を市が確認し、再除染の対象となるか、国と協議中という。環境省除染チームは水に放射線の遮蔽(しゃへい)効果があることなどから「周辺環境への影響は極めて限定的」といい、住民生活には問題がないとの立場だ。  富岡町清水地区の「椿屋(つばきや)第1ため池」は除染で線量が下がったが、再び基準値を超えたため再除染している。猪狩強区長によると、原発事故前は約5ヘクタールの水田用に使われていたという。17年に避難解除されたが住民の帰還は事故前の約7分の1の41世帯にとどまるといい、猪狩区長は「早くまた水をためて農家が使えるようにしてほしい。火災が起きた時にも使え、安心にもつながる」と訴える。(関根慎一) 全文

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人間が汚した地・チェルノブイリにただ一人残った老人 「なぜ?」の問いに帰ってきた言葉の衝撃 via 東京新聞

 「人間の汚した土地だろう、どこへ行けというのか」。旧ソ連・チェルノブイリ原発事故の強制移住地区に一人残り住む牛飼いの老人の言葉を追い掛けて、写真家・映画監督の本橋成一さん(81)は約30年、現地に通い続けている。これまで写真集やドキュメンタリー映画をつくり、今年はこの言葉をタイトルにした40分の記録映像作品を監督した。事故は26日で発生から35年になる。 (鈴木久美子) […] 本橋さんは住民の暮らしを撮った。監督した映画「アレクセイと泉」(2002年)は、大地に根差した自給自足の日々から、ふるさとに住む幸せが事故によって奪われる深い悲しみを描き、ベルリン国際映画祭で国際シネクラブ賞を受賞した。 ◆人間の知恵が自然を破壊、そして彼を殺したのも…  「人間の汚した土地…」は、95年に出会った元教師の牛飼いアルカジイ・ナボーキンさん=当時(83)=の言葉だ。「なぜ移住しないのか?」との問い掛けに返ってきたその一言に、本橋さんはショックを受けた。「自分は思い上がっていた。恥ずかしかった」 ナボーキンさんは牛27頭の世話をし、ジャガイモを育てていた。古びたアコーディオンを演奏し、その音が人生を表現しているようだと映画に撮ろうと考えたが、ナボーキンさんは牛泥棒に殺されてしまった。 「みんな生きものは自然の中で生きているのに、人間だけが知恵をつけて地球の生態系のバランスを崩している。放射能はその最たるもの。コロナもそうでしょう。人間の暮らしを変えなくてはいけない。そのことにナボーキンさんはちゃんと気が付いていた」 ◆通い続けた30年の思い、40分の記録映像作品に  今回の記録映像作品は、一昨年の訪問の様子をまとめた。これまでの映画で主人公になった少女や青年は都市に移住しており、久々に再会して近況を伝えている。ナボーキンさんの教え子だった男性に初めて会い、墓参りもできた。 時は流れる。どこへ行けっていうんだい―。問い掛けは深まっていく。 30日まで東京都中野区の映画館ポレポレ東中野=電03(3371)0088=で上映予定だが、緊急事態宣言期間中は要確認。 全文

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Katrinさんインタビューvia Hope Step Japan!

Hope Step Japan!では2021年3月に自主避難者のkatrinさんにお話を伺いました。 Katrinさんは避難後、以下の活動をされています。 1.本の出版 https://www.amazon.co.jp/-/en/Katrin/…​ 2.寄稿 https://wan.or.jp/general/search?sear…​ 3.福島の原発事故による裁判の一覧サイト運営 http://nuclearpowerplant311.livedoor….​ 4.福島原発事故被害者団体連絡会(ひだんれん)のサイト運営 http://hidanren.blogspot.com/​ 5.オンラインカフェの運営 https://www.facebook.com/zoomcafesdgs​ 私たち、HOPE STEP JAPAN!は、オランダ、アムステルダム周辺に住む有志のつながりです。 2011年の東日本大震災を起点とし、被災地の状況や原発問題等、震災後見えてきた問題について共に学び、考える場と機会をつくることを目的に活動しています。 2012年より毎年3月に行うメモリアルイベントを始め、数々の勉強会、イベントをアムステルダムで開催し、専門家のお話を伺う他、独自の研究結果やプロジェクトの発表、子供向けワークショップ、募金活動、美術展示、パフォーマンス、映画鑑賞会など行なっています。 震災の記憶や関心が薄れてゆく近年、あの震災からの教訓を記憶にとどめ、より良い未来へつなげるために、さらに多くの人と情報を共有できるオンラインプラットフォームづくりを目指して活動しています。 この活動に興味がある方がいらっしゃいましたら、info[@]hopestepjapan.comまで、是非ご連絡ください。

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