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「核のゴミの行き場がない」原発依存で追い込まれる関西電力の”2度の失態” via PRESIDENT Online

原発依存度が高い関西電力にとって、福井県の3基原発の再稼働は経営の最重要課題だ。ところが、森本孝社長は就任以来、肝心の使用済み核燃料の移設候補地探しについて二の足を踏んでいる。その結果、関電社内からも批判の声が上がる「危機的状況」を迎えつつある――。

「青森県は核のゴミ捨て場ではない」

「青森県やむつ市は核のゴミ捨て場ではない。(使用済み核燃料が)集まったときに出口はあるのか」――。

昨年12月18日、青森県むつ市の宮下宗一郎市長は面会に訪れた電気事業連合会(電事連)の清水成信副会長(中部電力副社長執行役員待遇)と、経済産業省の幹部を前に憤りの声を上げた。

宮下市長の怒りの矛先は電事連が年末に公表した同市にある使用済み核燃料中間貯蔵施設の共同利用案を巡る問題だ。むつ市の前に電事連が訪れた青森県の三村申吾知事も「本日は聞き置くだけにする」と電事連の説明を受け流した。

宮下市長は、正月明け4日の年頭会見でも「一事業者(関西電力)の再稼働の話と、私たちの中間貯蔵が関連するような論調があり、非常に困惑している。本来は全く関係がない」と述べ、その怒りは収まらない。

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「思わず本音が出てしまった」森本孝関電社長の一言

その県外候補地の提示期限が昨年末だった。慌てた関電が経産省と協議し、ひねり出したのが電事連による共用化案だ。

「共同利用の検討に積極的に参画したい」。電事連や経産省の幹部が青森県を訪れた同じ日、都内で会見に臨んだ関電の森本孝関電社長は力を込めてこう発言した。高浜原発などの再稼働を急ぐ中、「思わず本音が出てしまった」(電事連幹部)。この発言に、地元は「事前に何の面会にも報告にも来ていない関電が電事連の後ろに隠れる形で核のゴミをむつ市に押しつけようとしている態度は到底承服できない」(むつ市幹部)と反発。怒りの火に油を注いだ格好になった。

3基のうち1基でも稼働すれば月25億円の費用圧縮

「関電の歴史は原発の歴史でもある」と言われる。

1970年に大手9電力で初めて原発を稼働させた。他社に先駆けて原発を推進、石油危機を経て1980年代半ばには発電コストが低い原子力を発電の中心に据えた。[…]


3基のうち1基が稼働すれば月に約25億円の費用が圧縮でき、稼働済みを含めた7基の原発で安全対策工事に1兆円を超える巨費を投じても採算は合うとそろばんをはじく。

なぜ、二度も同じような失敗を繰り返したのか

電事連幹部は「原発を知り尽くしている関電がなぜ、二度も同じような失敗を繰り返したのか」と疑問を呈する。

その最大の要因が福井県高浜町と元助役・森山栄治氏(故人)の間で起こした関電幹部への金品受領問題だ。

「原発を知る幹部が一掃された。役所との交渉役もいなくなり、完全に昔の内向きの組織に戻ってしまった」と関電の中堅幹部は漏らす。

関電幹部が原発のある自治体関係者から金品を受領して工事を発注することは電力会社の公益性から考えると問題がある。しかし、電事連幹部が「原発は地元の理解なしには存在し得ない。地元とどうやって信頼関係を作っていくか。それは一朝一夕に築けるものではない」と語るように簡単にはいかない。「関電の場合、馴れ合いが乗じて逆に森山氏にのみ込まれる結果となってしまった」(同)という事情がある。

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