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- Chernobyl-area land deemed safe for new agriculture via Nuclear Newswire 2024/09/26
- 長崎「体験者」の医療拡充 なぜ被爆者と認めないのか【社説】via 中国新聞 2024/09/23
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- Mark Ultra on Special Report: Help wanted in Fukushima: Low pay, high risks and gangsters via Reuters
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Daily Archives: 2020/06/20
甲状腺がん疑い計240人〜福島県3巡目の31人解析へvia OurPlanet-TV
[…] 2011年10月からスタートした甲状腺検査。甲状腺評価部会ではこれまで2011年度から13年度に実施された1巡目(先行調査)と2014年度から15年度に実施された2巡目(本格検査1回目)の検査結果について、それぞれ報告書を公表し、見つかっている甲状腺がんは、「放射線の影響とは考えにくい」(1巡目)「放射線被ばくの間の関連は認められない」(2巡目)と結論づけてきた。 […] 部会資料と論文の解析内容に違いその中で問題となったのが、2巡目の報告書のもととなった解析したデータだ。この解析データは1年前の2月、突如、UNSCEARのデータを活用した解析資料が部会に示されたものの、資料に対象者の人数はなく、記載されているのはグラフだけ。間違いがあることを指摘されたにも関わらず、データを明示しないまま、「被曝との関係性は認められない」と結論付けられた。 これに対し、一部の記者が元となるデータの開示を求めていたが、福島医大や鈴木部会長は、第三者の解析にによって、異なる結論が一人歩きするのは不安があるなどとして、解析人数の公表を拒否。論文として、出版されるのを待つよう求めていた。 ところが今回、出版された論文は、昨年、部会に提出された資料と、解析内容が大幅に異なっていることが判明した。例えば、部会資料では、1巡目を受診しているかどうかに関わらず、2巡目で甲状腺がんと診断された患者と被ばく線量の関係を解析していたが、論文では、1巡目を受診した患者だけを対象として解析。解析人数そのものが異なっている。また部会資料では、交絡因子として、年齢や受診時期だけでなく、検査間隔も調整していたが、論文では検査間隔を考慮に入れていないこともわかった。 […] これらの変更について、大阪大学の祖父江友孝教授は、「部会で示された解析結果と論文が異なることを初めて知った」と指摘。論文の謝辞に自分の名前が記載されているが、もし内容を変えるなら、きちんと知らせてほしい」と苦言を呈した。 また鈴木元部会長も、論文を前提に部会で実数を出さなかった経緯を鑑み、「論文になった時に修正されるとなると下駄を預けた形になる。」として、事前に相談がないまま、解析内容に変更があったことを問題視。また国立がん研究センターの片野田耕太委員も、「謝辞に入っているのは初めて知った。、出版倫理の最新の基準から考えると、謝辞に入っている研究者にも、原稿を含めて確認を取るのがあるべき姿」と指摘した。 […] 動画と全文
【ウクライナの女たち②】私はふるさとを2度失った チェルノブイリと紛争 via Globe +
彼女たちの「あれから」をたどる旅2014年春、ウクライナという東欧の国が突如、世界の注目を浴びた。隣の大国ロシアとの関係をめぐって紛争に陥った「ウクライナ危機」。当時、紛争地を取材した記者が、6年ぶりにウクライナを訪れ、原発事故や紛争に翻弄され、故郷を失ってもたくましく生きる女性たちの胸の内に迫った。第2回は、チェルノブイリ原発事故と東部紛争で二度ふるさとを失った女性、そして、紛争で壊れたひとり息子との関係修復を願いながら希望を探し続ける女性に会いに行った。(渡辺志帆 文中敬称略) 【アナ・ジュルディツカヤ】それでも「こうなる運命だった」2度、ふるさとを失ったウクライナ女性がいる。1度目は、旧ソ連時代の1986年に起きたチェルノブイリ原発事故で、2度目はウクライナ危機で東部ドネツクを逃れて。今春、首都キエフ北部のアパートに暮らす、アナ・ジュルディツカヤ(38)を訪ねた。 82年4月、アナはチェルノブイリ原発の従業員たちが暮らすニュータウン、プリピャチに生まれた。父イブゲニ(66)は原発で働くエンジニアだった。 アナに、世界を震撼させた原発事故の記憶はほとんどない。ただ、事故の6日前、4歳の誕生日を迎えて、両親に開いてもらったパーティーのことは、今もよく覚えている。町中に淡いピンク色のアンズの花が咲き乱れる、美しい季節だった。プレゼントやおもちゃに囲まれ、友達と楽しい一日を過ごした。そして、事故後まもなく住民全員の避難が命じられた。平静を装って支度をする両親や周囲の大人の目に恐怖が宿っていたこともまた、アナははっきりと覚えている。 一家が移り住んだのは、プリピャチから約800キロも離れたウクライナ東部ドネツクだった。プリピャチ住民の多くが130キロほどしか離れていない首都キエフや近郊の都市に避難していた。「両親がここまで遠くに逃げたのは、原発事故で感じた恐怖の大きさゆえだと思う」と、アナは考えている。 ドネツクで育ったアナは18歳の時、友人の紹介で2歳年下のアンドレイと出会い、22歳で結婚。すぐに子どもを望んだが、10年たっても授からない。医師に相談すると、妊娠するのに重要な甲状腺ホルモンの値に問題があると診断された。「不妊の原因は、原発事故で大量に放出された放射性物質に被曝(ひばく)したせいだと思う」。アナはそう考えているが、証明できるものはない。母もまた甲状腺に腫瘍(しゅよう)ができるなどして、体調がすぐれない。家族の中で政府の医療補償を受けられるのは、原発従業員で事故処理にも携わった父だけだ。経済的な余裕はなく、ドネツクでは十分な不妊治療を受けられなかった。 さらなる試練が襲う。愛情深い夫と築いてきたドネツクでの静かな暮らしは、14年に勃発した東部紛争で壊されていった。鉄鋼会社のエンジニアだったアンドレイは、紛争が始まった14年春、単身キエフに移り、ITプログラマーに転職するための勉強をスタート。安全と、よりよい生活を求めての決断だった。アナも3カ月後の14年7月、政府軍と親ロシア派との戦闘が激しさを増す中、命からがら夜行列車に乗り、夫を追ってキエフに向かった。 アンドレイは努力のかいあって、キエフのIT企業に転職。アナも市内の質屋で働いてお金を貯め、本格的な不妊治療を始めた。約3年後の18年、7回目の人工授精で長女ミラスラヴァ(2)を授かった。愛らしい娘の成長が、家族の苦い思い出を幸せに変えていった。 続きは【ウクライナの女たち②】私はふるさとを2度失った チェルノブイリと紛争