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復興する福島を海外に伝える=移住者子弟の受入研修=(3)=震災を乗り越えた鈴木酒造 via ニッケイ新聞

 農業総合センターを後にし、一行は福島県環境創造センター交流棟(通称・コミュタン福島)へ向かった。環境創造センターは2016年7月に開所し、県民が将来にわたって安心して生活できる環境を創造するための総合的な拠点となっている。

その中でコミュタン福島は、県内外の人が放射線や環境問題を身近な視点から理解し、環境の回復と創造への意識を深めてもらう役割を担う。施設には、放射線や環境の現状に関する展示の他、360度全球型シアターも設置されている。

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施設を案内してくれたのは、スタッフの菊地栄子さん。まずは『ふくしまの3・11から』の展示エリアで、東京電力の福島第一原子力発電所の事故直後を再現した模型を見ながら当時の状況の説明を受けた。

 『ふくしまの環境のいま』のエリアに移動すると、『3・11クロック』が目に入る。福島県が震災後から環境の回復と創造に費やしてきた時間が、生々しく感じられる展示だ。その先が『放射線ラボ』のエリアだ。目に見えない放射線に関する知識を、5つのコーナーで学ぶことができる。

 特に一行が関心を寄せたのは、『知るラボ』にある『霧箱』装置で、放射線が空気中を飛んだ跡が肉眼で見えるようになっている。菊地さんが「放射線は意外と身近な存在で、空気中にもあるんですよ」と説明すると、一行はじっくりと見入っていた。

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この日は相双地方観光物産展『そうそう美食フェア』の開催と重なって混雑し、売り切れ品も続出していた。その館内で忙しそうに走り回っていたのが、櫻田武館長(50、福島市)だ。

 櫻田館長は東京で20年以上勤務し、改装開店と共に同市に戻ってきた。情熱的な仕事ぶりは有名で、物産館の売上を震災前年度の2億7千万円から、今年度予想を7億2千万円、約2・5倍にまで導いている。

「福島は実は果物大国で、特に桃が有名。100種類以上の品種があるんですよ」。館長の説明通り、桃ゼリーやアイス、桃大福、桃ジュースなどの様々な桃製品が並び、その多くには品種名が書かれている。

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ここでは、その鈴木莊司さんに話を聞かせてもらった。江戸時代末期に浪江町で創業した鈴木酒造は、震災の時に津波で酒蔵が流され、原発事故から避難せざる負えなかった。「酒も全部流された」と絶望したが、奇跡的にも「県の試験場に酵母が残っていた」。現在は山形県長井市で酒造りを行っているという。

有馬亜季子記者

全文は復興する福島を海外に伝える=移住者子弟の受入研修=(3)=震災を乗り越えた鈴木酒造

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